kaz'S Log

by kaz'S Metry

いくつかの kazの自在な動き…

2010-08-31 13:54:41 | ・Sound...音
僕は、 実に 先日、某楽器工房の優れた方に質問を投げかけた。





先方のミュージシャンの方も、その疑問についてお考えになられた事があったようだった…





>
今日は、kazリードにご協力戴いてるミュージシャンとメールをやり取りしている際もチラリとその疑問がやはり浮かんだ。。






楽器リードを制作していると、この疑問を解く事と疑問が増す事が重なり合い、「ある一つの仮説」が明確にされてきた…









つまり、kazは、楽器リードと共に楽器職人さんが造られた楽器にチューニングできるようになってしまう事が、少なからず出来ているのかもしれない、と思える事がある。






で、故意に、ある特定のチャンター(笛の部分)の指穴にセロテープを貼って邪魔して、テープを剥がさずに、半音、数セント動かしてみたり、変な自己トレーニングの為にリードを加工してみたりもした。











ういう自己トレーニングやミュージシャン方のリード制作をさせて戴いていると、不思議な疑問に行き着いた。こういう事だ。






「僕からすれば、自在にリードが、なんとかだけど動かしていけるが、1番鳴りやすくて、微調整の要らないリードの状態を基準値にして 楽器を創るなら、それは良い楽器なのか? それとも、表情豊かな繊細な、そして良く鳴るリードを基準値にした楽器はいったいなんと呼ぶ楽器になろうか? 楽器でチューニングすればよいのか?」である。









僕は、楽器リードの微調整が楽しい余り、何時しか ある一定の理論展開まで独自で編み出したはいいけど、ほぼ、体に染み付いているのであって、独立独歩で進んでいる。






だから どっちでも なんでもあっていいと思えてしまう。。






でも、楽器リードで微細なチューニング方法をされない方からすれば、良く鳴るリードで対応できる楽器の方が良いだろうし、一方、ひと癖ある楽器だから、それにピッタリ合う楽器リードを造りたいし、創って欲しい方もいるでしょう。。






で、僕はどういう楽器を創りたいか?と言えば、その真ん中辺りの、簡単に作った後、少しだけチューニングが必要なリードを取り付ければ良く鳴る楽器かな。。





多分、そうする。。











今、C管用のリードを制作しようと考えてる。。





三段階、試したい。





それについても次回 記載したい。


生体リズム2

2010-08-28 13:52:29 | ・僕が僕自身であるという事
呼吸、心拍、海の寄せ返す波、月の満ち欠け…etc…



1/fゆらぎ が存在するように



<それ>は、存在しているんだなと 時々思う。。





神秘的でもなんでもないし、わからない事でもない。

それでも、<それ>を「わからない」ままに持ち歩く。。


精密さを要求期待される仕事をしている中でも、相手は、木 だったりする訳で、精密でありたくても厳密には、そうではない 癖 や 個性 には敵わない。

ここで、だから大いなる矛盾が存在するわけですよ。



個性を殺すような格好の仕事も沢山あるはず。。



むしろ、工夫 というものが、どこかしら「言うこと聞け!」みたいな処が少なからず存在してる。。



また、それをしなきゃ、建築物や家具って、存在しなくなる。



こうなったら、対象の自然体の動きに任せるように こちらが動く。。で、自然に帰す。。



ここが、僕には ツンと鼻につく。。



何処か、まるで流木家具みたいで 洗練されてない。。

けれど、非常に、近い。近くて掛け離れているようにも感じる。。



流木家具じゃ、僕は多分何もしないで寝てた方がいい。。
かといって、ガチガチの 実用性 の名の、あるいは デザイン の名の<何か>でも少し違う。。





手を施すだけ施した痕跡が時に浮かび上がり、高度な技術力が消え入る事があり、また時に 余分なモノが無いようで存在しているような。。

ヒントは意外な一言だった…

「アナログの音楽のように…」




余分なモノが無いようで、必要な処に<それ>が在るから たまらない、みたいなのがいい。。
しかも、計算された<それ>なのか、偶然なる産物なのか?!

