てんぱっていきまっしょい。

国内旅行をこよなく愛する人間の日記です。でも最近は出かけてないよねぇ。(現在コメントは事前承認制にしています。)

准教授・高槻彰良の推察 シーズン2 4話

2021年11月08日 | 准教授・高槻彰良の推察(ドラマ)

304号室 文学部 史学科 民俗学考古学専攻 高槻 彰良 の研究室

高槻彰良(青和大学文学部の准教授)伊野尾 慧
深町尚哉(青和大学文学部の学生)神宮寺 勇太
生方瑠衣子(高槻の研究室に所属する大学院生)岡田結実
のもとへ、百物語の実験に参加したのちに失踪したとされる
栗本小春(青和大学の食堂の栄養士・『百物語』の参加者) - 田辺桃子
の夫 
栗本幹夫(小春の夫)菅原健 が訪ねてきた。

百物語実験当日の、彼女の様子が聴きたいという。

特に変わった様子は見られなかったという高槻に、幹夫は家族の写真を取り出し
ならどうしていなくなるんです。うちには4歳と1歳になる娘もいるんですよ。
近所の人にも羨ましがられるような家族なんです。

そう言って、失踪当日の様子を話し始めた。
その日の朝も、いつも通りに幹夫のお弁当を用意し、玄関にそのお弁当を置いて
泣き出した子供の様子を見に行ったはず。出かけようとしてまた子供が泣き出したので
小春を読んだが、返事がない。子供のいる部屋に行ったが小春の姿はなく
靴も履かずに姿を消してしまった。
警察にも話したが、家出だと言って取り合ってくれず、どう考えても「神隠し」だと言うのだ。
不思議な出来事(怪異)について調べている高槻に、なんとか小春を探して欲しいと頼み込む。

青和大学の学食での聞き込み

生方と尚哉が、小春の勤務状況を確認する。
同僚によれば、小春は真面目で仕事熱心であり、産休に入ったときは
同僚の手が足りなくなるほど小春の仕事ぶりは良かったといい
悩んだり困っているような様子もなく、幹夫との仲も良くてとても幸せそうだったと言うのだ。

高槻の研究室

百物語の様子を葉山(青和大学文学部1年生・『百物語』の主催者) - 萩原利久
が動画撮影しており、それを確認しながら高槻は、葉山に小春が参加を申し出てきた
経緯を尋ねた。

葉山は、小春がどこから百物語の話を聞いてきたのかは知らず、
百物語をやるんでしょ、私も参加させて欲しいんだけど、学生じゃなくてもいいんだよね?
そう言って、学食で小春から声をかけられ
あ、はい。一人4つくらい怪談話してもらうつもりなんで・・・
そう答えると
4つ・・・。分かった、あと3つ準備しておく。
と言ったそうだ。

ってことは、1つは話したい話があったわけだ。

さぁ、そこまで考えなかったです。
そう答える葉山。

ドアをノックする音がして、黒木(高槻の父の秘書) - 夙川アトム
が入ってくる。
高槻が、葉山に退室を促して研究室から彼が出ていく。

何の用ですか。

寺内一(謎のフリーカメラマン)-小池徹平 という人物が、
奥様
高槻清花(高槻の母)-高橋ひとみ に会いに来ました。
どういう訳か、彰良さんの子ども時代のことをよく知っていて
奥様は信用なさったようです。

わざわざそれを言いに来たってことは、何か父の気に障るようなことが起きたんだろう。

「彰良さんは、また必ず天狗様に戻る。」
寺内がこう言ったことで、奥様は大喜びで・・・。
お父上からの伝言です。
「これは寺内に弱みを見せたお前の責任だ、なんとかしろ。」

研究室から帰って行く黒木を見かけた尚哉。
研究室にいる高槻に声をかけたが、なかなか返事は返って来なかった。

オープニング

高槻の実家へと向かう、高槻と尚哉。
彼の父親は、高槻が天狗の子どもだということを蒸し返されたくない
自分の会社に変なイメージが付くからだと、高槻は言う。

実家に帰るのが何年振りかを尚哉が尋ねる。

あの家にいるのが限界になって、15でイギリスに行って
2年後に戻ったときに少し寄った、それ以来。

歩き続けると、やけに広い庭のある一軒家というには大きすぎる屋敷の前に
やってきた。
神奈川の自分の実家と比べてはいけない大きさに、尚哉がひいている。
お金だけはある家だからね。

