前年までの記事を見ないで書き始めていますので確信は持てませんが、たぶん3回目だとおもいます。
ワシが2013年度に劇場で見た新作の、勝手なベスト10でございます。
1 レ・ミゼラブル
ほとんど普通にしゃべらず、セリフは唄っているという、いくらミュージカルとはいえ、ヘンといえばヘンなのですが、「コレはそういうもんだ」とおもえばヘンとはおもわなくなるのでございます。たいへん面白かったです。
が、途中、劇場(新宿のシネマスクウェアとうきゅう)のフカフカのイスが良すぎたためか? あろうことかいくらか寝てしまい、別の日に2度目も見た、最近では珍しい作品(寝るのは珍しくないのですが…)。
寝る人…、でなくステージのファンも多い作品のようなのでリピーターが多く、この映画館でも最近ではたぶん珍しいロングランになっていたのではないでしょうか。
なお今回の写真はシネマスクウェア…も入っている、新宿ミラノのビルです。
2 ゼロ・グラビティ
予告編を見ると『2001年宇宙の旅』っぽいので期待していましたが、これに充分答えてくれました。
『スター・ウォーズ』の大ヒット以来? なのか、宇宙空間で大音量の音がするというのばかりになっていたような気がするのですが、静寂の中というのは劇場ならではの緊張感。
が、後で雑誌などを見ると音がしているシーンもあったそうです。
ジョージ・クルーニーが、出番は少ないけど いい役をやっとりました。関係ないけどクルーニーも監督も、たしかワシと同い年のようで、やっぱり子供の頃にアポロの月面着陸に胸踊らせた世代の共通点のようなものがあるのかもしれません。
なお、3Dの料金をケチって、2Dで鑑賞しました…。
3 華麗なるギャツビー
これも3D料金をケチって2Dで鑑賞。
日本では絶対にできないであろう、パーディーのシーンの派手さこそ、劇場ならではのもの。
3Dで見たら、もっとスゴかったんだろうなぁ。
4 ワイルド・スピード ユーロ・ミッション
主要登場人物であるスターが交通事故死してしまったため(合掌)、今後どうなるのか心配のある人気シリーズです。
5 許されざる者
『ダーディ・ハリー』『荒野の用心棒』を思わせるシーンも入っていたりする、イーストウッドへのリスペクトが感じられる力作。
國村隼は最近、いくらなんでも出過ぎだろう…とおもいつつ、この映画でいちばん印象的なのは國村隼だったのでした。
強いはずの人が負けちゃうのはショックなんだよね…。
6 少年H
ときどきこういう戦時中の映画がつくられて、次の世代、また次の世代にと、語りつがれていかなければいけないとおもいます、といいつつ子供連れでなく1人で見ました。
「おとこねえちゃん」は中井貴一(関係ないけどワシと同い年)主演のテレビドラマ版でやってた窪塚洋介の方が、あまりにつらくてよかったとはおもいます。
7 東京家族
あの、「世界一の映画」になってしまった『東京物語』の、ほぼリメーク。いろんな人がやりたがる小津安二郎を、まさか山田洋次監督がやるとは…。
唯一、オリジナルと違っているのが次男が生きていること。
不安定な仕事ということで舞台美術をしている設定だけど、歌舞伎の舞台(松竹映画なので?)に関わっているなんて、楽しそうに見えました。
あと、この作品とは関係ないけどワシも行った70年万博のシーンが出てくる山田洋次の『家族』と、先日見た大島渚の1年ほど前の映画『少年』は同じように高度成長期の一家族をリアルに描いたロードムービーでありながら表と裏のよう。
なにしろ前者は九州からおおむね山陽~太平洋側を、後者は九州から山陰・日本海側を通って北海道にわたるわけで、たぶん名画座で同時上映されたことも多かったんだろうな…。
8 清洲会議
関係ないけど三谷監督もまたワシと同い年なのでございます。
それはともかく、某武将が出てくるかどうか、気になって見ましたが、けっこう出番がありました。
9 風立ちぬ
宮崎作品はほとんどリアルタイムで映画館で見ています。
個人的に『ルパン三世・カリオストロ城』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『紅の豚』といったところは大好きで、今回は『紅の豚』のような感じかな…? と勝手に期待していました。
それはともかく、なんか、上記のような、お気に入りの中にまでは入らないな、というのが正直なところです。
10 飛べ! ダコタ
地味なんだけども佐渡ガ島の荒波や寒風が感じられ、なかなか捨てがたい小品。
出征したが戦場でなく国内で事故か何かで負傷して村へ帰ってきて、卑屈になっている登場人物が、何とも立場がつらそうでした。
戦後すぐ、不時着した英国(米国だったかも?)の戦闘機がしばらく村で世話になったあと、村人の協力を得て再び飛び立つという、実話を基にしたらしい作品。
タイトルといい内容といい、敬愛するR・アルドリッチ監督の『飛べ! フェニックス』(こちらは多少、狂気のようなものが入っております)をおもわせるところもあってベスト10入りでございます。
以上、勝手に選んだベスト10でした。
いろんな方々に敬称略でした、失礼しました~
にほんブログ村 漫画家
