それはコジャレたお店でいただくものでなく、『喫茶めし』として登場したもので
正式なメニュー名は、『イタリアンスパゲティー』。
お客さんが、アイスコーヒーを『レイコー』と短い字面で常連感を押し出したのと似たニュアンスで
『イタスパ』と呼んでいたのであります。
喫茶店では、このスキレットにヤキソバ、焼きうどん、イタスパを盛り付けていたのであります。
しかし、このスキレットはとっても重たくて、洗おうとすると他のお皿が割れてしまったり、重さで全てを釣り戸棚に収納もできませんし、油が残るとゴキブリが寄りつき、大変衛生管理が難しかったので、新規開店した喫茶店…いやカフェには採用されなかったのであります。
もっぱらフードコートで食するメニューとなってしまった、イタスパ。
その名前さえ奪われ、今や『鉄板ナポリタン』と改名させられております。
なんじゃそら。
スーパーで販売されている『スガキヤの【イタスパ】』は、
できれば、スキレットや人数が複数いればホットプレートで
作っていただき、ちょっと甘く味付けした卵をひいていただきたいものです。