角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#190 「アート」の世界に障碍者も健常者もナイんじゃないかと・・・あらゆる意味において。

2017-03-26 06:24:42 | 障害あるいは障碍の話
(「Fragrance」山下重人)
アートの輪:作品 Fragrance→http://artnowa.org/art/1995



〈障害者による芸術活動を後押しするため、自民・公明両党と民進党の国会議員で作る議員連盟は、国と地方自治体に対し、作品の海外への発信に取り組むことなどを求める議員立法を、今の国会に提出することになりました〉

gooニュース→障害者の芸術活動推進 議員連盟が国会に法案提出へ



自分でも「青いなあ」と自覚しつつ・・・


障碍を抱えるがゆえに、
自らの「作品」を世に問う機会が少ないとすれば、
その障害は取り除かれる必要がある。


けれど、

障碍者による作品だからと言って、
「評価」を甘くしちゃイケナイとも思う。

障碍がある「のに」こんな作品をつくれる、
障碍がある「にも関わらず」頑張っている、

そういう感想は、
それはそれでやっぱり「差別」に近い気がする。


作者が、

富者でも貧者でも、
大家でも無名の新人でも、
そして障碍者であれ健常者であれ、

凄いものはスゴイし、どうでもいいものはドウデモイイ。

心揺さぶる芸術が其処にあって、
聞けば、その担い手は障碍者でした、
というのが「正しい順序」のはず。


議員たちがソレを理解していて、
法案がソコを踏まえてのものであるなら、
一応、応援するし、歓迎もしましょう。


けど、でも、
どうなんですかねえ・・・


*ちょびっとだけ詳しい元ニュース
NHK NEWS WEB:障害者の芸術活動推進 議員連盟が国会に法案提出へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170326/k10010924721000.html


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