超空洞からの贈り物

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開発が決定した英リアクションエンジンズ社の次世代宇宙船

2009年02月25日 18時27分45秒 | Weblog
画に描いたようなこの未来指向の航空機は英リアクション・エンジンズ(Reaction Engines)社が研究開発を進めている次世代有人宇宙船「スカイロン(Skylon)」

 60年代のSF映画か、スターウォーズに登場するヌビアン・ロイヤル・スターシップとでも形容すべきか、流線型の機体を見る限り、これが現実に開発が決まった宇宙船のものとは到底、考えられないが、欧州宇宙機関(ESA)は当面の開発資金として600万ポンド(約7億8000万円)の資金を拠出することを決定。今、リアクション・エンジンズ社は先端航空機開発業界では急速に知名度を高めている。

 この機体、元々は1980年代に英軍需産業大手のロールスロイスとBA(現在のBAEの前身)が開発を進めてきたHOTOLというスペースシャトル型の水平離着陸型のスペースプレーン開発計画に端を発している。

 HOTOLはその後、膨大な開発資金がネックとなり1980年代後半になり開発が頓挫し膨大な実験データと共にその後、20年近くも倉庫に埋もれる状態が続いてきた。

 リアクション・エンジンズ社の構想によると「スカイロン」は航空機のように離陸した後、マッハ5.5まで加速し、高度26キロメートルの上空でロケットエンジン推力に移行。そのまま12トンの貨物か60名の乗員を搭載して低軌道まで到達可能というものとなる。

 もちろん通常のジェットエンジンではマッハ5.5まで加速するは元より、高度26キロの成層圏まで上昇することは不可能なため、「SABRE (Synergic Air Breathing Engine) 」というターボジェットエンジンとラムジェットエンジンの両方の特性を併せ持つ新技術を使うことが想定されている。

 低速から第一宇宙速度までシームレスに加速することができれば、翼の浮力を利用した効率的な物資運搬が行うことができることになり、既存の垂直打上げ型のロケットは前世紀の遺物となることになる。

 もちろん、あまりにも革新的すぎて簡単に実現できる内容ではないが、正にESAが資金拠出を行った理由がそこにある。


最後の文章が分かりにくいのは、国語力がないからですな…。

革新的過ぎて簡単に実現できないから、資金拠出で協力を行うと。
何故か運良く開発できればESAに特許権利が譲渡されると。
そういう文章なのかねぇ?

それとターボジェットとラムジェットをどういう定義で使っているのか。
両方の特性を併せ持つっていっても…今の世界の科学技術では。。。

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1 コメント

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Wiredに出てます (NetFighter)
2012-12-06 19:02:00
http://wired.jp/2012/12/04/reaction-engines-hypersonic/
1000℃の空気を0.01秒で150℃まで落とすというのは、信じられないがすごいですね。
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