お客さんの会社前到着。
そこに、「20分くらい遅れる」電話が。
「いやぁーーー、オッケーですよー。 そこら辺でラーメン食べてます。 ゆっくりどうぞ~。」
と、言ってしまいました。
なんで、「ラーメン」なのか、自分でもよく分からないんだけど…。
言ったからには、ラーメンを本当に食べようかなぁ、 と思って自転車でラーメン屋を探したら、 あっさり目の前にラーメン屋が迫ってきました。
すすきのの外れ、午後5時よりも少し前。
カウンターだけの店内に客は私だけ。
そこにお客さんがぽつらぽつら入ってきたんだけど、 何これ。
みんな、夜っぽくて、でもスッピンで、 最高に顔色が悪くて、若くはない女性の一人客。
あっという間に、カウンターの空気は重みと深みを増し、
さっきまで明るかった外は暗くなって…。
私は、恐ろしくさみしい、どこか違う世界へ連れていかれてしまいました。
他では決して味わうことができない秋の情緒がここにはあります。
すすきのの外れの 午後4時台のラーメン屋にて。