「紅白」雑感

よくこの5時間近い番組をつくるものだ、と複雑に思う。
まずこのすごい舞台づくり、人的にも美的にも、NHKだからできるのだろう。つまりものすごいカネをかけていることは誰の目でもわかる。12月31日の「紅白歌合戦」にかける費用は総額でいくらになるのだろう。そしてそういう金額は価値があるのか、と疑問になる。受信料が空しい。

50組近い歌手の歌詞(メロディは別として)はなんともむなしい思いがするのは私だけなのだろうか。現代風の歌詞だけか、古い演歌もふくめてなのか、どうも前者にむなしさを感じる。それは、前後あまり論理的でない文言とフレーズが並び、また論理的でない英語の単語とフレーズがちりばめられる。
演歌が日本情緒まるだしの熟語をつなぎ、そして古式ゆかしいメロディーで作られているというが、今どきの歌はそれよりも空しい歌詞でないだろうか。

津軽海峡冬景色が今日まで続いていると同じように、今の歌でこれから40年先に残る歌はどれなのだろう。「はるかにかすみ見えるだけ」なのかもしれない。

そんなことをぶつぶつ言って、ブログも書き終えて2017年を締めくくることになった。

皆さん「よいお年を!」
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