ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

momo ベランダはもうキライ?

2017年11月08日 | 日記
すっかり日が短くなり、日中は季節外れな暖かさでも日が沈めば冷え込んで、
18時までの仕事から帰る道は真っ暗、オマケにお腹の虫がグゥっと鳴いて
こんなとき職場が近い有り難みが身にしみます。



先週でしたか、やはり穏やかに晴れた日のことでした。
仕事から帰り、その日もやっぱり冷えてきたなぁと
家の前で自転車を止めたとたん、猫の鳴き声がしました。
いえ、猫の、ではなく、それは明らかにmomoの鳴き声。
家の中からではなく、近くで、外で、鳴いている声でした。









行ってくるね~

と声をかけたときのふたりは、お気に入りの娘のベッドの上で、
たしかこんな感じだったハズなのに。
玄関に駆け込むと、そらが勢いよく階段を降りてきました。
「たいへんだよ~」とでも言いたげです。
「momoは?」
そらに続いて階段を上がりながら家の裏側を見下ろしても真っ暗で何も見えません。
開いていると思った娘の部屋のドアは閉まっています。
あれ?
でも、鳴き声は確かに近くなり、寝室のガラス窓を見ると、
必死な顔で叫んでいるmomoが見えました。

momo~!

窓を開けると、一目散に部屋に飛び込んできたmomoは
そのままの勢いで階段を降りていってしまいました。

momoがいてよかった。
ベランダから飛び降りて道路に出なくて本当に良かった。
8年前の家出がふと頭をよぎりました。
あのときよりずっとおばあちゃんになっているmomoの痩せた身体にはずいぶん堪えただろうと
洗濯物の冷たさがしみました。



おそらく出勤前に乾き具合を確かめたスキにベランダに出たmomoにまったく気付かなかった。
わたしのミスです。




降りていくと、ふたりとも
「ご飯~ ご飯くれ~」
「早く~ お腹すいた~」
といつも通りの催促。
はいはい、よかった、よかった。














「ど~もすいませんでした」


締め出しはさんざんって懲りたようで、あんなにベランダに出たがっていたのがウソのよう、
洗濯物を干しに出るわたしにmomoがついてこなくなってしまったのがさみしい限りです。