この日の朝はゆっくり。
今回の旅行は朝が超早いことが多々あったけど、この日は夕方ブカレストに向かえばいいのだ。
そして、次の日もソフィア行きの朝の飛行機に乗るために、恐ろしく早くチェックアウトする必要があるのだ。
。
朝食は料金に含まれていて、8時からとの事。
ヨーロッパのホテルは朝食の時間が8時からが良くあるけど、これって遅いよね。
7時からにしてほしい。。。
時間があったので、ホテルの前の広場を散歩。
戻って朝食を取りました。
まあまあ種類も豊富で、朝食を楽しみました。
チェックアウトして、ドラキュラ城に行く。
ドラキュラ城までのバスが出ているアウトガラ・ドイまではタクシーで行くことにしました。
歩いてもいかれるらしいけど、どうせ迷う。
私はメモを取っていて、メモによると6.5レイでした。
実はブラショフでもツアーを頼もうかと思っていた。
カサ・サムライという、日本人の方(だんなさんが日本人なのかな?)経営するペンション兼旅行会社があって、そこにメールで聞いてました。
ブラン城とルシュノフ要塞と世界遺産のブレジュメル要塞教会、この3つを回ってほしかったけど、ブレジュメル要塞教会は月曜がお休みだそうです。
あいにくブラショフ観光かできるのは月曜日。
メールで聞いて、ブラン城とルシュノフ要塞だけで40ユーロって言ってたかな?
ブレジュメル要塞教会にいけないのならあんまし意味ないかと思い、バスで行くことのしました。
アウトガラ・ドイに着いて、バスが出るのを待つ。
観光客らしい人たちもちらほらいました。
中国系の男1人女2人のグループがいて、私も含めてタクシー運ちゃんから勧誘があった。
そんなに高くはなかったと思った。
私はタクシーで行きたかったのだが、そういうわけにも行かず、確か10時半出発かな?バスがでるまで30分ぐらいまった。
とりあえず、行きは始発なんで、バスは予定通りでた。
このときは帰りのことは想像だにせず。。。
ブラン城はブラショフ市近郊の観光スポットみたいだった。
子供連れも多かった。
これまで見てきたルーマニアの修道院や木造教会とは、かなり赴きが違う。
修道院や木造教会には観光客が数人しかいなくて、周りにお店もなかった。
ブラン城回りは人が沢山いて、マーケットのように多くの屋台のお店があった。
食べ物屋あり、チーズ売りの屋台も何件もあり、こちらの地方独特のブラウスやドラキュラ伯爵の絵のマグネットを売っているお店あり、いろんなものが屋台で売られていました。
あんまりたいしたものはなかったけどね。
名物なのか、スモークチーズのお店が何件かあり、味見して美味しかったので購入しました。
10cmの円系のチース半分で、15レイでした。約450円ぐらいかな?
お店はいっぱいあったけど、ほかは買うものなかったな。
プラン城のチケットは35レイ。高いです!
特にガイドとかが付くわけではなくてもこのお値段。
中は昔の家具や、このお城に住んでいた有力者の紹介などがありました。
高いけど、まあ、せっかくだしね。
ここで、1つ大失敗。
バス停に帰りのバスが来ているのが見えた。
このまま急いでバスに乗ってしまおうかと思ったが、30分に1本あるという事なので、このバスを見送ってしまったのだ。
そのバスに乗ればルシュノフ要塞に行く時間は十分にあった。
しかし、その後のバスはなかなか来なかった。
失敗といっても、次がすぐ来るかなんてわからないけど。
30分待ってもこない... まだルシュノフ要塞に行く時間あるな。
45分まってもこない... 急げばルシュノフ要塞に行く時間あるな。
1時間待っても..... もう危ないかも
1時15間待っても... あきらめたほうがいいかも
こんな感じになってしまい、あきらめざるを得なかった。
普段は30分間隔でくるはずのバス。
ブラショフとブラン城の途中で降りれば、ルシュノフ要塞に行けます。
普通に着ていれば問題なく行けたはずのルシュノフ要塞。
何ゆえこんなにバスが来ないの?
私が最初にそのバス停にならんだんだけど、その後集まってきた人たちも、なかなかバスが来ないんでいらいらしているようだった。
結局1時間半ぐらい待ったのかな?
地球の歩き方には、世界遺産になるのでは!?というような書き方だったので、さぞかしすごいところに違いない、という妄想ばかりふくらんで。。。
残念ですが、そのままブラショフに戻りました。
悲しい。。。。
それなら昨日食べ損なったサルマレを食べよう!と、あきらめていたルーマニア名物料理を食べることにした。
昨日「クローズです」と言われて入れなかったレストランに入る。
メニューも見ずに、サルマレを頼む。
ママリガ添えのサルマレがきました。
ママリガというのは、とうもろこしから作ったペースト状の食べもの。
マッシュポテトのとうもろこし版かな?
