超空洞からの贈り物

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米AVI社が開発中のスパイラル型ウィングレット

2009年05月21日 19時07分40秒 | Weblog
翼の先端に取り付けられているこの奇妙な物体はアビエーション・パートナーズ(Aviation Partners Inc)が開発中の「スパイロイド・ウィングレット(Spiroid winglet)」というもの。

 AVI社ではこのスパイロイド・ウィングレットを採用することで航空機の燃費効率は6~10%も向上すると述べている。

 こうした翼の先端に取り付けるウィングレットとしてはB737、B757、B767-300ERなどに採用され、事実上の業界標準となったブレンデッド・ウィングレットが有名となるが、実はこのブレンデッド・ウィングレットもAVI社が特許を保有している。

 上のスパイロイド・ウィングレットの場合、API社では1992年には特許(US Patent 5102068)を取得、その後は10年超に渡って実用化に向けた風洞実験、実飛行機実験などを繰り返しているが、まだ、航空機メーカー向けへのライセンス解除には至っていない。

 未来の旅客機の主翼の先端にはすべてこの奇妙なスパイロイド・ウィングレットが取り付けられているのかもしれない。

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