太宰はご多分にもれず十代の頃に『人間失格』『斜陽』『女生徒』などなどを読みましたが、当時いちばん好きだったのは『正義と微笑』という作品でした。
その後プッツリと読まなくなり、30年ぐらいしてから未読だった『津軽』『津軽通信』『富嶽百景』『ろまん灯籠』『20世紀旗手』『御伽草子』など、だいたい全部読んだとおもいます。
太宰といえば晩年の“無頼派”、特に『人間失格』のイメージが一般的には強いとおもいますが、個人的には結婚して精神的に安定していた時期の作品群が好きです。
中でも最高傑作だとおもうのは『津軽』。小学校の運動会をのんびりと酒を飲みながら見ているシーンがあったとおもうけど、なんかうらやましいですネ(昭和19年ぐらいだから戦争中のはずなんだが…)。
数年前に『18きっぷ』での真冬の東北旅行の際、大雪で東京に帰れなくなり、日程を1日延長して開いた時間に太宰の生家である『斜陽館』に行ったことがあります(津軽鉄道は動いてたので)。あまりにも大きな家でビックリしたことと、三鷹の跨線橋での写真にも着ていたとおもわれる二重廻しが綺麗な状態で保存されていて感心しました。
その後プッツリと読まなくなり、30年ぐらいしてから未読だった『津軽』『津軽通信』『富嶽百景』『ろまん灯籠』『20世紀旗手』『御伽草子』など、だいたい全部読んだとおもいます。
太宰といえば晩年の“無頼派”、特に『人間失格』のイメージが一般的には強いとおもいますが、個人的には結婚して精神的に安定していた時期の作品群が好きです。
中でも最高傑作だとおもうのは『津軽』。小学校の運動会をのんびりと酒を飲みながら見ているシーンがあったとおもうけど、なんかうらやましいですネ(昭和19年ぐらいだから戦争中のはずなんだが…)。
数年前に『18きっぷ』での真冬の東北旅行の際、大雪で東京に帰れなくなり、日程を1日延長して開いた時間に太宰の生家である『斜陽館』に行ったことがあります(津軽鉄道は動いてたので)。あまりにも大きな家でビックリしたことと、三鷹の跨線橋での写真にも着ていたとおもわれる二重廻しが綺麗な状態で保存されていて感心しました。