超空洞からの贈り物

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地球規模の望遠鏡でブラックホール観測 国際共同実験

2009年01月15日 19時37分33秒 | Weblog
日本を含む世界13カ国・地域にある17の電波望遠鏡を高速インターネットで結び、史上最大規模の仮想望遠鏡をつくって天体観測する国際共同実験が15日に始まった。

 この大規模観測は、欧州VLBI連合研究機構が呼びかけた。世界最大の口径305メートルの電波望遠鏡アレシボ(プエルトリコ)のほか、欧州各国、米国、中国、オーストラリアなどの電波望遠鏡が参加。日本からは、情報通信研究機構鹿島宇宙技術センター(茨城県鹿嶋市)の口径34メートルのパラボラアンテナが加わる。

 実験は日本時間15日午後5時から16日いっぱいまでで、おひつじ座の方向にあるブラックホールを同時に観測。得られたデータはオランダの処理センターにリアルタイムで送られて処理される。それぞれの電波望遠鏡が受信した信号を合成することで、高い分解能で電波源の構造を明らかにできるという。関戸衛・主任研究員は「今後も国際連携を続け、宇宙初期の銀河の進化過程を解明できれば」と期待する。

 実験はガリレオ・ガリレイが400年前に望遠鏡で観測を始めたのを記念し、パリで15日に始まった「世界天文年2009」の開幕式典の行事の一つ。

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