通信制高校の説明会

ある新聞社系の広告社が主催する「不登校等の生徒対象の説明会」を毎年数回行っている。今回は通信制高校(だけではないが)12校の説明会だった。会場はほとんどいつもコンベンションセンター。
いつもほとんどパターンは同じだが、約1時間参加校の各代表が数分間自校の特色を説明しながらPRする。
今回も今年度の最後の機会だったが、父母といっしょに参加した生徒たちが集まって、全体的な説明を聞いたり個別の学校と相談したりしていた。若干少ない参加者かなという感じだった。

各校の説明だけでは、「この学校の特色はこれか」という理解になったか、ちょっと疑問だった。それぞれの説明をまとめるとおおよそ次のようなポイントになるのではないかと思った。
・学び方は多様にあること
・個々に合った学び方を考えよう。私たちはこれを応援する
・同時に専門的なテーマを探求できる。(この専門的というのは、自己の好きなある分野、芸能とか趣味を深めるということに近い)
・うちの学校は懇切丁寧な指導を旨としている
・自分の学校だけでなく通信制学校の意味と内容を総合的に理解してほしい

 学校というのは、建物とか施設などの要素が問題になるのはいうまでもないが、最も大切なことは教師力が総合的にそなわっているかどうか、だ。ただそういってもいっときの説明会でそういうことはわからない。だから、関心のある親や子どもたちは積極的に見学や個別の説明会や授業見学(体験授業も含めて)にきてみるといい。
 
 いずれにしても「通信制高校」がかつてのような勤労しながら通学するという特性はもっていない。これからの社会や子どもたちのニーズに合った教育機関にバージョンアップしていくことが求められているし、現にそういう道を歩んでいる。

あすから2日間東京でフリースクール全国大会がある。これに参加する。また新しい何かを感じ取ることができると思う。

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