超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

秒速5センチメートル

2009年03月09日 22時41分25秒 | Weblog
私が尊敬してやまないクリエーター。

新海 誠 氏。

彼の作品のひとつ「秒速5センチメートル」を久しぶりにテレビで見た。


本作品は「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3本の短編から構成されている。

第1話…桜花抄(おうかしょう)
東京の小学生・遠野貴樹と篠原明里はお互いに対する「他人には分らない特別な想い」を抱えていた。しかし小学校卒業と同時に明里は栃木へ転校してしまい、それきり会うことが無くなってしまう。貴樹が中学に入学して半年が経過した夏のある日、栃木の明里から手紙が届く。それをきっかけに、文通を重ねるようになる2人。しかしその年の冬に、今度は貴樹が鹿児島へ転校することが決まった。鹿児島と栃木では絶望的に遠い。「もう二度と会えなくなるかもしれない…」そう思った貴樹は、明里に会いに行く決意をする。しかしその約束の日、関東では大雪となった。当初の予定は列車の遅延で大幅に狂い、時間だけがただ残酷に流れていく…。貴樹と明里の、再会と別れの1日を時間経過と共に描く(約28分)。

第2話…コスモナウト
種子島の高校3年生・澄田花苗は、中学2年の春に東京から転校してきたクラスメートの貴樹に恋をしていたが告白できずにいた。しかも卒業を控えながら自身の進路についても決められず、趣味のサーフィンでも波の上に立つことが出来ないというスランプに陥っていた。そんな折、貴樹が卒業後は東京の大学へ行くと知った花苗は、再び「波の上に立つことができた」そのとき、自身の想いを貴樹に告げようと決心する(約22分)。

第3話…秒速5センチメートル
貴樹は高みを目指そうともがいていたが、それが何の衝動に駆られてなのかは分からなかった。ただひたすら、仕事に追われる日々。3年間付き合っていた女性からは「1000回メールしても、心は1センチくらいしか近づけなかった」と言われ、自身の心が彼女に向いていないことを見透かされてしまう。貴樹の心は今もあの中学生の雪の夜以来ずっと、唯一人の女性を追い掛け続けていた…。一方、明里は…。大人になった彼らの自らへの自問自答を通じて、魂の彷徨を描いた表題作(約15分)。


ハッピーエンドな物語ではないけれど…
心に突き刺さるものがある。

甘く切ない、それでいて胸が苦しくなる想い出。
だれもが経験する、出逢いや別れ、その過程。
気がつくと、自分の過去がストーリーの一部になっているような感覚になる。

この作品を見ているときは、すごく贅沢な時間を過ごしていると思える。
最後はちょっぴり悲しくなるのが、ちょっと嫌。
あぁ…ハッピーエンドなら、もっと何回も見れるのにw

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なし (ナルガクルガ)
2010-10-22 19:05:11
「甘く切ない、それでいて胸が苦しくなる想い出。
だれもが経験する、出逢いや別れ、その過程。
気がつくと、自分の過去がストーリーの一部になっているような感覚になる。」



そですよね...
かも...悲しです...
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Unknown (maziyokatxuta)
2010-11-13 19:33:58
秒速5センチメートルマジなけました
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Unknown (FGUIUUFOP)
2010-11-13 19:35:14
秒速5センチメートルマジなけました
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Unknown (Unknown)
2011-01-22 18:02:15
私は見てないちゃいました(笑)

とてもすばらしい作品だと思います
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秒速は・・・いい映画である (HK)
2017-02-24 19:43:02
結ばれないからこそ、美しい恋愛感情が残るという意味では、ハッピーエンドと言えなくはないのがこの映画の持ち味と思います。誰かを好きになることは既婚未婚いづれによらず起きますが、現実から逃げたくなった時にこの映画の「結ばれないからこその永遠の恋」にして心の支えにできるとおもえば、禁断の扉に手を伸ばさずにすみます。
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