台中は2回目です。前回来た時も日本統治時代の建築物があるとガイドにあって見たいと思いましたが、時間がなくて見ることができませんでした。今回はそれが目的です。
まず朝食。ホテルにも朝食はついていましたが、せっかく台湾に来たので有名どころの台湾式朝食が食べたいです。
ガイドで第二市場内に山河魯肉飯という有名な食堂があることをチェック済み。
バスで第二市場に向かい、市場の一角にはフードコートみたいなところもがあって、いろんな食べ物屋さんがありました。
林記古早味というお店もガイドに載っていて、サツマイモ入りモロヘイヤスープがおいしいとあったので、最初はそちらに。ショーケースにいろんなおかずがあって、おかずも食べたかったけど、スープだけ頼む。25TWD。
健康的でおいしいスープでした。
次は山河魯肉飯に。フードコートの道側にあります。ここもショーケースに入ったおかずもありました。魯肉飯とみそ汁を頼む。魯肉飯が65TWD,みそ汁が25TWDでした。だいぶ弱くなった日本円ですが、500円以下です。安いですね。
魯肉飯は写真で見たとうり、角煮のようなでっかいお肉がどーんとごはんの上に乗っています。一見朝食にはしつこそうに見えますが、そうでもなかった。ほのかに醤油の味がして、朝でもペロリ。お味噌汁は日本のお味噌汁なんだけど、薄味でした。
どちらのお店もそれほどお客さんがいるという感じはなく、ちらほら。山河魯肉飯には1組の日本人観光客がいました。
ホテルに戻ってチェックアウトして、荷物をあずかってもらう。
日本統治時代の建物巡り。歩いて回れます。
台中駅は今は新しくてでっかい近代的な駅ですが、隣には日本統治時代に建てられた旧駅舎が残っていて、重要建造物として入場無料の博物館になっています。中に入ると歴史の展示や、昔の様子が展示されています。
近代的な駅と隣のレトロな旧駅舎、この振り幅が物凄く大きくて、面白いなと思いました。
駅の周辺には、旧台中市政府とその前には小ぶりの建物の旧台中市役所があります。しかし旧台中市政府は公共施設に改修中らしく周りには壁が張られて、近づくことができませんでした。壁の間から覗くか、壁の上のほうだけ見えた。大きな宮殿のような、白い外装の大きな立派な建物でした。中見たかった。せめて部分的じゃなく全部の外観を見たかった。残念。。。.
旧台中市役所は1Fにカフェがあるからはいれるようですが、オープン時間になっておらず、ここも入れませんでした。
彰化銀行本店、合作金庫銀行台中分行、改装した太陽餅博物館なども巡る。彰化銀行本店は灰色の石の大きな建物で、他は赤レンガの建物です。合作金庫銀行台中分行は両替もしたかったので中に入ってみましたが、受付の方にあいさつされて、両替できるのかわからなかったのでそそくさと出ていきました。(すみません)太陽餅博物館は太陽餅という台中名物の博物館とお菓子売り場を併設している建物で、中に入れました。
まだ時間があったので、バスで駅から離れた台中国家歌劇院に向かいます。
ここは前にも訪れていてその素晴らしさに感激した建物です。日本統治時代の建物ではなく、プリツカー賞も受賞した建築家であり、世界的にも有名な伊東豊雄によって設計された建物です。ほんとに素晴らしいんですよ。.
