男女平等指数で日本は日本は世界の最下位という(「ジェンダー平等意識」を)

今日の道新夕刊で水無田気流(みなした・きりゅう)さんという学者(国学院大経済学部教授)が「気になる『無意識な偏見』」という「時評」を書いている。

改めて私たちがほとんど無意識に使いかけている言葉が問題と知ることになった。これまで、例えば男子生徒には「アベくん」、女子生徒は「アソウさん」などと敬称を区別していうことがあった。こういう区別は無意識の偏見という範疇で言われる。

「男らしく」とか「女らしく」もジェンダー平等原則に反する。この記事で次のような文脈がある。「お母さんの作ってくれるシチューはおいしい」なども問題。

日本はジェンダー平等度が調査した世界の153国のうち121位だったという。「あの男性のパートナーが『彼女』と言うこともLGBT(性的少数者)の人たちからボッコボコにされる」とのこと。

なかなか難しい。私など今は生徒を呼ぶときさんも君もつけず呼び捨てにしているが、これも自分では気になっている。やはり「さん」「君」をつけた方がいいのではと思いつつ、上のようなことも気になり無難なことは呼び捨てでは、と思っていた。しかし生徒を大事にする思想からすれば呼び捨てはまずいだろう。だからすべての生徒は「さん」づけが無難なのだろう。

女子校、男子校がまだある。かつて私は札幌市内の女子高に長年勤めていた。当時私立高校の多くは男子高、女子高だった。今は多くが共学だ。しかし主としてキリスト教系の学校だが別学も何校かある。これはまさに時代遅れと批判されていくだろう。この別学の理念は異性を気にすることなく勉学に励む、と言うようなことだったのだろう。しかしこればジェンダー平等意識に反することだ。

一定の時間に、地下鉄などで女性専用車というのがある。これは上記の理念に反するものではないのだろうが、「問題だ」という人が出てくるかも知れない。
そもそもこのジェンダーという語の意味を初めて知ったから注意することが少なくないことに気づいたのだが…。

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