もはや、制作者本人にも見当がつかない内に……



これは、整然とした都内の環境整備された並木道か?あれは、 都内だからしっくり来るけど、 どうしてか、英国式庭園の様であり、どこか 一歩外側に出ていない観がある。



かといって、美しい大自然はといえば、何かが違う。 このkazの生きる場は、大自然ほど豊かな緑でもないし。。



要するに 心のあり様 が違うのだ…

<混沌としながら、刻一刻と流れる時の中で、意味内容、価値体系に拡大が起きるが如く>。。

技術力を高めながらも、それが無化していくようなプロセスに起こる 現象 という構造物。

知覚にうなりのある変動を起こすような……







爆発的に沸き上がる巨大なエネルギーに突き動かされるような夢に起こされた…



たまぁ~に、狂暴なエネルギーを感じで 目を覚ます…



ブルーの綺麗な幻が 壁に輝いている…



また、何かを発見する時が近い…



常に 大きな変化が近いんだ…





楽しみだ……


楽器リードについて4「うねりリーフ」

2010-08-25 13:50:58 | ・Sound...音
楽器リード新生リーフ完成。





立体構造に伝統的リードのリップスタイルを取り入れました。。



他に、リーフにある特殊な技術を施している理由について 記録しておきたいと思います。



通常、2ndオクターブを、空気圧の加圧(オーバーブロー)で表現する場合、固さも必要になります。



先端部を切り詰めると、高音部に必要な 固さを取り戻しますが、同時に柔軟さを失いがちとなり、せっかく、薄くする事で特定の音をピンポイントの調整をしたのに 固さを取り戻した為に 半音動いてしまう。 (動き方は、いずれ全てを公開いたします)



普通は、ここで出来上がりとするのかもしれません。半音調整の為に笛のホールを塞いだり。。



それもありなんでしょうが、一応、リード制作者としては、後、4000本創るだけの材料も手持ちあるんで……







そこで、また削りに入ります。

ピンポイント削りです。


すると、削ったポイントは素晴らしいのに、今度は、最高音が鳴りにくくなったり、最低音が気持ちよい音がしなくなったり。。





切り詰める事は、削り深層化レベルを変動させ、 全体の調律の位相ズレ を引き起こし、結果的に「必要な全ての音群に十分な柔らかさを失わせる」ようです。


そして、それを修正すると、つまり、切り詰める以前の状態に戻ってしまいます。


その絶妙な、固さを必要な所だけ持たせて、同時に柔らかさを必要な所に持たせる。。それを実現するために改良されました。

それは、 すなわち、「うねり形状」をしています。





実は、リード先端部は、フラットな傾斜ではないのです。




何処かを調整すると他に響く。



これを改善したのが 偶然なる特殊構造。



外部も内部も うねりを持たせています。





今後、新生リーフを「うねりリーフ」と呼びます。






よろしくお願い申しあげます


自然という事

2010-08-24 13:49:30 | ・僕が僕自身であるという事
僕は超自然という半ばシュールな事を言い出している。

で、飽きると言わなくなる前に記録しときましょ。。


東洋的な自然に対する美意識が好きというわけではないけど、かつて、キツ~イ時々に禅寺で禅をしたり、Yogaしたりの中で何処か楽チンな思いというのを味わった事がある。


諭すような論説に うなってみたけど何も変わらなかったのに、そういった事を辞めてみて 何かはハッキリと掴めたのか何なのか、楽になる。。



精神療法のトレーニング中、身体感覚で、身体の背骨の芯をドドッ~ と暑い何かが流れ落ちたと思いきや、あれ?…

何かが 抜けおちちゃった~??

こりゃ困った!!悩みが抜け落ちちゃった!
これから僕は お悩み解決を失い、何を持てばいい?


要するに、悩みたかった、 とは こういう事かと初めて悟る。。


こういう現象は、スピリチュアルでなくとも脳科学や生物生態学でも既に解明されている事も解っていく。。

武道でも 相抜け という言い回しで語られている事を知り、偶然の一致に驚いた。。


どれもこれも なるほどの連続の中で生きてきたけど、疑問を疑問形のままにしながら動いている。。

身体思考派らしく、行動すると思考が広がる。広がるということは、深まる。。

めちゃくちゃな十代からめちゃくちゃな二十代を終えて、精神的に危ない時期もなんとかやってこれた…

壊れた時計仕掛けの搾りたてオレンジ


この奇人変人に蓋をしたら爆発します。。

ホームページの管理人さんもクレージーだけど お互い 蓋をすべき所では蓋をしてます。。


こんな意味不明なブログる人物は 何者なんだ?


単なる無知なのか無茶苦茶なのか?


