(リオパラリンピック閉会式)
パラリンピック、終わりました。
ロンドンと比較すると、
今大会、メディア露出が多く、
特に意識することがなくても、
自然と競技を目にする機会も多くなりました。
(それでもオリンピックには及ぶべくもないわけですが)
で、猛烈に個人的な心模様を・・・
「障害者はかわいそう」は論外としても、
「障害があるのに頑張っててすごい」
という言い方をする人が時折います。
私自身、ついこないだまで、口に出さないまでも、
そういう気分は確かにありました。
正直に言えば、
普段「障害」のある人を目の当たりにすると、
殊に、義手義足さえ付けず、四肢切断を露わにした姿が目の前にあると、
思わず「見ちゃいけない」という意識が働いて目を背けたりもしてました。
「眼差しの差別」というやつですね。
けれど、
連日、パラリンピアン達の映像に接しているうちに、
「障碍のある人を見ること」が自分にとって当たり前になり、
「障害があるのに」ということを抜きに、
「(普通に)頑張っててすごいなあ」という見方に変わっていく、
という自覚がありました。
いつの間にか、
普通にスポーツとして観戦してるんです。
自分の限界に挑戦する、
チーム一丸となって勝利を掴もうとする、
そこに、障碍者も健常者もないと、キレイゴトじゃなしに、そう思いました。
彼ら、彼女らの、特別な事情が、
こちらが慣れるにしたがって、特別なことではなくなり、
選手と一緒になって、勝てば嬉しいし、負ければ悔しい、
そんなふうに、単純に楽しめるようになりました。
その意味で、
今回、日本選手が金メダルを取れなかったことも、
普通に残念です。
2020年、東京大会までに、
普通にパラリンピックを楽しめる人が増えて、
サポート体制もより充実していくと良いなあと思います。
(写真はすべて、日本パラリンピック委員会:リオパラリンピック特設サイト/リオ2016パラリンピックフォトギャラリーより
→http://www.jsad.or.jp/paralympic/rio/info/gallery.html)
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*パラリンピックをより楽しむためには、やはりルールを知っておいたほうがよいと思います。
こちらに、主な障碍者スポーツの解説があります。
公益法人日本障がい者スポーツ協会:協会情報/資料室
→http://www.jsad.or.jp/about/referenceroom.html
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