電動で門が開くと、大きな二枚扉の玄関ドアを押し開けて
清花が出てくる。

彰良、お帰り。さぁ、入って。

玄関に並べられた女性ものの靴は、8足程だろうか
皆さんお待ちなのよ、あなたに相談したいことが沢山あるって。

高槻は、うんざりした顔でその靴を眺めている。

奥に進むと、霧島夫人(清花の知人) - 小林美江 をはじめとした女性たちが
口々に高槻を天狗様と呼んで待ちわびていた。

高槻の思い出

清花:ねぇ、霧島さんはどうすればいいと思う。

高槻(幼少期:高橋來)わからない。

清花:そんなはずないわ、あなたは特別な存在なんだから。

霧島夫人は2つの会社のカタログを持ち出し、どちらに投資すべきかを
天狗様に聴きたいというのだ。

うんざりした様子の高槻は、カタログを見ずに片方の会社を指さす。
大喜びする霧島夫人たち。

************************

ねぇ、寺内さんが「あなたが天狗様に戻る」って言ってくれて
あたしたちどんなに嬉しかったか。

母親たちの前に歩み出る高槻。

天狗様なんて貴女たちの幻想だ。
もう二度と、僕は付き合うつもりはない。

奥のサロン室から出て、ダイニングを通り抜け
二階へと向かう高槻。
その後ろを尚哉がついていく。
階段の途中には、家族それぞれの写真が飾られている。
清花は昔、バレリーナだったのだろうか。
衣装を着て踊る姿をとらえた写真がある。
男性の写真、数枚続いているところを見ると、高槻の父親のようだ。
親族の男性のような写真もある。

あの日、僕はいつもどおり1階にいる両親に「おやすみ」と言って
今みたいにこの階段を上って来た。
(パジャマ姿の高槻少年が部屋に入っていく)
12歳の僕はここで寝ていた、ベッドの位置も変わってない。
夜遅く、母親が寝る前に様子を見に来たらしい。
(清花が部屋に入ると、高槻少年の姿が消えていた。名前を呼んで探す母。)
でも、僕はいなかった。
1階には両親がいたからね、不審者が気づかれずに1階から侵入するのは無理だ。
(レースカーテンを開け、上げ下げ窓を持ち上げて開く。)
この窓から入って、12歳の子どもを抱いて降りたとも考えにくい。
第一、窓には鍵が掛かっていたからね。
つまり、僕は急に消えたわけだ。
これが僕の失踪事件。
いや、神隠しなのかな。

悲しそうに目を伏せる高槻に、尚哉は
俺は、先生が戻って来られたんだから、どっちでもいいです。
そう答えた。

身近な人に、ただそう言って欲しかった高槻。
尚哉を抱きしめ
深町君は、本当に優しいね。
そう告げる。

ん、ん、ん、抱きしめるの強いし、長くないか?
そう気づいた尚哉。

あ、先生っ。

んんっ?

長いです。

へぇっ?(わざと強めに抱き締め直す。)

ハグの時間ちょっと長いです。

へぇぇっ?(更に抱きつく)

いつもの悪い癖出てますって。

愛情表現だよ、くわぁぁぁ。(これは または ほらぁぁ と言っているらしい。)

いや、分かりますけど、もういいです。

尚哉、抱きつかれたままで、高槻を「どうどう」と大型犬をなだめるようにポンポンする。
でも右手は背中に回ってるぞっ!←おっさん的ツッコミ。

同じツッコミをしていたかどうかは別として、門の外から寺内がそれを見ている。(無料で)

高槻の家を後にする寺内。
坂道をすれ違う家族には目もくれない。
すると、寺内とぶつかった小さな少女がいた。
「ごめんなさい。」とおかっぱ頭を抱えて謝る少女。(3~4歳くらい)
寺内はかがんで少女と目線の高さを合わせる。

栗本家で

小春の両親
杉原邦明(小春の父)朝倉伸二
杉原聡子(小春の母)宮地雅子
が、訪ねてきた高槻・生方・尚哉の3人を出迎える。
幹夫は、仕事上のトラブルで不在にしているようだ。
子ども2人の世話は、小春の両親に頼んでいるらしい。
小春に関する新しい情報があるそうで、3人は呼ばれたのだ。
小春を最後に見たという人が現れ、その人の話では
橋の上で落ち込んだ様子で、小春はうなだれていたという。
最悪の事態も考えた方がいいかもしれません。という父親。

(高槻は、小春が百物語を話している様子を思い出している。)
両親に「お二人は岐阜県には縁(ゆかり)がありますか?」と尋ねる高槻。

父親:ありませんが・・・。

母親:ありません。

(尚哉、母親の声が歪んでいることに気づく。それを見る高槻。)

母親:先生、お願いがあります。小春の上の娘の「えりな」が2階にいます。
連れてきますので、「小春は鬼にさらわれた」と言っていただけないでしょうか。

父親:おぉぃっ!

