超空洞からの贈り物

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グーグル、今度はカリフォルニア州で大規模な次世代型地熱発電開発に出資

2009年06月26日 06時46分28秒 | サイエンス
グーグルが大手ベンチャーキャピタルのクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズなどと共同でアルトラロック・エナジー(AltaRock Energy)という地熱発電開発企業に出資することで、カリフォルニア州で大規模な次世代型地熱発電開発に乗り出したことが24日までに明らかとなった。

一般的な地熱発電はボーリングによって地下のマグマだまりの熱エネルギーによって生じた水蒸気を取り出し、その水蒸気を使って発電機を動かすというものとなるが、アルトラロックの地熱発電方式は、入出2つの系統のボーリングを実施することにより、入力系のボーリング抗から地下のマグマだまりに対して水を注入し、強制的に高温高気圧の水蒸気を生成させるというもの。

グーグルの収益基盤は広告事業が99%を占めているが、クリーンエネルギーとして有望視されている地熱発電に出資を行うことにより、景気低迷で以前のような高成長が見込めなくなった広告事業に代わる収益基盤の確立を目指す目論見のようだ。

しかし、インドネシアで2006年に行われた地熱発電のためのボーリング掘削工事では、地下から水蒸気ではなく大量の有毒物質を含んだ熱泥が噴出するなど、大規模な自然破壊を引き起こしたことも知られており、アルトラロックの地熱発電方式は、他の地熱発電の方式とは異なることもあり、ボーリング事業自体の危険性も指摘されている。

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