角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

PROM.07 LGBTについて

2015-12-09 06:34:54 | 障害あるいは障碍の話
LGBTについて。

直接関わりのない人なら、そっとしておく。
親類知人縁故関係であれば、全力でその(!)人の理解に努める。

ということで、いいんじゃないのかなあ、と思います。

大多数の人は、関係ないんですよ。
なのに・・・

米国最高裁が同性婚を認める認めないってところから、
いよいよ騒動が大きくなったのでしょうけど、

片や(主にリベラル勢力)、弱者救済、支援、権利、平等、などなど騒々しく、
片や(主に保守層)、伝統、文化、価値観、などなど重苦しい。

双方、もちっと冷静になってほしい。

いわゆる性的マイノリティっていうのは、
昔から一定数いたんです。

男の体なのに、男であることを嫌悪してしまう。
女であるはずなのに、女を好きになってしまう。

病気なのか障碍なのか、
あるいは、趣味か単なる嗜好の問題か、

それを、普通(大多数)とは違うモノとして
「異常」と言うなら、まあ、そうでしょう。

異常ではあるけれど、
そういうことも、そりゃ在るんだろうと私は思います。

真実、
自分でも身体と気持ちとを整理することが出来ず、
困っている人もいるわけで、

理解に努めたり、手を貸したりするのは、
悪いことではありません。

元々(一神教世界との比較で)、
性的タブーの希薄な日本においては、
そういう異常な人々の存在も、
公然の秘密だったり、暗黙の了解だったりで、
認めてきたと言ってよいと思います。

そこに善悪正邪の価値判断は含んでいません。
ただ、そういう人々として在っただけです。

ところが、
近代に至って法的婚姻制度が整ったが故に、
男でも女でもない者として弾き出されてしまいました。

それでもなお、
彼ら(?)彼女ら(?)は、
事実婚として近親者が認めてくれるだけでいい、
そんな思いで、
ひっそりと存在してきたのではないでしょうか。

昨今、
いくつかの自治体で、
婚姻関係と同等の証明書を発行する動きがあって、
これについても、賛成、反対、てんでに言い募ってます。

でもね、
「家族であることを証明するものがない」
ことが問題なんじゃなく、いちいち、
「家族であることを証明するものを提示せよ」
という不動産屋や病院やらの方が、
そもそもどうなんだろう?って考えるべきでしょ。

トラブル起こしたくないって心理なんでしょうけど、
個々勝手に不寛容な者達がいること自体は、
まあ、仕方のないことでもあるのだけれど、

それを許せないとばかりに(税金を使ってまで)、
寛容を強要する不寛容。
メンドーだから皆を同じに扱えと言ってるんです。
行政機関の、そういうところが反感を買うんです。

一体全体、
(特に日本の)LGBT本人たちは、
そんなことを望んでいるんでしょうか?

例によって、
本当は共感も同情もしていないのに、
マイノリティを取り込んで政治利用する、
そういう輩が跋扈してるだけなんじゃないでしょうか?

もう一度言います。

LGBTの人々、LGBTに関する騒動、
どちらも「正常」な人のほとんどには、
全く関係がありません。

この際、そっとしといてあげましょうよ。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・

*かなり長いのですが興味深い記事です。
 NEWSWEEKJAPAN:歴史の中の多様な「性」(1) 三橋順子(性社会・文化史研究者)※アステイオン83より転載
 →http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/11/15-4.php


*(LGBTをも商売にしようとしてますが)分かり易いと言えば分かり易い。
 [2]、[10] 以外、皆LGBT。

 DENTSU:電通ダイバーシティ・ラボが「LGBT調査2015」を実施
 →http://www.dentsu.co.jp/news/release/2015/0423-004032.html




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