超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

子宮頸がんワクチン接種後の少女が死亡

2009年09月30日 21時02分29秒 | 健康・病気
英国で子宮頸がんのワクチンを接種した14歳の少女が死亡したことをめぐり、接種プログラムにワクチンを提供する同国医薬品大手グラクソ・スミスクラインは29日、保健当局とともに調査を開始したことを明らかにした。

 英保健省傘下の国民保健機関の共同責任者キャロン・グレンジャー医師とコベントリー市議会によると、コベントリーに住む少女が28日、国が進める子宮頸がん予防接種プログラムの一環として、学校でグラクソ・スミスクラインが製造するワクチン「サーバリックス」を接種した直後に死亡した。

 その後、検査の結果、少女は「重大な基礎疾患」を抱えており、ワクチン接種が少女の死を引き起こしたと可能性は「非常に低い」との見方が示された。保健当局はこの学校で使われたワクチンを保存する措置をとっている。

 このワクチンは子宮頸がんの主な原因となるヒトパピローマウイルスの感染を防ぐことができるとされる。保健省は、これまでに全国で140万人以上にワクチン接種が行われ、強い安全性が示されてきたと強調、今後も予定通りワクチン接種プログラムを進める方針を示した。

 子宮頸がんに対する関心は、今年3月、同国のリアリティー番組タレント、ジェイド・グッディさんがこの病気で亡くなったことをきっかけに高まり、定期的な検査の必要性に対する認識が強まった。

体脂肪減少が期待、男性用機能下着「CROSS WALKER」の冬用保温タイプ発売

2009年09月30日 20時19分10秒 | 健康・病気
ワコールはこのほど、はいて歩くことで体脂肪の減少が期待できる男性用の機能下着「CROSS WALKER(クロスウォーカー)」から、暖(あった)か機能を搭載した新商品を10月初旬に発売すると発表した。「DAMS(ダムス)」と「BROS(ブロス)」両ブランドからの発売で、サイズはM・L・LLの3種類、カラー展開は4色(ブラック・コン・グレー・レッド)で、価格は3,675円から6,090円。

百貨店向けブランド「DAMS」は、素材に「エクス」を使用したのが特徴。同素材は、体から発散する汗(水分)を吸湿することにより吸着熱が発生し、着用空間の温度が上昇して暖かさを感じることができるという。また、体から発散する汗(水分)を吸収するので、ムレ感が少なく、さらりとした肌触りとのことだ。

量販店向けブランドの「BROS」は、腰部分の肌側に裏打ちフリース素材を使用。二重構造にすることで、熱が逃げやすいとされる腰部分を集中して保温し、暖かさをキープできるという。

「クロスウォーカー」は2008年3月より発売を開始し、2009年5月には売上累計枚数が100万枚を突破したというヒット商品。はいて歩くことで太もも部分のクロス構造が太ももの前側の筋肉に適度な刺激を与え、太ももやヒップの筋肉を使う「エクササイズ歩行」になるという。同社によれば、同商品を身につけて1日6,000歩以上、週5日以上、1カ月以上の継続によって、体脂肪の減少や引き締まった体への変化が期待できるとのことだ。

Crosswalker

モスバーガー、コーヒーとカフェラテを期間限定で100円

2009年09月30日 20時15分10秒 | 経済・経営・社会
モスフードサービスは10月1日から13日まで、「プレミアムブレンドコーヒー」(220円)と「カフェラテ」(260円)を100円で全国の「モスバーガー」店舗にて販売する(ただし、一部店舗を除く)。販売は全時間帯となる。なお、10月1日は全日本コーヒー協会が制定した「コーヒーの日」になるとのこと。

「プレミアムブレンドコーヒー」は、1杯ずつ専用のマシンでコーヒー豆を挽き、ドリップして提供しているといい、すっきり飲みやすく、苦みや酸味といった全体のバランスのとれたホットコーヒー。「カフェラテ」は、きめの細かいフォームドミルクによる自然な甘みが特長になっているとのことだ。

