両親と犬で

吾輩の新しい飼い主、ぢやあない、雇い主が、禁煙しろというので、１１月中頃からやっているが、まだ時々、吸いたくなる。
親父は、入院して６４歳でやめたので、息子である吾輩のほうがよい。マシである。
老人ホームで世話になっているおふくろには、とうとう「あんたは誰ですかあ」と言われた。今までは、何とかわかっているような感じだったのだが、いよいよもってわからなくなったようである。視力だけの問題ではないように思う。

最近、我が家の愛犬であるぴぃ太郎くんは、腰が悪くなる以前から、散歩できない等チキンであり、来客が怖くて、客を噛んでしまう、トイレは気まぐれという世界一のダメ犬であるから、これを選んで家に連れ帰ってきた吾輩は、世界一見る目がないおっさんであると気づいたのである。