電気自動車(EV)は自動車の次なる進化形なのかもしれないが、値段が高いというのも確かだ。「Neighborhood Electric Vehicle」(NEV:近隣走行用の電気自動車)も7000ドル、電動自転車でさえ3000ドルはする。
米Blue Sky Design社のスタッフは、それではいけないと考えた。そして、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場したボバ・フェットの宇宙船を思わせる未来的な外観と、スクーターのお手頃感をあわせ持ち、DIYで組み立てる電気自動車『BugE』を考え出した。
BugEは、電動のリカンベントバイクと電気自動車の間に位置する乗り物だ。約159キログラムという軽い車重を活かし、1回の充電で約48キロメートル走行できる。
最高時速は約80キロメートルだ。ただし最高速度で走行すると、その数字以上に速さを実感できることは間違いない。BugEの運転席はオープンで着座位置が低く、またトルクが瞬時に加わる電気モーターを搭載しているためだ。
同社を設立したMark Murphy氏は、BugEが万人向けでないことを承知している。ただ一方で、「自転車と、『Buick』のような自動車との間にうまくはまる」シンプルで低コストの移動手段には、市場が絶対にあるはずだと考えている。
「ニッチ狙いの乗り物で、スクーターにはるかに勝る。21世紀のT型フォードとでも言おうか」とMurphy氏は言う。
Murphy氏が、米国オレゴン州にある自分の店を拠点に販売するBugEのキットには、75個の部品が含まれる。注文方法は少々複雑で、少なくとも2カ所のサプライヤーから部品を入手することになるが、Murphy氏によるとこの方法をとったのは、コストの最小化と選択肢の最大化を実現するためだという。
まず3500ドルで、フルサスペンションのスチール製フレーム、アクリル製のキャノピー(風防)がついたグラスファイバー製の白のボディ、そのほか、とにかく転がるまでのシャシーを製作するのに必要なすべてが手に入る。そこにあと325ドルを足すと、日没後も運転する人向けの灯火装置を入手できる。
しかし、まだ出発はできない。さらに1500ドルを出して、3.8馬力の電気モーター、48ボルトの充電システムなど、バッテリーを除く必要なものが含まれた「パワーキット」を米EV Parts社から入手する必要がある。
バッテリーをどうするかは自分で決める。仕様では、一般車が使うような鉛バッテリーを搭載することになっているが、なかには改造してリチウムイオン・バッテリーと38馬力モーターを搭載している人物もいる。この人の主張によると、これで最高時速は約140キロメートルになり、停止状態から7秒未満で時速60マイル(時速約110キロメートル)まで加速するという。
だいたいのところ、全部で5500ドルといったところだ。電動自転車の『Ultra Motor A2B』が2700ドル、米Global Electric Motorcars社のNEV『GEM』のたぐいで7300ドルからということを考えると、悪くはない。
BugEは、米国ではオートバイに分類され、Murphy氏によると時速約48キロメートルでおよそ48キロメートルを走行できる。ただ、速度を上げるとフル充電での連続走行距離は落ちる。
バッテリーの充電時間は約8時間だ。キャノピーをはね上げると気持ちのよい風を楽しめる。一応だが、買い物バッグを2つ積める収納スペースを備えている。
Murphy氏によると、ビジネスを開始してからの2年間で50キットを販売したという。組み立ては、自動車自作よりはるかに簡単で、1960年代にSearsが販売していた、自転車をオートバイに変えるキット『Father & Son Motor Bike Kit』のような感じだという。また、[市販車を電気自動車に変えるサービスを提供している]Harvey Coachworks社は、組み立て不要のBugE完成品を約9000ドルで販売する予定だ。
興味があれば買えば良いのではないでしょうか。
世界に一台のものを自分で作りたいって方には打って付け。
日本に持ち込んだ場合。
法的にどのような位置づけになるんでしょうなぁ~。
米Blue Sky Design社のスタッフは、それではいけないと考えた。そして、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場したボバ・フェットの宇宙船を思わせる未来的な外観と、スクーターのお手頃感をあわせ持ち、DIYで組み立てる電気自動車『BugE』を考え出した。
BugEは、電動のリカンベントバイクと電気自動車の間に位置する乗り物だ。約159キログラムという軽い車重を活かし、1回の充電で約48キロメートル走行できる。
最高時速は約80キロメートルだ。ただし最高速度で走行すると、その数字以上に速さを実感できることは間違いない。BugEの運転席はオープンで着座位置が低く、またトルクが瞬時に加わる電気モーターを搭載しているためだ。
同社を設立したMark Murphy氏は、BugEが万人向けでないことを承知している。ただ一方で、「自転車と、『Buick』のような自動車との間にうまくはまる」シンプルで低コストの移動手段には、市場が絶対にあるはずだと考えている。
「ニッチ狙いの乗り物で、スクーターにはるかに勝る。21世紀のT型フォードとでも言おうか」とMurphy氏は言う。
Murphy氏が、米国オレゴン州にある自分の店を拠点に販売するBugEのキットには、75個の部品が含まれる。注文方法は少々複雑で、少なくとも2カ所のサプライヤーから部品を入手することになるが、Murphy氏によるとこの方法をとったのは、コストの最小化と選択肢の最大化を実現するためだという。
まず3500ドルで、フルサスペンションのスチール製フレーム、アクリル製のキャノピー(風防)がついたグラスファイバー製の白のボディ、そのほか、とにかく転がるまでのシャシーを製作するのに必要なすべてが手に入る。そこにあと325ドルを足すと、日没後も運転する人向けの灯火装置を入手できる。
しかし、まだ出発はできない。さらに1500ドルを出して、3.8馬力の電気モーター、48ボルトの充電システムなど、バッテリーを除く必要なものが含まれた「パワーキット」を米EV Parts社から入手する必要がある。
バッテリーをどうするかは自分で決める。仕様では、一般車が使うような鉛バッテリーを搭載することになっているが、なかには改造してリチウムイオン・バッテリーと38馬力モーターを搭載している人物もいる。この人の主張によると、これで最高時速は約140キロメートルになり、停止状態から7秒未満で時速60マイル(時速約110キロメートル)まで加速するという。
だいたいのところ、全部で5500ドルといったところだ。電動自転車の『Ultra Motor A2B』が2700ドル、米Global Electric Motorcars社のNEV『GEM』のたぐいで7300ドルからということを考えると、悪くはない。
BugEは、米国ではオートバイに分類され、Murphy氏によると時速約48キロメートルでおよそ48キロメートルを走行できる。ただ、速度を上げるとフル充電での連続走行距離は落ちる。
バッテリーの充電時間は約8時間だ。キャノピーをはね上げると気持ちのよい風を楽しめる。一応だが、買い物バッグを2つ積める収納スペースを備えている。
Murphy氏によると、ビジネスを開始してからの2年間で50キットを販売したという。組み立ては、自動車自作よりはるかに簡単で、1960年代にSearsが販売していた、自転車をオートバイに変えるキット『Father & Son Motor Bike Kit』のような感じだという。また、[市販車を電気自動車に変えるサービスを提供している]Harvey Coachworks社は、組み立て不要のBugE完成品を約9000ドルで販売する予定だ。
興味があれば買えば良いのではないでしょうか。
世界に一台のものを自分で作りたいって方には打って付け。
日本に持ち込んだ場合。
法的にどのような位置づけになるんでしょうなぁ~。