なお同社では5月、JAS認証有機栽培とレインフォレストアライアンス認証の2つの認証を受けた「W(ダブル)認証」のコーヒー豆に変更してしている。「JAS認証有機栽培は、農園の土づくりから工場の管理にいたるまで、安心安全にこだわった有機栽培です」(モスフードサービス)。またレインフォレストアライアンスは、熱帯雨林保護のために設立された非営利団体。認証は、森林や河川の保護、農薬の制限といった基準を満たした農園にのみ与えられるとのことだ。

今回の取り組みについて、「リニューアルしたコーヒーを多くの人に味わっていただくため、さらに朝やティータイムにおける新規顧客獲得のために、お試し価格での提供となりました」。

ドバイ、宇宙からの夜景

2009年09月30日 20時02分21秒 | 宇宙
 国際宇宙ステーション(ISS)から撮影されたアラブ首長国連邦(UAE)の首長国の一つ、ドバイの夜景(9月11日撮影)。オレンジ色に輝くナトリウム灯の光は同国の主要高速道路と繁華街を通る道路、白や灰色の光は住宅地区である。

 NASAのウェブサイト「Earth Observatory」によると、このような衛星画像は気象予報や都市計画だけでなく、人口密集地域と過疎地域を地理学的に図式化することにも役立つという。

無敵のT・レックスは寄生虫に負けた?

2009年09月30日 20時00分05秒 | サイエンス
 幾多の戦いをくぐりぬけ、連戦連勝を重ねていたティラノサウルス・レックス(T・レックス)にも敵わない相手がいた。最新の研究によると、現生のハトを宿主とする寄生虫の祖先種が、無敵の暴君の命を奪っていたという。

 これまで発見された中で最も大きく、最も欠損の少ないT・レックスの化石は、アメリカ、シカゴのフィールド自然史博物館に展示されている“スー”だが、そのアゴの骨にはいくつも穴が開いている。今回、それらの穴に関する新たな解釈が加えられた。

 スーの発見当初、この穴は別のT・レックスに噛まれた傷だと考えられていた。しかし現在は、ほとんどの古生物学者がその説に疑問を持っている。歯がこすれてできたにしては、穴の形状がきれいで滑らか過ぎるのである。

 発表された研究論文の著者は、「傷あとではなく、古代のトリコモナスという寄生虫に感染してできた穴なのではないか」と主張している。トリコモナスは、現生する鳥のノドやクチバシに寄生する単細胞原生生物である。

 この寄生虫は多くの場合ハトを宿主とするが、通常は特別な症状を呈することはない。しかし注意しなければならないのは、ハトはタカなど猛禽類の格好のエサである点だ。ハトを食べた猛禽類が感染し、それによって伝染も拡大する可能性がある。

 研究に参加したアメリカにあるウィスコンシン大学マディソン校の古生物学者イワン・ウルフ氏は、「この寄生虫による感染症はかなり昔から存在していたのかもしれない」と話している。

 スーは1990 年にアメリカのサウスダコタ州で発見された。性別は不明だが、発見者がスーザン・ヘンドリクソンという女性化石ハンターだったことから、このような女性的な名前が付けられている。全長12.8メートル、体重7トンというこの巨大な肉食恐竜は、約6700万年前の白亜紀後期に地上を闊歩していた。

 スーは恐竜としては高齢の部類に入る28歳まで生きたと推定されるが、化石には複数の肋骨骨折や関節炎の痕跡が見られるほか、ライバルの恐竜との熾烈な戦いを物語る痕跡も残っており、その生涯にはアゴの穴以外にもさまざまな苦難があったことがわかる。

 しかしその直接の死因については、いまだ明確な答えが出ていない。スーは何度もケガを負ったが、ほとんどは致命傷に至らず長年にわたって生き延びたのである。

 鳥類がトリコモナスに感染した場合、悪化するとクチバシや上部消化管が炎症を起こし、採餌だけでなく呼吸まで非常に困難になる。そうなると鳥の体は感染組織付近の血管を収縮し、血流を止めて炎症を抑えようとするが、この免疫反応が長引くと副作用が生じ骨に穴が開くことがある。