自然とは、幼児が自我の形成から青年、成人へと育つように…

途中、道端で、病んでみるのも格別だ!
これを不自然と感じる人が多いらしい。。


これを自然と感じる…

これを克服される方々を美しい自然と感じる…

だが、病む心を不自然だと感じる方々には
これを 超自然 と語る事としよう。。


でも、くれぐれも誤解のないように。。

とことん 悩み抜いて 「なんだかわからない」を持ち続ける事が楽しくなっちゃったら楽チンでありながら苦しいね、みたいな混沌に 美しい自然 を感じるよ、と言っている。。

実は、そういう事を 言語で説明すると 違うエピソードになっちゃうという言語の限界と、僕の言語で説明する力不足と、別に力入れてないのと、何がなんだかわからなくなってきて……

自然という表現をも超えているのが自然の本性なんだから 仕方あるまい。。

でも、人間は、自然に対して作為的に自然に手を加える事ができるのが 知性ある存在だ。。

人工的な作為の窮屈さの先に、自然回帰にも 進化にも通ずる不思議な動きが起きる…
この時々、僕は自然を感じる…


この、超自然 は 僕を いつも 導いてくれる…

どんどん、どんどん、 突き抜けてしまうと こんな感じです。。へへ。。


マイペースなんだね~kaz

2010-08-21 13:46:40 | ・僕が僕自身であるという事
明日は、同じく設計、木造建築の現場に携わる方々の会合に参加し、新しい出会いに出かけてくるとする。。

日曜日は、誕生日じゃないか?

三十代半ばの誕生日にしては 僕らしい。。
家業に、楽器リード創りに落ち着けば楽器制作に本腰となる。。

念願の武術も初めて何時か、突然、死んでしまっていたりして。。

かと思えば、家族があれば何も要らない、と思う事もあり。。

要するに、ご理解くださる方々からは多面的と言われますが、kaz本人は

「壊れた時計仕掛けのオレンジ」だと申します。。

心理の現場に生きる先生方は、kazを

「壊すひと… それは、特別な時を刻む時計があるのだ…」と、kazを見ていると そうお感じになられるとか……

歳も歳なので、張り切って壊してばかりもゆきませぬ……へへ。。

生み出す事と壊す事は、紙一重というよりは、ほとんど同時に起きるように思われる。壊した瞬間に始まっているのか、生み出される瞬間に壊れるのか??

なるべく、エレガントに 流れるように行われたいものだけど、出産は 何につけ、劇的なるものでして、子供が生まれる時なんぞは、kazは、妻にお腹を噛み付かれたものでした。。痛みは、妻の絶叫で、アタマ真っ白だったので感じませんでした。トホホ…

で、妻は激痛でひとのお腹をかじった噛みごたえはあったみたいな…

kazも これから沢山の自身のメンタルブロックを壊しながら 前進するのでしょう…


飽くまでも 自分自身の壁を壊すマニアです。。

ただそれに 集中 していれば、何処かでまた、誰かが理解してくれるかもしれないし、そうじゃないかもしれないようでそうでもないかもしれないし、わからない。。

この わからない を大切にしてる。。

かつて、ある音楽家がこんな事を言っていた

「人生はコントロールできないが、音楽、音 はコントロールできる。」


果たしてそうだろうか?

どうも 違和感を感じてならない。
彼女は、意志の力や知的努力からして、コントロールという言い回しを使用し、世界を見渡しているようだから そう感じる のであって、kazからすれば、「そういう風に見えるだけ」の事だと解釈している。

もっと単純で、もっと複雑化してるから面白いんじゃないのかなぁ?


ある時、人生がばら色だと感じるなら、 全て上手く、計画通りだと思うかもしれないけど、 その<計画性>とはそこまで計画的だったのか?
計画的だったとしたら、なぜ、ばら色なの?

予測以上だからばら色なのでは?

それに、予測可能範囲内であったなら、明日には冷めるだろうな…

だって、予測可能範囲外ではないのだもの。。

こういう事は、音を扱う音楽だって同じじゃないかなぁ……

コントロールできてるような気になれた!
コントロールできない気になってる!

で、それは、わたしがコントロールしてるのかなぁ?

誰かが助けてくれていて、上手く行ってたり…

そう考えると、ばら色も何色も 何処か、静かな流れる一瞬間のように思えてくる…


やっぱり、波長が合う とはホントに素晴らしい表現だ…

こういう時々、kazは、何者かに ありがとう…と何時も呟いているのかもしれない…


中々、面白いじゃないか?
昨年ぐらいまでは、解った気になっていたよ。。

今だって、ど~ゆ~意味?