どういうことかと高槻が尋ねると、保育園のお友達のお母さんたちが
「えりなちゃんのママは、子どもを置いていなくなった。」と話しているのを
聞いたらしく、自分が母親に捨てられたと感じるのは、可哀想なので
せめて鬼にさらわれたと言って欲しいというのだ。
父親は、そんなことはまやかしだ。子供に嘘をついてどうする。と母親を諭すが
母親は孫が不憫で仕方ないのだ。
鬼にさらわれたなんて、そんなことあるわけがないだろ!と、父親はそれを否定するのだった。

高槻の脳裏には、発見された当時の背中に傷を負いベッドにうつ伏せになっている
高槻少年の姿が思い出されている。当人に発見当時の記憶がないため、父と母が
彰良に起こった出来事をどう本人に説明するかでいさかいが起きている。
非現実に逃げ込む母親と、現実的な理由をつける父親。
言い争いになりそうな小春の両親に、昔を思い出していた。

まだ何かあったわけじゃないですから。

話に割って入る生方。尚哉も話を切り替えるつもりか、他に情報や心当たりがないかを
両親に聞いた。

父親:ありません。

母親:どうしているのか、見当もつかない。
声の歪みに尚哉が反応し、高槻はそれを察する。
尚哉に小春の行き先に心当たりがないか聞かれて
母親は、ないです。と答えたのだった。

栗本の家を後にする3人

先生、岐阜県に関する質問は何だったんですか?
生方に聞かれて、高槻は
百物語のときに、小春さんが話した話の原形は「今昔物語に載っている岐阜県の紀遠助(きのとおすけ)」の話だと思うんだ。
そう説明する。
生方は、紀遠助の文字をノートに書いて確認する。

百物語を主催した葉山によると、小春は百物語に参加を申し込んだとき
話す内容を一つは既に決めていたようで、他の話はトイレの花子さんのような
話と、音楽室の怪異、小学校の体育館裏に幽霊が出る話といった
所謂「学校の怪談」のような本を1冊読めば話せるようなありきたりのものだった。
そうすると、あの箱の話だけ特別で、たぶん小春はあの話をするために
百物語に参加したのではないかと考えられるのだ。

生方は、図書館で紀遠助の話について調べるといい
高槻たちは、小春が最後に目撃された橋に行ってみるということで
二手に分かれて行動することにした。

橋の上で(周りは緑が多く、郊外の様子)

いくつか嘘があったよね。

はい。小春さんの行き先の心当たりを聞いたとき、邦明さんは「ない」って答えて
聡子さんは、「どうしているのか、見当もつかない。

その言葉が嘘ってことは、普通に考えると「見当がついている。」

でもその後、俺がもう一回心当たりについて聞いたときは「ないです。」と答え
声は歪まなかった。

難題だね。

あと先生が、「岐阜に縁があるか?」って聞いたときも
「ありません。」って歪んだんですけどわざわざ嘘をつくほどのことでもないし・・・。

謎だらけだね。
高槻の脳裏には、(記憶ではないが)思いつめた様子で橋の上に佇む小春の姿がある。

寺内の隠れ家

壁一面にコラージュされた高槻の写真を歩いて眺めながら、童謡「かごめかごめ」を歌う寺内。
歌いながらポイントポイントで高槻の写真に写り込む気になる人物を探している。
「後ろの正面だぁれ」のとき、彼が強く掌を置いた場所には尚哉の写った写真があった。

佐々倉古書店の2階にて

調べ物をしている生方との待ち合わせをした尚哉と健司(警視庁捜査一課の刑事・高槻の幼なじみ) - 吉沢悠
尚哉から「寺内が百物語の会場に現れ、天狗さらいの話をした。」と聞いた健司は、
生方が、その話を高槻に関係があると気づいたのではないかと言うのだ。

生方:いいえ。

尚哉の様子で、それが嘘であることを確かめた健司は、
俺たちは、寺内が彰良に何かするんじゃないかって心配なんだ。
彰良は自分でなんとかしようとするんだろうが、これだけは他のことと違って
放っておけない。寺内一が何者で、本当に彰良と同じ目に逢ったのか調べたい。

彰良先生と同じ目って・・・。

まず、読んでくれ。
そう言って健司は、自分の捜査ノートを生方の目の前に置いた。
表紙には、
左京区鞍馬小学生行方不明事案
事件発生 平成10年8月2日 
刑事部 捜査第一課 佐々倉 
と書かれている。

2階に生方を残し、健司と尚哉は1階のカフェに降りる。
コーヒーを落とす健司に、「資料に青い目のこと」が書いてあるかを尋ねる尚哉。
資料にそのことは書いていないという健司。
ノートには、「誘拐されたこと」「そのとき傷ができたこと」「鳥が怖いのも完全記憶もそれからだということ」
あとは「天狗の子のこと」についてだけだという。

