台風で風が凄いですね。。
先ほど、半年掛かりで出来上がりました計器がまた一台追加~。
この特注品は、もちろん計器世界的ブランドメーカーに依頼。
鉋削りの大会使用モデルの約二倍の金額しました^_^
N値も、ケーンの繊維をいたわる様にソフトに調整してあり、かつ、測定度毎のケーンへの測定圧も一定。ですから人為的な測定ミスが起きません。
また、先端部は、シャープペンの芯先太さの球体。
リード製作には、感覚 と照らし合わせるに相応しい計りが必要となります。
また、ここからは、飽くまで「kazの場合は」ですが、仕上げの紙ヤスリは、算定目標0.1~0.05ミリ手前からしか使用しません。
というのにも意味があります。
ギリギリ手前まで、鑿で鉋の様に削り、鏡の様に繊維自体の皮膜を創らせようとしていきます。
つまり、繊維自体の 防水 と その繊維質保持 の為です。(これ以上については この場ではご紹介できませんが)、紙ヤスリさえ使用しない場合もあります。 植物系の素材で かつ、 逆目 及び 繊維切れ したものだけを落としてあげるようにします。
なぜなら、繊維に対して人工的な硬石質粒子の紙ヤスリが 相性の合うわけはありません。
いくら細粒子に切り替え磨いたとて 繊維を 傷付け 潰している に他ならない。
また、材を いたわる様に 考え 繊維方向以外の左右方向に振らない。
(その為に、ブロックも横振れ防止に改良してあります)
そして、材料を上下に組まない。
元口、末口を読む。
ここまでが、材料に対しての礼儀。
そこから先は、全部、向こうから 応えてくれる。。
また、道具の 刃物の刃先には 研ぐ時以外触れない。(一度も触れた記憶はありません)
材料を 破棄する際は 材料の力に負け を認めて捨てる。
きちんと 拭き掃除までを終えて メイキングを終える。
道具を 毎回 手入れする。
ここまでが、材料 と 道具 の力を借りて 創る という事。。
「KAZが、自分でリードメイキングしている時は、以上の事を大前提に やっています」と、ご紹介しました。
ただ、そういう 当たり前 の事を しています。
代々、職人の家系の為、「敷居は踏まない」とか、「廊下は静かに歩く」とか、「道具や材料を室内に置く場合は、直置きをしない。必ず 座布団を敷く」とか、「他人の道具に触れない」とか…
こういう気持ちが、独りで取り組んでいる時は いつでも 在ります。。
ただ、当たり前の事が、珍しい事 になりましたね…。。ハハハ…。。(≧∇≦)