たとえ悲しい内容であってもそれが現実なら仕方がないでしょう。
西岡君は
脱皮に失敗しました。
後尾は抜けたのですが抜け殻から滑り落ちて
万が一のため敷いていた羽毛に落ちました。
羽毛がなかったらここにはいなかったでしょう。
慌てふためく西岡君を何とか草に戻して体を乾かせて-
羽も成型どおりで鳴きます。跳ぶこともできます。ごはんも食べます。
ただ、草に登れても何故か木やプラスチックに登れない。
体が乾かないうちに歩いたり動いたせいでしょう。
草の中なら普通なので自然下なら何とかなるかも知れませんが
僕が作った竹ひごの部屋やプラケースにいるのは無理みたいです。
無理とは言えなくても苦労するだけで無意味でしょう。
これなら自然に戻した方が彼のためだと思います。
すまない 連れてきた僕のせいだ。
助けたことも余計だったかも知れないが
これ以上死を見たくなかったし見殺しにはできなかった。
石中さんはとても優しそうに相手を刺激しないよう近づいていきましたが
偶然にも西岡君が蹴飛ばしてしまいました。
それから石中さんは無関心になりました。
運にも恵まれないようです。
三者とも辛い結果になってしまいました。
ひとつだけ
やはり石中さんは気性や性格がとても良い子なのは再確認できました。
深い悲しみと空しさの中で唯一予想通りの嬉しい出来事でした。
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