 スーのアゴにはそのような穴が10カ所ほど存在し、いくつかは大人の人間の指が通るほど大きい。穴の大きさと数から判断してスーの病状はかなり進行していたと考えられ、エサがノドを通らなくなって餓死した可能性もあると研究チームは推測している。

 トリコモナスに似た感染症の痕跡が見つかったのはスーだけではない。研究チームはティラノサウルス科に属するダスプレトサウルス、アルバートサウルスという2種の恐竜でも同様の証拠を発見している。

「戦闘相手のT・レックスに噛まれたか、ティラノサウルス科に属するほかの恐竜を捕食したか。スーの感染経路はそのどちらかだったのではないか」と、前出のウルフ氏は解説する。

 今回の発見は、恐竜から鳥類への進化上のつながりをさらに強化する新たな証拠となるものだ。「なぜなら、寄生虫は宿主とともに進化する傾向があるからだ。ティラノサウルス科は鳥類の祖先と目されている獣脚類の仲間であるため、それらの恐竜を宿主としていた寄生虫が現生の鳥に寄生するようになったとしても不思議はない」と、ウルフ氏は指摘した。

~「PLoS ONE」誌のオンライン版より~

やはり、生命誕生は深海熱水環境から?

2009年09月30日 19時56分29秒 | サイエンス
生命誕生に必須とされる高濃度の水素が、初期地球の深海底で大量に発生していたことを海洋研究開発機構と東京工業大学の研究チームが実験で確認した。

初期地球に豊富に存在していた二酸化炭素(CO2)と海底で発生した水素からメタン生成菌が生まれたのが生命の始まり、とする仮説を支持する有力な成果、と研究チームは言っている。

深海探査により、熱水が噴出する海底でメタン菌を一次生産者とする生態系が見つかっている。メタン生成菌が生命の共通祖先という仮説は、初期地球に豊富に存在したと見られるコマチアイトと呼ばれる鉄・マグネシウムに富む火山岩が生み出す熱水環境が生命誕生の場となった、という考えに基づく。

コマチアイトは今の地球では作られていない太古の岩石で、今見つかっているものは初期地球時代の組成とは異なっている。鈴木勝彦・海洋研究開発機構システム地球ラボ主任研究員らが行った実験は、まず、南アフリカで採取されたコマチアイトを加熱、乾燥した後、1,600度で再度溶融したものを急冷することで噴出した当時の新鮮なコマチアイトを再生した。それを粉末にして熱水実験装置に入れ、深海底の熱水活動条件である300度500気圧の下に2,800時間おき、その間に反応水を何度か採取して、水素濃度を測定した。

その結果、コマチアイトと熱水とが反応し高濃度の水素が生成され、その濃度は地球初期のメタン生成菌を中心とする生態系を維持するのに十分な量であることが初めて確認できた。約40億年前の地球の海底にはコマチアイトが豊富にあり、そこで頻繁に起きていた熱水活動が高濃度の水素を供給、その環境下で誕生した初期生態系が地球全体の海洋底に広がり、持続的な初期生命進化をもたらしたとする仮説の強力な証拠だ、と研究チームは言っている。

海洋研究開発機構

性染色体の変化が新種の原因

2009年09月30日 19時53分12秒 | 健康・病気
性染色体の変化により新種形成が起こることを、東北大学の研究者が日本海と太平洋に住むトゲウオ科の魚類、イトヨで確かめた。

東北大学大学院生命科学研究科の北野潤・助教らが研究対象にしたイトヨは、日本海と太平洋で異なった種が生息している。日本海が約200万年前の氷河期に閉鎖的な海だった時期があり、日本海に閉じこめられたイトヨが独自の進化を遂げたためだ。

