浅田次郎:著 「蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)」
4巻までを飽きる事なく、ほぼ完璧に読み終えた。
映画では「ラストエンペラー」で有名な「清」の時代の現中国。
歴史的に名高い6代目乾隆帝からラストエンペラー溥儀の一代前の11代光緒帝までが登場する。
主人公は“春児”と言う貧民の子と“梁文秀”と言う地主名家の二男。
身分の違いはあっても2人には兄弟のような結びつきがあった。
春児は糞拾いをして家族を養っていたが、ある時占いで“昴”の星を持っていると言われる。
その言葉を信じて、家族を助ける為にハンパない決意をし、西太后に仕える身になる。
文秀は放蕩三昧で暮らしていたが、その優秀さを発揮し科挙となり大出世をする。
西太后から主権を奪い新しい国を作ろうと努力を重ねる。
西太后はもちろん、李鴻章、康有為も曾国藩も、袁世凱なんかも登場。
そのキャラがどこまでホントか分からないが、かなりオモシロい。
2人をとりまく環境だけでなく、登場人物それぞれの想いや生き様が描かれている。
西太后は時々「おじいちゃん、私はどうすれば良いの?」と亡き乾隆帝に話しかける。
すると乾隆帝の魂は「俺も頑張ったんだから、おまえも頑張れや」っぽく答える。
こんなふざけた場面はちょっとだけ登場、全体としては難解。
複雑な統治を理解するには少しは歴史も知らなきゃいけない。
4巻までを飽きる事なく、ほぼ完璧に読み終えた。
映画では「ラストエンペラー」で有名な「清」の時代の現中国。
歴史的に名高い6代目乾隆帝からラストエンペラー溥儀の一代前の11代光緒帝までが登場する。
主人公は“春児”と言う貧民の子と“梁文秀”と言う地主名家の二男。
身分の違いはあっても2人には兄弟のような結びつきがあった。
春児は糞拾いをして家族を養っていたが、ある時占いで“昴”の星を持っていると言われる。
その言葉を信じて、家族を助ける為にハンパない決意をし、西太后に仕える身になる。
文秀は放蕩三昧で暮らしていたが、その優秀さを発揮し科挙となり大出世をする。
西太后から主権を奪い新しい国を作ろうと努力を重ねる。
西太后はもちろん、李鴻章、康有為も曾国藩も、袁世凱なんかも登場。
そのキャラがどこまでホントか分からないが、かなりオモシロい。
2人をとりまく環境だけでなく、登場人物それぞれの想いや生き様が描かれている。
西太后は時々「おじいちゃん、私はどうすれば良いの?」と亡き乾隆帝に話しかける。
すると乾隆帝の魂は「俺も頑張ったんだから、おまえも頑張れや」っぽく答える。
こんなふざけた場面はちょっとだけ登場、全体としては難解。
複雑な統治を理解するには少しは歴史も知らなきゃいけない。