超空洞からの贈り物

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ボンバルディア機墜落事故、操縦ミスの疑いが強まる

2009年02月24日 18時59分01秒 | Weblog
今月13日ニューヨーク州バッファロー近郊でコンチネンタル航空のボンバルディア「DHC-8-400」が墜落した事故に関連して、操縦士による操縦ミスが事故の原因となった可能性が高いことが、事故調査関係者の発言により明らかとなった。

 回収されたフライトレコーダーの解析結果から、事故機は失速警報が鳴ると同時に操縦桿の位置が異常に引き上げられた状態で墜落していたことが判明。状況から判断して操縦士は失速を回避するために誤って機首を持ち上げる操作を行った可能性が高まってきた。

 機体を通常の失速から回避するためにはエンジンパワーを引き上げた上で、機首を下げる操作を行う必要がある。事故機の場合、失速警報と同時に失速防止のための自動操縦機能が働き、一連の失速防止策を自動的に実行。しかし、失速防止のためにコンピューターが行った操縦に対して、操縦士は反対に機首を引き上げる操作を行ったため、主翼の浮力が喪失して、失速状態に陥り墜落に至った模様だ。

 失速には他に、テール・ストールというものがあり、テール・ストールが生じた際にはエンジンパワーを引き下げた上で、機首を引き上げる操作を行うことが必要。

 しかし、事故機の場合、機首は引き上げで、エンジンパワーはフルスロットルの状態となっていた。

 一部では事故機の機長はボンバルディア機のような中型の双発ターボプロップ機の操縦には不慣れだったとの見方もでてきている。

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