今は昔、バーベキュー屋というものありけり

今は昔、田舎には「バーベキュー屋さん」と呼ばれる飲食店がいくつか存在していた。

田舎なので、仕事が終わった２０時過ぎると普通の飲食店は閉店しており
お酒も提供するようなお店でないと、あいていなかったのである。
バーベキュー屋は、２１時くらいまで営業していたなぁ。

システムは、みんな同じで

入り口で食材のセットを注文する。

指定された小屋にあがって、食材の到着を待つ。
小屋には、ウォーターサーバーや食器が備えてある。

店員さんが小屋にやってきて、食材やバーベキューのたれを
持ってきてくれる。
お店によっては、一緒に炭火を届けにくる。

お客は自分たちで食材を焼いて食べる。
インターホンで、食材や飲み物の追加注文ができる。

小屋のしつらえは、大体似ていたが
なかには味噌樽を利用した、樽の小屋や大樽の小屋の中にお風呂がある
樽風呂バーベキューなるお店もあったなぁ。
（現在は、東浦町で大吉と言う名前の大提灯が掲げられている。）

この頃の、
「バーベキューは、家の仕事が終わって夜食べるもの。」
という意識が頭から離れない。
昼間っから仕事してないのに、バーベキューで食事することが
どうも所在無いのは、このせいなんだろうなぁ。