北野助教らの研究の結果、日本海型イトヨは、性染色体のY染色体と常染色体9番が融合し、太平洋のイトヨとは染色体が異なることが分かった。この融合染色体には求愛行動を攻撃的にする遺伝子が存在し、オスのイトヨは、求愛行動時に背中のとげでメスを強くつつくことが明らかになった。日本海のメスはそれでも求愛行動を受け入れるが、太平洋のイトヨのメスはオスにつつかれると交配をやめてしまう。さらに日本海のイトヨの性染色体には、体を小さくさせる遺伝子も存在し、太平洋イトヨのメスが小さなオスを好まないことも、自由な交配を妨げる要因になっていた。

また、日本海イトヨの性染色体には、太平洋のオスを不妊にさせる効果があることも分かり、これら性染色体の違いが原因となって、日本海に新種のイトヨが誕生した、と北野潤・助教らは言っている。

東北大学プレスリリース

LROが月の永久影の温度を調査

2009年09月30日 19時51分10秒 | 宇宙
DLREが観測した月の南極の昼(左)と夜(右)の温度

NASAの月探査機ルナー・リコナサンス・オービター(LRO)が月の南極にあるクレーター内部の温度を計測し、マイナス238度以下という極低温であることを明らかにした。

月探査機ルナー・リコナサンス・オービター(LRO)に搭載された6つの観測機器の1つ、熱放射測定器「DLRE」は、全球規模で月の温度を測定する。今年7月5日から稼動し、すでに月面の半分に相当する面積を観測した。

DLREから送られてきた最初のデータによって、南極のクレーター内部にある永久影(常に日が差さない領域)の温度が初めて明らかになった。永久影には、水の氷が存在する可能性が指摘されており、重要な観測ターゲットとなっている。

米・カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校で惑星科学の教授をつとめ、DLREの主任研究員でもあるDavid Paige氏は、「昼間の温度は、クレーター内部の複数の箇所で摂氏マイナス238度以下でした。私たちの知る限り、冥王星の表面を含め、太陽系でもっとも低い部類に入ります」と話している。

さらにPaige氏は、「観測された領域の温度は、水の氷やほかの揮発性物質の固体を長い間留めておくには、じゅうぶんな低さです。こうした天然の氷室が存在することは50年近く前から予測されていました。DLREが月の全表面の温度分布を明らかにしてくれることで、わたしたちは、これまでとはまったく違う新しい方法で月を見ることができます」と話している。

NASA LRO

神経活動を分析して「見ていたものの再現」に成功

2009年09月30日 19時49分18秒 | サイエンス
科学者たちは、人の精神を読むことで、その人がそれまで見ていたものを知ることに一歩近づいた。脳のなかでイメージがどのように表されているかをモデル化することで、神経活動パターンの記録を、被験者が見ていた写真と結びつけることに成功したのだ。

この研究は、カリフォルニア大学バークレー校の神経科学者Jack Gallant氏と、同校の博士課程修了研究者Thomas Naselaris氏を中心に行なわれたものだ。この研究のもとになった研究は[2008年3月に発表(日本語版記事)されており]、神経活動パターンを使って、限定された選択肢のなかで写真の判別を試みたものだった。

9月24日付け『Neuron』誌に発表された今回の研究では、脳の視覚中枢をより総合的に見た成果を使っている。その結果、「画像を識別する」というよりは「再構築する」と言ってもよい成果があがった。

Gallant氏の言い回しによれば、最初の実験は、「観客が選んだ1枚のトランプを言い当てる、手品師のトリックと同じだ。手品師は、客が目にする可能性のあるカードをすべて知っている」。しかし今回の研究では、「カードは、大学内にあるどんなものの写真になるかわからない。手品師は、実際に見ることなく言い当てなければならない」という。

モデルを構築するため、研究者たちは、脳の血流を測定する機能的磁気共鳴画像(fMRI)装置を使って、3人の被験者が日常的なもろもろを視覚的にとらえる場合の神経活動を追跡した。

3月に発表された研究と同様、研究者たちが注目したのは、物体の形を認識するのに結びつく脳の部位だ。前回と違うのは、例えば「建物」や「少人数の集団」のような「共通概念による分類」と相関する神経活動の部位に着目した点だ。