そう聞かれても 即答できないや…


きっと、昨年までの何かをまた、壊したんだろうさね……

まだまだ、壊していけるし、生きている限りやるさ…

そういえば、コントロールってなんだい?
そんなに声高に語られると また 睡魔に教われてしまう……

だんだん 気持ち良くなってきたから

瞑想しながら寝るさね……

おやすみ……


楽器リードについて3

2010-08-18 11:21:14 | ・Sound...音
たった今、うとうとしていたら ふっと 思った…

もしや?と、慌てて楽器リードを計測、分解して納得した!

的中していた…

先日の奇怪なる現象(失敗)から確信を持てたのだ。それは、<リード先端部切り詰めによる 位相のズレ >つまり、削りピンポイント全体が、まるごと後退する。

特殊な加工(今は内密)位置は固定されているが、ポイントは後退する。すると、ある音程修正ポイントまで、特殊加工を施した位置までズレ込む事により、振動が不安定になる。

それは、二度と修正できない特殊加工の為に 何をやっても無駄だ。。

で失敗した。

しかし、これは<削りポイント位相ズレ>が起こる事を明確化した現象と言えるし、<削りポイント位相ズレ>が存在する事を意味している。。


それと、この最近導入した新たな特殊な加工には、危険が付きまとう。。

ワンランク落とすべきか??


創作開始

2010-08-17 11:19:58 | ・Sound...音
今朝、不思議な図面が夢の中でたちあらわれた…

忘れていた懐かしい楽器リード制作用に何十回と変更しつ続けて忘れ去られていた図面。。

夢の図面に寸法がふってある。

慌てて起床し、記録した。

次に、思った!

なるほど!

ある制作プロセス後半に差し掛かった際、この図面に従い削り、切り落とせば、適度にチューニングも半ばは終わってるように もし、出来たら!

後は、微調整してね!みたいな格好まで出来るかもしれない。

更に、C管用にも使える用にするため、この時ばかりは材料の葦をコンマ数ミリ薄く作る基準も大体を検討しておけば、問題は一挙に片付く……

そのためにも 試作制作と、夢の図面通りにやってみる事。

そして更に、練習用キッドとして、最後のチューニング手前までを僕が、制作済みにし、先方に試してもらう。

再確認の為に、僕自身も制作する。

かなり、ややこしいが、もう既に刃物を研ぎ澄まし、準備OK,



後は、無心に創る……


結果は、また明日記録します。。


悩む…大いに悩む…

2010-08-16 11:18:22 | ・Sound...音
困り果ての丸一日…



伝統的な楽器リードとリーフを融合させる時が来たのかも……



しかし、それは 劇的な変化を意味しなくもない……



何がしたいのか?と言えば、昨日、あるミュージシャン宅で、kazではなく、僕は、上手に制作のお手伝いができなかった事に加え、前回、せっかく彼が制作した楽器リードをより良くする所か、使えないリードにしてしもうたのです!

今までとは違い、C管だったとは言え、何かが違う!!





よっぽど、リメイクをして差し上げるなり、こちらから持参していくなりを考えもせず、大失敗であった…



勿論、彼には、永久的に保障をして差し上げるつもり。。

ここには、今は、書けない大きな意味があるんだ……





今週、来週は、僕と僕自身が向き合いながらkazを再び創り上げなきゃならない…



今朝、一瞬間、悪夢にうなされながら、こんな事は、もう辞めようか?と、思った…

しかし、昨夜持ち帰った楽器リードを検証しながら 記録を取り、分解し、更なる進化へ向けて今現在、二層式洗濯機を回しながら 半分クレージーになってる。。





誰もが、このkazメソッドを使用すれば楽器リードが創り出せて、あとは好みや、楽器の癖にチューニングできるよね。

というガイダンスを創っているのです。

技術って、洗練していくと、誰でもが出来ないような領域になるのかもしれないけど、それが誰でも練習すれば出来るようになるガイダンスを創る事も上手くなる。
だけど、無意識的にやっちゃってる事を整理してガイドラインとして要点を創るんだから、これも洗練の道だ…
br />

一方で、それは、伝統的な楽器リードより演奏しやすくてチューニングしやすい様にもし続けていきながら。。





今、僕はkazの宮大工の先生や心理の現場で生きる先生方を思い出している……

あれほど難解な事が、あれ程、「練習できる様にしてある不思議なプロセス」





ライフルで撃ち抜かれたような大きな穴に 、なぜだか それを上回る大きな輝く強い何かが、たち顕れようとしている…



それは限りなく近い…



何か??



