南天の木は、「難転」なのだそうで、家の玄関の前に、昔から在る。
「難転」と知ったのは、最近昼飯を食べながら見たテレビからである。忘れてしまっていた可能性もあるが。
急に、大事に思えてきた。
一昨日、吾輩の休日の昼食で、月に一度は行くラーメン屋さんに行った。
いつもと同じ、ワンタン麺650円を注文してズルズルしていると、隣の席に、子供連れの夫婦の声が聞こえた。
「ちゃんとして。」
名前は呼ばない。
「ちゃんとして。」
何度も言う。
子供が何か落とす。カランカラン。
何もない。
男の声が、
「スープ飲む?」
「お肉食べる?」
「麺食べる?」
子供が小さい声で何か言う。
男の声で、「食べなくて大丈夫なの?」
子供が何かをする。
「ちゃんとして。」
吾輩は、見ないようにしていたから、絵はない。
何をちゃんとしろと言うのか。わからない。
アラ60tyがわからないのであるから、4.5歳(多分。)にわかるわけがない。理不尽である。
愉快でないので、そそくさと勘定をして出ようと思った。
チラと見る。
女の方が、CANTERBURYを着ていたのが見えて、がっかりした。いつものように吾輩もそうだったからだ。
そういえば、入ってきてすぐ、夫婦でラグビーのW杯の会場の話をしていたような気がする。それもがっかりした。
自分が、親として他人を批判することができる立場にあるかどうか、それは分からないのであるが、少なくとも現時点において、この夫婦の子供は、災いを受けている。哀れである。
南天をあげたい、と思った。
「難転」と知ったのは、最近昼飯を食べながら見たテレビからである。忘れてしまっていた可能性もあるが。
急に、大事に思えてきた。
一昨日、吾輩の休日の昼食で、月に一度は行くラーメン屋さんに行った。
いつもと同じ、ワンタン麺650円を注文してズルズルしていると、隣の席に、子供連れの夫婦の声が聞こえた。
「ちゃんとして。」
名前は呼ばない。
「ちゃんとして。」
何度も言う。
子供が何か落とす。カランカラン。
何もない。
男の声が、
「スープ飲む?」
「お肉食べる?」
「麺食べる?」
子供が小さい声で何か言う。
男の声で、「食べなくて大丈夫なの?」
子供が何かをする。
「ちゃんとして。」
吾輩は、見ないようにしていたから、絵はない。
何をちゃんとしろと言うのか。わからない。
アラ60tyがわからないのであるから、4.5歳(多分。)にわかるわけがない。理不尽である。
愉快でないので、そそくさと勘定をして出ようと思った。
チラと見る。
女の方が、CANTERBURYを着ていたのが見えて、がっかりした。いつものように吾輩もそうだったからだ。
そういえば、入ってきてすぐ、夫婦でラグビーのW杯の会場の話をしていたような気がする。それもがっかりした。
自分が、親として他人を批判することができる立場にあるかどうか、それは分からないのであるが、少なくとも現時点において、この夫婦の子供は、災いを受けている。哀れである。
南天をあげたい、と思った。