角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#240 パラリンピック、そりゃ分母(競う人、応援する人)は少ないのかもしれないけれど・・・

2018-03-18 06:20:30 | 障害あるいは障碍の話
(産経新聞3/15大阪6版より)




宮内庁は13日、車いすバスケットや車いすテニスなど障害者スポーツ4大会の優勝者やチームに天皇杯、皇后杯を授与すると発表した。スポーツ大会では20大会で天皇杯、12大会で皇后杯が授与されているが、障害者スポーツでの授与は初めて。23日に日本障がい者スポーツ協会側に宮内庁から賜杯が渡される。

*Web産経ニュース:障害者スポーツ4大会に初の天皇、皇后杯授与へ 普及願われたお気持ち踏まえ
http://www.sankei.com/life/news/180313/lif1803130038-n1.html


まずは「ふむふむ」と思いました。同時に「今まで無かったのか」とも思いました。
ともあれ、天皇杯・皇后杯と名前が付くことで、その分、様々な障害者スポーツの認知度・知名度が少しでも上がると良いですね。


折しも、ピョンチャン(平昌)ではパラリンピック開催中。
以前より増えたとは言え、メディアでの扱いは、まだまだオリンピックとは比べるべくもありません。


こんな記事もありました。


(産経新聞3/17大阪6版)


障害者スポーツは競技者も関係者も少ないだけに、メディアでの露出も少なく、それ故報奨金が少ないのは仕方ないというご意見もあるでしょうけど、それでも「世界でイチバン」(もしくは2番、3番)ですよ。


言うのも詮無いことですが、メディア関係の皆さんには、人気があるから報道するのと同じくらい、人気を呼び込むためにも報道するんだという気概を見せてほしいですわ。

何とかという詐話師に振り回されたお役人が、ソレは無かったことにしとけ、とか上司に言われ、文書を削除あるいは書き換えちゃいました、くらいの話(もちろん、それ自体どうでも良いとは言いませんよ)を、盛って盛って盛りまくってる暇があったら、その半分、いや3割でも良いから障害者スポーツを取り上げてくださいな。

一市民、一国民としてもね、オリンピック(特にマイナー競技)であれパラリンピックであれ、取ってつけたような「感動しました」「勇気もらいました」みたいなコメントするよりも(それも無いよりはマシではありますが)、常の小さな大会、国内大会から地道に支援していこうよ、と思います。


今思いついたんですが、例えば東京オリンピック・パラリンピックに向けて「1校1国運動」とか「1町1国運動」とかと同じく、「1校1競技運動」なんかも良いんじゃないかと思いますよ。やわらか頭の小学生が障害者と接する機会にもなるわけで、日本で遅れていると指摘される「心のバリアフリー(この表現を使うのは、ワタクシ的に実はけっこう恥ずかしい)」にも繋がるでしょうしね。

*YOMIURI ONLINE:東京五輪も「1町1国」、自治体ごと応援・交流
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20140716-OYT1T50104.html


障害のある人と普通に(!)接するにも、障害者アスリートを自然に(!)応援するにも、とにかく「慣れ」が必要ですから。

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サントリー『車椅子バスケットボールのルール for ビギナーズ』 2分17秒


*日本車いすバスケットボール連盟:日本車いすバスケットボール選手権
https://www.jwbf.gr.jp/game/championship_man/46th/

*日本車いすバスケットボール連盟:全日本女子車いすバスケットボール選手権大会
https://www.jwbf.gr.jp/game/championship_woman/28th/


japan open 30th


*飯塚国際車いすテニス大会
http://japanopen-tennis.com/


この大会は、昭和63年10月29日~30日に開催しました第24回全国身体障害者スポーツ大会「愛とふれあいの京都大会」で公開競技(注1)として実施。その翌年度(平成2年2月25日(日)第1回大会開催)から名称を「全国車いす駅伝競走大会」として継続開催しているもので、全国の身体障害者が車いすによる駅伝大会を通じて、障害者の社会参加の高揚と障害者スポーツの振興を図るとともに社会の障害者に対する理解と認識を深めることを目的としています。

*全国車いす駅伝競走大会実行委員会:全国車いす駅伝競走大会について
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tk7716/ekiden.pro.html

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*日本障がい者スポーツ協会(日本パラリンピック委員会の上部組織です)
http://www.jsad.or.jp/



*日本障がい者スポーツ協会:日本の障がい者スポーツの将来像(ビジョン)と具体的施策の概要
http://www.jsad.or.jp/about/vision.html




*パラリンピックをもっと楽しむためのウェブマガジン パラサポ
https://www.parasapo.tokyo/

日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)は、2015年5月、日本財団の支援により設立されました。2020年東京パラリンピック大会およびパラリンピックスポーツ環境の発展のため、パラリンピック競技団体の体制整備、パラリンピックスポーツの普及啓発事業、そして、インクルーシブ社会の実現へ向けた事業を展開しています。

*パラリンピックをもっと楽しむためのウェブマガジン パラサポ:パラサポとは
https://www.parasapo.tokyo/parasapo


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