前の公園のようなスペースと周囲には高級そうな高層の建物が建っており、台中国家歌劇院の特徴ある外観と合わさって素晴らしい景色となっています。前に来たときは夜でしたが、噴水やライトアップされた台中国家歌劇院や周りの光があって、ますます輝いていました。ここは夜来たほうがいいかもしれません。
せっかく来たのですが、しまってました。ここ、オープンが11時半からなんですね。普通はこういう施設は遅くても10時ぐらいにはオープンするんですけどね。着いたときは10時半すぎぐらい。知りませんでした。中も丸みを帯びた素晴らしい作りで(こればっかりだけど)、屋上にも上がることができて、楽しかった記憶があります。周りには時間をつぶすものはなにもないし、時間もないのであきらめて外観だけみて駅のほうに戻りました。残念2…。。。
ランチは駅の周りにある台中肉員という有名どころに行きました。ここはサツマイモの粉で作った(とガイドにはある)おもちみたいなものにお肉が入っている(と思う)、スープが2種類(春雨スープかつみれ汁みたいなの)しかなくて、座るともれなく出てきます。日本にはない食べ物で、もちもちしていておいしかったです。スープもやさしいお味でおいしかった。
こういうその国ならでのおいし食べ物はおすすめです。
お昼を食べた後、駅の窓口で台南までの切符を購入し、自強号で台南まで移動します。
台南も2度目です。台南は台湾の京都といわれている都市で、史跡が多く観光客も多く訪れます。
台南のお宿は神農街にある「シェンノン147」という宿です。
神農街というのは昔からの台湾家屋が残っている小路で、今は若い人たちが雑貨などのショップを扱うポップなショップにしていたりして、観光客が多く訪れて、台南の観光スポットになっています。
ここはチェックインが18時まで(管理の人がこの時間までしかいないようです)なので、その時間までに行く必要があります。
時間があったので、神農街に行く途中にある日本統治時代の建物を改装した国立台湾文学館に向かいます。
ちなみに、私は歩いて神農街まで行ってしまいますが、ふつうはバスを使います。それもバックパックしょって。歩くにはちょっと遠い。
日本統治時代の建物は大きな赤レンガの建物です。入場無料でした。
台湾行って思ったのですが、入場無料の施設が多いです。今回、入場料を払ったのはたしか一か所だけだったと思う。今回入った施設がたまたまなのか、国の政策なのかはわかりませんが、こういうところ日本と比較すると日本のほうがダメな気がします。
中に入ると、日本統治時代の内装が残っている部分と、それを覆うように近代的な構造で覆って増築しているスペースもありました。
近くにある孔子廟も見学。台湾の廟というと赤くて派手な彫刻があったり、人がたくさんいてお祈りをしていたりしますが、台南の孔子廟も赤ですが台湾にしたらシンプルな廟です。赤というより、朱色といった感じか。ここは入場料がかかるエリアがあります。
中に入ると、ものすごいお金持ちと思える(ルイヴィトンなんかのバックが複数置いてあった)カップルが結婚写真をプロカメラマンで撮影していました。台湾のハイソサエティなんですね。
邪魔でとりたい写真が一部取れませんでしたが、満足して神農街に向かいます。
ようやく神農街に入って、「シェンノン147」はその小路の端っこにありました。ちなみに神農街はシェンノンジェと読みます。その147番にあるのがこの日の宿。古い家屋を宿にしています。
18時前に到着して、たぶんアルバイトの管理人さんから鍵を受け取る。こういう宿は夜はしまってしまうので、出方とか開け方を説明してくれます。若いお嬢さんで、日本語のボードを見せながら説明していただきました。
1Fはロビーで、古い作りがそのまま残っています。ちなみに、コロナでなければ朝はコーヒーサービスがあるそうです。
私の部屋は2Fで、古いつくりのままの細くて急な階段を上がっていきます。その部屋はつくりは古いですが、バスルームなどは新しいユニットを入れていました。
私の旅行記を読んでいる人(いないと思うけど)はお分かりと思いますが、こういう古い建物を利用した宿が好きなのです。私の好みにピッタリでした。Booking.comで予約しましたが、神農街という場所もよく、古い施設をそのまま,バスルームなどは近代的にしていて、点数が高い宿です。
前回台南に来た時も神農街に近い古い家屋をリノベーションしたモダンな宿に泊まりました。その宿は西洋人の旦那さんと台湾人の奥様が経営されている素敵な宿だったのでまた泊まりたい思って探しましたが、クローズしてしまっているようでした。
台南に宿をとった理由の一つは、前回食べて感激した「裕成水果」でマンゴーかき氷を食べること。
私はマンゴーが大好き!マンゴーを見ると、「ままま、まんごーー」となってしまうのです。
この時期はマンゴーの時期で、この時期に台湾の南に行くなら絶対マンゴーかき氷を食べねば!!
裕成水果を訪れると、お客さんは少なかったです。席について、マンゴーかき氷を頼む。
ここのマンゴーかき氷の氷は普通の氷みたいです。熟れ熟れのマンゴーがたくさんのっています。マンゴーアイスものっています。
この時期にマンゴー本場の台南で食べるマンゴーかき氷、おいしくないわけはないです。
おいしー、ほんとうにおいしー
この夜は花園夜市に行こうと思っていました。しかし、この花園夜市は台南の中心部から離れているので、バスに乗る必要があり、バス乗り場は苦労して見つけたのですが本数が少ないみたいで、帰りのバスがなくなってしまう可能性もあると思って、行くのをなくなく断念。残念3。
仕方ないので帰り際、おいしそうな屋台で海鮮うどんを食べて宿に戻りました。
せっかく海外に行ってるのでおいしものを食べたい、ガイドやネットで紹介されているところならだいたい確実においしいのでそういうところで食べたいと思っていますが、ふらっと立ち寄った屋台の海鮮うどんはおいしかったです。
宿に戻り、提灯に明かりがともり、夜の明かりで華やぐ神農街をのんびり歩いてお散歩。個性的なショップ覗いたり、お土産を買ったりしました。