~ゆるゆると自分に甘い生活~

ざっくり生きててあわわな毎日。でも残りの人生シッカリ楽しむ。

蒼穹の昴、続編。

2011-09-25 18:11:24 | 
「珍妃の井戸(ちんぴのいど)」 浅田次郎:著

4巻に及ぶベストセラー「蒼穹の昴」を読み終えて、その続編に挑む。

中国は清の時代、第11代皇帝光緒帝側室“珍妃”の死についての謎を解明しようとするお話。

義和団事件の混乱の中、紫禁城内の薄暗い井戸に頭から投げ入れられ死に至った珍妃。
イギリス、ドイツ、ロシア、日本の駐在官たちが犯人探しをする中で、その場に居合わせたであろう人物から証言を取る。
まさに目の前で起こった悲惨な出来事を語っている筈なのに、何故か全員の証言が違う。
故意のウソも、誤解も、それぞれの立場の解釈も、ドロドロに相まって調査が進む。

ミステリーのセオリー通り、思いがけない真実で結末を迎える。
中国には大国ならではの苦悩があって、日本とは異質なその歴史を思うとまた違った悲しみを感じる。
世界の発展は争いの歴史の上にあって、犠牲となった命が多数にある事をまたまた考えさせられた。



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2年前の彼。

2011-09-19 20:48:38 | “くんくん”&“とんとん”
2年前はこんなんだった彼。


“とんとん”が我が家に来て、アッという間に2年。
生まれて3ヵ月だった彼、チワワのくせにお耳が垂れてる。 チビッコの証拠。

今じゃこんなにピンっとなっちゃってさ。


おもちゃを咥えてブンブン振り回してビョ~ンってぶっ飛ばす遊びが大好き。
アゴの下にキープしたチェリーちゃんは一番のお気に入り。


トロ~んとなってきたまん丸目、カメラから視線を逸らした途端コトンっと眠りこけた。


去年のワンたち、ぴったりくっついて寝るようになったのはこの頃から。

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中国は「清」の頃のお話。

2011-09-08 17:02:45 | 
浅田次郎:著 「蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)」
4巻までを飽きる事なく、ほぼ完璧に読み終えた。

映画では「ラストエンペラー」で有名な「清」の時代の現中国。
歴史的に名高い6代目乾隆帝からラストエンペラー溥儀の一代前の11代光緒帝までが登場する。

主人公は“春児”と言う貧民の子と“梁文秀”と言う地主名家の二男。
身分の違いはあっても2人には兄弟のような結びつきがあった。

春児は糞拾いをして家族を養っていたが、ある時占いで“昴”の星を持っていると言われる。
その言葉を信じて、家族を助ける為にハンパない決意をし、西太后に仕える身になる。
文秀は放蕩三昧で暮らしていたが、その優秀さを発揮し科挙となり大出世をする。
西太后から主権を奪い新しい国を作ろうと努力を重ねる。

西太后はもちろん、李鴻章、康有為も曾国藩も、袁世凱なんかも登場。
そのキャラがどこまでホントか分からないが、かなりオモシロい。

2人をとりまく環境だけでなく、登場人物それぞれの想いや生き様が描かれている。

西太后は時々「おじいちゃん、私はどうすれば良いの?」と亡き乾隆帝に話しかける。
すると乾隆帝の魂は「俺も頑張ったんだから、おまえも頑張れや」っぽく答える。

こんなふざけた場面はちょっとだけ登場、全体としては難解。
複雑な統治を理解するには少しは歴史も知らなきゃいけない。
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