アメリカの銃乱射事件

またアメリカで銃乱射による殺人事件があった。ラスベガスで一人の男が何丁もの銃を用意してこれを次々に乱射し、60人前後の人を殺害した。けがをした人も多数いる。

アメリカという国はこういう事件をときどきおこす。日本でも銃の事件があるが、規模ではアメリカの方がはるかに大きいし、殺傷される人の数も多い。

そして例えばトランプ大統領も、非常な怒りを口にするが、こういう事件が止まらない理由としての「銃所有の自由」をやめるということには決してならない。
くわしくは分からないが、アメリカ社会にある「銃・武器をもつ自由」は建国以来の「自由な制度」の一つという。

1770年代に、リーダーのワシントンをいただいたアメリカ市民たちは、イギリスに対して「独立」を要求し、武器をもって独立戦争を成功裏に戦い勝利した。つまりアメリカは武器をもつことが「独立の象徴」である。今になってこれをやめるわけにはいかない。

しかし日本も明治維新を実現するために、「戊辰戦争」が展開され旧武士勢力が敗北した。日本で行われた最後の国内戦争だった。だが、これに勝利した新政府側は新しい制度を作り出していく。一般庶民から刀を奪うこともそのひとつだった。旧武士(士族)たちは自分たちの権威の象徴である刀を手放すことに反対したが、結局は1876(明9)年の廃刀令をもって、武器の所有は禁止された。

今になってはこれらの日米の違いが糸をひいているのだろう。
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