高齢ドライバーの事故と免許返納問題

高齢ドライバーの事故が今でもときどき報道される。自分では「運転はまだダイジョウブだ」と思っているだろうし、「クルマを運転しなければ生活できない」人も少なくないだろう。
私なども、2018年に運転能力に関する認知検査らしいことを受けて合格したことがあった。それから3年後83歳の年に「返納したらいいよ」と、家族から強調され「どうしてもクルマが必要なときにはタクシー代ぐらい出す」とか「必要なら送り迎えはしてあげる」などと言われたこともあって返納した。
クルマがなくなったから、節約のためもあって、ほとんどJRやバスが交通機関になっている。そのために適度な運動にもなり、健康維持にも役立っているのかもしれない。

しかし公共の交通機関が不自由な地方では、どうなるのだろう。
「年寄りは事故を起こす傾向が大きくなるから80歳で運転はダメだよ」と公的に決めることもありだろうが、まだまだ仕事もできるし動く必要もある年齢の人の「交通手段」をどう保障するか。

札幌市などでも敬老パスに関して各自の負担が大きくなりそうだ。そういう政策が進められそうなとき、高齢者の免許返納を促進させよう、というのも一面的ではないだろうか。


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