宮城県の津山のもくもくハウスで、タバコを吸っていたら、静岡から母親と車で来たという、若い時期を少し過ぎたと言っては申し訳ない愛煙家らしい女性に、「こっちの方ですよね。上着にそう書いてあるから。それで、ここに来る前に、「上品」じょうひん?の郷というのがあったんですが、あれは何て読むんですか?」と問われた。
吾輩は、「あー、あれは「じょうぼん」らしいですよ。」と言ったのであるが、一緒に居たこっちの方に昔から住んでいるはずの先輩が、あれは「じょうぼう」だと言う。そもそも、直ぐ後ろにある山の名前が、「じょうぼうさん」だ、とおっしゃる。
思わず、「え゛〜、そうなんですかあ、知らなかったあ!」と、最近まで当地に縁のなかった吾輩は言った。だが、標識には、"jobon"とあるのを、画像として記憶していたので、はて?と思っていた。
とはいえ、その場で否定できず、「じょうぼう」のままにした。
その女性は、大震災の少し後で大船渡まで来たことがあるそうで、この日見た塩釜、石巻は随分と工事が進み、かなり変わったという印象だと言った。何も出来なくてすみませんとおっしゃられ、同じ県内に住んでいても、何も出来ていない吾輩は、恥ずかしい気持ちになった。他にも少し話をして、タバコを灰皿に捨てて、煙りのようにその場所から離れた。
その後、仕事をして、帰路で"jobon"と書いてある標識を見て、さすがの先輩も、「俺、ずっと間違えてたの?」と言ったので、吾輩は「本当の発音はそうだったんだけど、いつかの表記の際に、じょうぼんになった可能性はある、と慰めた。
問題は、静岡の方に対して、正しい情報を提供することが、できたのかどうかなのであって、まさか偶然居合わせただけの初対面の人に、アドレス等を訊いておく筈がないので、補いようがない。
いずれにしても、あまり上品だとは言えないおっさんである吾輩だけに、品のない話となりにけり。
ところで、「じょうぼん」と入力して、変換すると、「上品」になる。
仏語で、極楽往生の人の機根による差異を分けた九品(くほん)の、上位3階級の総称なのだそうである。
どうやら、山の名が仏語からとられているようなので、やはり「じょうぼん」が正解のようであるから、静岡の方には、ごめんなさい、と言わざるを得ない。失礼いたしました。(今後は、地名もちゃんと勉強しておきます。)
今日の仙台の午前中。
台風が接近するようである。気をつけよう。
吾輩は、「あー、あれは「じょうぼん」らしいですよ。」と言ったのであるが、一緒に居たこっちの方に昔から住んでいるはずの先輩が、あれは「じょうぼう」だと言う。そもそも、直ぐ後ろにある山の名前が、「じょうぼうさん」だ、とおっしゃる。
思わず、「え゛〜、そうなんですかあ、知らなかったあ!」と、最近まで当地に縁のなかった吾輩は言った。だが、標識には、"jobon"とあるのを、画像として記憶していたので、はて?と思っていた。
とはいえ、その場で否定できず、「じょうぼう」のままにした。
その女性は、大震災の少し後で大船渡まで来たことがあるそうで、この日見た塩釜、石巻は随分と工事が進み、かなり変わったという印象だと言った。何も出来なくてすみませんとおっしゃられ、同じ県内に住んでいても、何も出来ていない吾輩は、恥ずかしい気持ちになった。他にも少し話をして、タバコを灰皿に捨てて、煙りのようにその場所から離れた。
その後、仕事をして、帰路で"jobon"と書いてある標識を見て、さすがの先輩も、「俺、ずっと間違えてたの?」と言ったので、吾輩は「本当の発音はそうだったんだけど、いつかの表記の際に、じょうぼんになった可能性はある、と慰めた。
問題は、静岡の方に対して、正しい情報を提供することが、できたのかどうかなのであって、まさか偶然居合わせただけの初対面の人に、アドレス等を訊いておく筈がないので、補いようがない。
いずれにしても、あまり上品だとは言えないおっさんである吾輩だけに、品のない話となりにけり。
ところで、「じょうぼん」と入力して、変換すると、「上品」になる。
仏語で、極楽往生の人の機根による差異を分けた九品(くほん)の、上位3階級の総称なのだそうである。
どうやら、山の名が仏語からとられているようなので、やはり「じょうぼん」が正解のようであるから、静岡の方には、ごめんなさい、と言わざるを得ない。失礼いたしました。(今後は、地名もちゃんと勉強しておきます。)
今日の仙台の午前中。
台風が接近するようである。気をつけよう。