ワシが2013年度に劇場で見た新作の、勝手なベスト10でございます。
1 レ・ミゼラブル
ほとんど普通にしゃべらず、セリフは唄っているという、いくらミュージカルとはいえ、ヘンといえばヘンなのですが、「コレはそういうもんだ」とおもえばヘンとはおもわなくなるのでございます。たいへん面白かったです。
が、途中、劇場(新宿のシネマスクウェアとうきゅう)のフカフカのイスが良すぎたためか? あろうことかいくらか寝てしまい、別の日に2度目も見た、最近では珍しい作品(寝るのは珍しくないのですが…)。
寝る人…、でなくステージのファンも多い作品のようなのでリピーターが多く、この映画館でも最近ではたぶん珍しいロングランになっていたのではないでしょうか。
なお今回の写真はシネマスクウェア…も入っている、新宿ミラノのビルです。
2 ゼロ・グラビティ
予告編を見ると『2001年宇宙の旅』っぽいので期待していましたが、これに充分答えてくれました。
『スター・ウォーズ』の大ヒット以来? なのか、宇宙空間で大音量の音がするというのばかりになっていたような気がするのですが、静寂の中というのは劇場ならではの緊張感。
が、後で雑誌などを見ると音がしているシーンもあったそうです。
ジョージ・クルーニーが、出番は少ないけど いい役をやっとりました。関係ないけどクルーニーも監督も、たしかワシと同い年のようで、やっぱり子供の頃にアポロの月面着陸に胸踊らせた世代の共通点のようなものがあるのかもしれません。
なお、3Dの料金をケチって、2Dで鑑賞しました…。
3 華麗なるギャツビー
これも3D料金をケチって2Dで鑑賞。
日本では絶対にできないであろう、パーディーのシーンの派手さこそ、劇場ならではのもの。
3Dで見たら、もっとスゴかったんだろうなぁ。
4 ワイルド・スピード ユーロ・ミッション
主要登場人物であるスターが交通事故死してしまったため(合掌)、今後どうなるのか心配のある人気シリーズです。
5 許されざる者
『ダーディ・ハリー』『荒野の用心棒』を思わせるシーンも入っていたりする、イーストウッドへのリスペクトが感じられる力作。
國村隼は最近、いくらなんでも出過ぎだろう…とおもいつつ、この映画でいちばん印象的なのは國村隼だったのでした。
強いはずの人が負けちゃうのはショックなんだよね…。
6 少年H
ときどきこういう戦時中の映画がつくられて、次の世代、また次の世代にと、語りつがれていかなければいけないとおもいます、といいつつ子供連れでなく1人で見ました。
「おとこねえちゃん」は中井貴一(関係ないけどワシと同い年)主演のテレビドラマ版でやってた窪塚洋介の方が、あまりにつらくてよかったとはおもいます。
7 東京家族
あの、「世界一の映画」になってしまった『東京物語』の、ほぼリメーク。いろんな人がやりたがる小津安二郎を、まさか山田洋次監督がやるとは…。
唯一、オリジナルと違っているのが次男が生きていること。
不安定な仕事ということで舞台美術をしている設定だけど、歌舞伎の舞台(松竹映画なので?)に関わっているなんて、楽しそうに見えました。
あと、この作品とは関係ないけどワシも行った70年万博のシーンが出てくる山田洋次の『家族』と、先日見た大島渚の1年ほど前の映画『少年』は同じように高度成長期の一家族をリアルに描いたロードムービーでありながら表と裏のよう。
なにしろ前者は九州からおおむね山陽~太平洋側を、後者は九州から山陰・日本海側を通って北海道にわたるわけで、たぶん名画座で同時上映されたことも多かったんだろうな…。
8 清洲会議
関係ないけど三谷監督もまたワシと同い年なのでございます。
それはともかく、某武将が出てくるかどうか、気になって見ましたが、けっこう出番がありました。
9 風立ちぬ
宮崎作品はほとんどリアルタイムで映画館で見ています。
個人的に『ルパン三世・カリオストロ城』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『紅の豚』といったところは大好きで、今回は『紅の豚』のような感じかな…? と勝手に期待していました。
それはともかく、なんか、上記のような、お気に入りの中にまでは入らないな、というのが正直なところです。
10 飛べ! ダコタ
地味なんだけども佐渡ガ島の荒波や寒風が感じられ、なかなか捨てがたい小品。
出征したが戦場でなく国内で事故か何かで負傷して村へ帰ってきて、卑屈になっている登場人物が、何とも立場がつらそうでした。
戦後すぐ、不時着した英国(米国だったかも?)の戦闘機がしばらく村で世話になったあと、村人の協力を得て再び飛び立つという、実話を基にしたらしい作品。
タイトルといい内容といい、敬愛するR・アルドリッチ監督の『飛べ! フェニックス』(こちらは多少、狂気のようなものが入っております)をおもわせるところもあってベスト10入りでございます。
以上、勝手に選んだベスト10でした。
いろんな方々に敬称略でした、失礼しました~
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