神経パターンのモデルが構築された段階で、被験者は一連の別の写真を見た。その結果得られた神経パターンを解析したのち、プログラムは、600万枚の画像データベースの中から、対応する画像を判別することに成功した。

思考が脳の中でどのように表現されるかを研究している、バンダービルド大学の神経科学者であるFrank Tong氏[今回の研究には参加していない]は、Neuron誌に発表された研究は、まったく純粋にゼロからの再構築ではないと指摘する。とはいえ、これが画期的なことには違いはない。とくに、まだきわめておおざっぱな測定から、これほどの詳細さを実現したことは素晴らしいという。

この研究で使ったfMRIデータは、何百万というニューロンのアウトプットをまとめて、単一のアウトプット・ブロックにしている。「より細かいレベルを分析するとすれば、非常に大量の情報になる。頭蓋骨を開いて直接アクセスでもしないことには、それを引き出す方法はない」とTong氏は言う。

Gallant氏は、レーザースキャナーや脳波図(EEG)のデータのような、別の手法での測定から解釈する手法も開発したいと考えている。

同氏は、可能性のある応用例として、医療用の意思伝達装置をあげている。また、脳から直接連結するCAD-CAMシステムや『Photoshop』といった、「視覚的思考」を可能にするコンピューター・プログラムにも言及した。

そういったアプリケーションができるのはまだ何十年も先の話だろうが、「このようなアルゴリズムは、視覚以外にも活用できる可能性がある」とGallant氏は言う。「理論上は、頭のなかで考えていることを分析できるのだ。人が頭のなかで自問していることを、マシンで読み取れるようになるかもしれない」

2011年登場予定のスバルのハイブリッド?

2009年09月30日 19時39分08秒 | car
 富士重工業は第41回東京モーターショーに出展する車輌を発表した。ちなみに、スバルが掲げた2009年のテーマは“人、心解き放つ瞬間を。”となっている。

 スバル・ブースの主役を飾るのは、スバルが考える将来のグランドツーリングカーのひとつの理想形、“スバル・ハイブリッド・ツアラー・コンセプト”だ。

 エクステリアのイメージは、“あらゆる環境下でもはるかな目的地まで走り抜ける自由と信頼の翼”。彫刻的なエアロボディは全長4630×全幅1890mmと超ワイドで、横幅のゆとりを活かしドアには前後一体のガルウイング式が採用された。

 さらに、人を中心としたスバルの技術思想をさらに突き詰めた、“乗る人にクルマが合わせる”各種機能も見どころとなっている。ダッシュボードやコンソールユニットは走行状況に応じて可動し、最適なドライビング環境を提供。ウインドーには特殊なシールド加工が施され、目の疲れを軽減してくれる。また4WDながら、フロアは完全にフラットで、居住性や車内移動性の向上を実現した。

 もっとも興味深いのは、やはりパワートレーンだ。水平対向の2リッター・ガソリン直噴ターボ・エンジンとトルク許容量が高められたCVT、リニアトロニックにハイブリッドシステムが組み合わされている。スバルが特徴とするシンメトリカルAWDの魅力をさらに高めるため、フロントに発電・駆動用、リヤには駆動用のモーターをドッキングさせた2モーター方式が採用された。

 発進時や極低速時はリヤモーターのみで駆動。通常走行では主にエンジンを使用し、加速時にはリヤモーターが動力をアシストする。登坂などの際には、普段は発電機として機能しているフロントモーターも前輪をアシストし、さらに強力な駆動力を生み出す。アイドリングストップ機能ももちろん装備。モーター出力はフロントが10kW、リヤは20kWとトヨタの先代エスティマ・ハイブリッドなみだが、駆動用バッテリーは高性能のリチウムイオンだ。

 スバルはトヨタからハイブリッドシステムの供給を受け、早ければ2011年にハイブリッド車を商品化したいとしている。この2モーター式がその正体なのか、今後が楽しみだ。