とうもろこしの味とういうか風味があって、なかなか。
ママリガはロールキャベツよりすっと小ぶりですが、おいしかったです。
満足!
これでルーマニア名物には悔いなし、かな。。。
もっとルーマニア名物、食べたかった。
またまたタクシーで駅に向かう。
タクシー乗り場から乗って、10レイ。
ブラショフでは4回タクシーに乗ったけど、たしかそのうち2人の運ちゃんに「東京から来た」というと、「あの、ビックシティかい!?ビック、ビックシティだね。」みたいな、ルーマニアとは比べ物にならない巨大な都市だという事を言われました。
東京に戻って、昨日は電気製品買いに有楽町に行って、銀座にもいった。
ビルなんかの建物をみてると、「ああ、やっぱりルーマニアの運ちゃんが言ったとおり、ルーマニアの町と比べるとビック、ビックシティ」にちがいない、なんとなくと思いました。
ルーマニアの人口が東京の人口と匹敵すると言ってたかな?
人の多さも高いビルの多さも、その近代的な町も、ブラショフとは違います。
ブラショフの駅で、チケットを買う。
ここでまた失敗追加。
チケットを買うとき、列車の種類を確認していなかった。
たぶん、ローカルな電車とIRという早い列車があって、時間のかかり方が違う。
ちゃんと「一番早くブカレストに着く列車のチケットをください。」と言えばよかったものの、そんなことは頭になく、すぐに出る列車の切符を買ってしまったのだ。
切符をみたら、IRだとたぶん2時間半ぐらいなのに4時間もかかるのだ。
ブカレストには明るい時間に着きたかった。
だって、北駅が危ないという評判はかなり読んでた。
とある旅行記では、北駅のATMでお金おろしていたら背後でナイフつきつけられた、とか書いてあったし。
女一人、怖いです。
そう思ったから、念入りにルーマニア・ブルガリアの旅行計画を建てた。
しかし、これでは北駅に暗くなってから着くことになるので、おじゃんに。。。
その上切符の窓口は混んでおり、出発時間も近づいている。
私がそんな感じでうろうろしていると、親切な青年が声をかけてきてくれて、インフォメーションでこれより早く着く列車があるか確認してくれた。
やる気がなさそうなインフォメーションの女性は、ないとの事だったそうだ(ほんとか!?)。
ありがとう、青年!!
なんだかこの日は、この青年からルーマニアの人々に何回も助けてもらうことになるのだ。
感謝の一日になるのだ。
そして、自分のあほさ加減に落ち込みながら、4時間かっかってブカレスト北駅に到着。
もちろん、既に真っ暗。
でも、鉄道駅と地下鉄駅は通路でつながっていました。
そのまま地下鉄に行く。
思ったほど、危険性を感じなかった。
たぶん、外に出ると怖い人がいっぱいいて怖いんだろうが、出なければそれほどでもなさそう。
今日の宿は統一広場駅から歩いて10分ぐらいらしい「The Map Hostel」という宿です。
安宿で、空港に行くバスのバス停まで歩いていかれるのでこの宿にしました。
統一広場駅に着いて、どこの通路から出ればいいか悩んでいると、またまた感じのよさそうな青年に「May I help you?」と。
ホテルの住所を見せると「こっちだ」と出口まで出てくれて、宿に行く道も「こっちだよ」と教えてくれ、そのまま去っていきました。
私のために、自分が行く方向でないところまで案内してくれたようでした。
なっ、なんて親切な!!
もちろん100%信用するわけには行かないので半分身構えてはいましたが、それも申し訳ないぐらいいい青年でした。
そして、道を歩いているとまた迷う。
大通りで明るいので、それほど危険性を感じなかったけど、それでも夜遅いから怖い。
地図を見てると、スナックを食べながらあるいている2人組みの女の子が声をかけてくれて、住所を見て宿まで案内してくれました。
この女の子たちも私を宿まで案内してくれて、そのまま去っていきました。
ブカレストの皆さん、ほんというにありがとう!!
いい人に出会えてよかった。
感謝感激なのでした。
こうして無事、暗い中を宿までつけました。
ルーマニア、特にブカレストって治安が悪くて怖いというイメージがある。
だから、前述のように計画も慎重に立てた。
それも私のボンミスで計画崩れになってしまいましたが。。。
こんな治安の悪いと聞いている東欧の国を旅行して大丈夫なんだろうか?怖い人に絡まれたりすることはないんだろうか?と思ってたけど、悪い人はほんの一部で、庶民はラテン系で困っている外国人には、とっても,とって~~~も優しい!!
いい国でした。
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