この度、<幾何算術法 による 規矩術 >のとても簡単な算術法の概要を幾らかでもご挨拶程度に記事をいたします。
大工職人にとって、現場にて適宜、迅速にかつ、簡単な計算にて正確なさしがね使い を 身につけたいと望まれるかもしれません。(わたくしが そうです)苦笑))。
ここでわたくしが語る 簡単 とは、四則演算の事でありますが、しかしまた、四則演算は、とても奥深い算術法であります。曲線の美しさに至っては、おそらく、さしがね による算出が、日本人の感性にしっくりくるのかもしれない と、わたくしは 常日頃から夢想しております。
さてさて、 この度、<幾何算術法 による規矩術>と称する 極めて スッキリとした 四則演算にて得る解法には、
わたくしに影響を与えてくださった先代の宮大工棟梁であるとともに頭脳明晰な 偉人達の築かれた 基礎研究 を基盤に成り立ちます。
現場と理論… と、中々、この両者を得意とされる名人は珍しく、わたくしは、幸運にもそういった方々とのご縁を賜ることに恵まれたことが、わたくしの根っからの研究心に更なる後押しを戴けたのだと思います。
幾何算術 のテーマは、スッキリ と 明解 に、正確な さしがね使い の 解を導き出す。
大前提には 勿論、 規矩術 の 基本<迷ったら 立水 と陸水> を 基準に を 初心としました。
次に、地ノ間 に 見えるは、 勾配に現れる。です。
初歩的な段階では、小平起こし法 による逐次的な思考を試みます。が、 飛躍的に2ステージ程 アップしますと、「次々と、勾配との関係に 気付くかもしれない」
この度、当書籍解説にて、 新たに<勾配比>による解説も少々記述いたしました。。
このメソッドでは、振れ隅木、多角形屋根や振れ垂木、振れ四方転び、及び 複雑な取合い角度を、3DCADに 負けず劣らずの<規矩術>にて解を導き出し、なおかつ、そのまま 木材加工へと私たちが即座に対応できる事、また、3DCADによる作図に対する正誤の確認さえ わたし達で確認する<力>となるかもしれません。
尚、当書籍をご購入の読者には、特に、新掲載の
「振れ隅木 落ち掛かり算定法」
「柱建て四方転びに於ける 小中勾配の論理」
書籍未掲載の、振れ垂木 勾配比 基本図」
「多角形 落ち掛かり勾配算定法」
などなど、当ブログ読者登録くださった方限定で、今後、情報をご提供させていただく予定です。
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