2階に残った生方は、健司の捜査ノートに貼り付けられた当時の新聞記事を見ている。
捜査ノートであるため、健司が入手した事件写真も付いており
発見されたときの岩に横たわる高槻の様子、
脱がされたパジャマ生地の背中に、傷の形そのままに赤黒い血液が付着しているものがある。
泣きながらそれを見る生方。

百物語の話をしたときの、雨に濡れた高槻の背中の傷を思い出す。
あの傷は生まれつきではなく、子どもの頃何者かによって彼が傷つけられたものなのだ。
本当ならあの傷を事情を知らない他人に見られるのは、どんなにか嫌だったであろう。
それを気にも留めず、自分を心配して優しく接してくれていたのだと。
ごめん、書きながらオラも涙が出てます。

捜査ノートを手に、1階に降りてきた生方。

目を通しました、私はどうすれば・・・。

先ずは鞍馬と天狗について教えて欲しい。
そう告げる健司。
生方は捜査ノートを持つ手を固く握りしめ、協力に同意するのだった。

青和大学キャンパスにて

歩いている尚哉のイヤホンが、後ろから片方引っ張られる。
振り向くと、そこには寺内がいた。

何か用ですか。(もう片方は自分で外す)

君、いつもイヤホンしてるね。

別にいいでしょ。
歩き去ろうとする尚哉に寺内が話しかける。

深町尚哉君、実家は横浜で一人っ子なのに大学入学以来
殆ど実家に戻っていない。
(尚哉の表情が明らかに不機嫌になる。)
余り関係が良くないのかな。
(尚哉、振り返る。)
サークルの所属なし、同級生に誘われても飲み会も遊びも断る。

ただ、人付き合いが苦手なだけです。

僕には完全記憶能力がある。(尚哉の前に歩み出る)
君が時々、顔をしかめるのに気づかなかったと思う?
君には・・・嘘が嫌な音に聞こえる。とか?

言葉は発しないものの、尚哉の反応を見て
寺内は嬉しそうに音のない拍手をする。

すばらしい。
その能力で僕を手伝ってくれないか。

お断りします。
尚哉はバカバカしいとばかりに、背を向けて歩き去ろうとする。

君が手伝ってくれたら、高槻先生を諦める・・・って言ったら。

本当ですか。
半身を後ろに向けて、尚哉は寺内を見る。

約束する。
もう高槻先生には関わらない。

本当・・・なんですね。

質問は一回しかしない。
どう・・・僕を手伝ってくれる?

俺は・・・

深町くんっ!

二人が話すのを見かけた高槻が、こちらに駆け寄って来ようとする。

高槻先生。

それを見た寺内は、高槻から見えないよう
彼に背を向けて尚哉にこう告げるのだった。

お母さんに会ったよ。

えっ?

心から君に逢いたいって!

耳元でこんなに悪意にまみれた嘘を聞かされた尚哉。
堪らず両耳を押さえ、膝から崩れ落ちる。
寺内は、何事もなかったかのように彼に背を向けて歩き出す。

ただならぬ様子に、駆け寄って尚哉を抱きとめる高槻。

何を話した。

内緒です。
不快な顔をした高槻が面白いのか、いたずらっぽく笑い
右手の人差し指を口の前に持ってくる。
あ、僕この大学で臨時の職員として働くことになったんで
どうぞよろしく。

そう言って二人を残し、身分証のついた紐を首にかけ
寺内は歩き去って行った。

エンディング

大丈夫でしょうか、怪演が気持ちいい徹平ちゃん。
彼のもとにヒットマンが来ないことを祈りましょう、ヌーンヌーンヌーンヌーンヌーンヌーン(-人-)
予告によりますと次週は、しららさま大好きな、あの殿様の登場です。

コメント (2)
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何故か7話が人気なのであ~る

2021年11月08日 | Weblog
コメントとか閲覧の履歴とか、確認するようにしていると
ちょいちょい『ハケン品格』の書き起こしを見に来てくださる方が
いらっしゃるらしく、何故かそれが7話限定なんであ~る。

あれいつ書いたんだろ~

そう思って確認してみると、2007年の2月。
まさに自分、派遣真っ裸
いや真っ只中のときに書いたものでありました。

や~、あの頃はビデオも書取りもなく、ここまでやってたんだね。
うんうん。
録画機器が、大事な大事な『スタートレック・ヴォイジャー』の
最終回後編で壊れちゃって、ショックで録画機器を使って無かったんだよね。

よって、ジェイ・ウェイン艦長とクルーがデルタ宇宙域から地球に帰還できたかどうかは不明。

今はがっつり録画機器使って、『准教授・高槻彰良の推察』書いてます。
セリフの量が多くて無理よ。
ってことにしといてください。
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