来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
お盆
先祖をしのぶならわしが「お盆」という行事になっている。この何の公式な決まりがないのに大きな国民的なしきたりになっているものにクリスマスなどとならんでお盆もあるのではないか。
お墓参りとかお寺参りとか、あるいは帰省とか、自分のアイディンティティ(「ルーツ」とリンクしている)を考えるという意味では非常に意義のある行事だと思う。
そういう意味で私の関係している寺は3つある。私自身の父母を祀る寺、妻の関係する寺、そしてはるか昔自分の生まれた新潟の寺。この一番後の寺にはなかなか訪問することができないのだが、2つのお寺には昨日と今日行くことができた。
納骨の棚をきれいにしてささやかなお供えやお花をささげて合掌する程度のことだが、「今家族みんな元気で過ごしています」という報告をしながら「おかげさまです」という気持ちを心の中で表現する。
こういうお盆のならわしがいつまで続くのか分からないが、日本人の暮らしの中でけっこう長続きするのではないだろうか、と思う。かつて自分自身も「旧いしきたりなど遅かれ早かれ消えていくだろう」と思っていたり、それが「進歩だ」ぐらいに考えていたこともあったが、半世紀以上たっても「消えた」という状況ではない。
そういえば、以前この前後にはきまって「幽霊ばなし」のドラマがあったが、最近は見聞きしなくなった。先祖の霊が帰って来る、というお盆には恨み辛みをもって死んだ霊もよみがえるだろうという思いだろうが、さすがにこの思いは消えている。
そして明日はお盆と重なる「戦争」犠牲者を一番しのばなければならない8月15日だ。
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