見えそうで見えない…



この<たったひとつの重要な秘訣>が喉まで出かかってる……



今夜もディープな瞑想が必要だ……





こういうにっちもさっちも行かない時々にこそ意味がある?ホントに?どうだろ…



随分以前に、和室の壁を抜いてしまった事を思い出してる…



二十歳頃、二日酔いでガラス窓に材料ごと突っ込んで「おはようございます」とか…



水道管に釘打ちしたり……



でも、そんな中をホントによくやってきました…… ホントに好きじゃないとやってこれないだろうなぁ……



ホントに好きなんだ……



出来ないようで出来そうな…そして出来なくもなくて…そんな中でやってこれたのは 何かがあったんだ……





なんだか さっきからとてつもなく笑い出したい気になってきたので



笑ってくる…



夢の中で……


楽器リードについて2

2010-08-13 11:09:50 | ・僕が僕自身であるという事
以下に記事いたしますkazリードメイキングにおいては、海外の、また国内の優れた演奏家先輩方の制作された楽器リードでは、決して 実行されないことをお願いいたします。。



彼らの制作された作品は、リードを含めて、演奏の為に既に調整がされている楽器全体ですし、手元にあるリードは、その楽器の為に用意されたオーダーメイドのリード部なのですもの。。





飽くまでも、新たに自分でリードを作ってみよう! そんな時々に試される事に少なからず参考にして戴けたら幸いです。。





さて、これからkaz独自のリードメイキング用語が数多く出現する事となります。。



既に演奏家の方々ですと、「ひょっとするとkazは、あの事を指摘しているのかも!」とか「ははぁ~ん、kazは今頃、世界のリードメーカーの意見に近づいてきたなぁ~」とか「手元にあるリードに起きている現象は、kazの言っている、これの事かも!」と、いろいろとご感想をお持ちになるかも知れませんが、 以下に登場する 不思議な用語は、kazが、楽器リードを制作するにあたって 了解しやすい独自の解釈であって、すなわち、kazが kaz自身のリード制作に役立つように 工夫していきながら発案している言い回しや解釈体系であるので、解りにくかったり、飛び出して前のめりになりがちな点を まずはご了承いただきます様、お願いいたします。





ではでは 早速始めます。。





本日は リードを切り詰め、カットする事について 記事にしておきます。



先日記録した<削り深層化水準>略して削り深化 が激動します。。



通常、季節の気温、湿度変化では ブライドル(リードを締め付けてるガードルみたいな針金)を開閉する事で補いますが、



kazの発想では、ブライドル開閉にも限度があり、飽くまでも最低でもボトムD(最低主音)、と同時にトップC#が鳴り、お気に入りの空気加圧でジャストチューニングの為に設定する程度、を目安にしています。



そこで登場するのが、<リード幅による許容範囲>略してリード幅のキャパ。


これについては、今回は割愛させていただきますが、

とにかくも、上記の条件を全て満たした上で、「音」のチューニングを終えたモノだけを他者にススメる様に心掛けています。



さて、話しを戻しますね。



と言うわけで、飽くまでも、リードメイキングの際には、切り詰めカットする機会ですから、やってみましょう。。



どんな事が 起きるでしょうか?



さっきまで鳴らなかったトップC#が鳴り出したり、します。

また、同時に、バックD、Cナチュラル、C#に変化が起きます。。
また、特定の音に高低差が表出します。



切り詰める事、カットする事は、チューニング全体を動かす事とも言えなくもないようです。



kazは、この時起きている「ひとつの現象を」 <削り深化レベルの変動>と<削りポイント位相のズレ>が起きた、 と解釈しています。



(注意。位相という表現は、本来の使用目的である音響、物理学とは何ら関係なく、ましてや、kazが、物理学や工学系の教授を受けた訳もなく、彼らから言わせれば、固有振動数の変化や、倍音構造の語りを聴かされてしまいそうなので、ご勘弁くださいまし。



ただし、先日記事したように、(といってもkazの得体の知れない「不思議な音楽の不思議な聴き方2」という記事は削除してしまいましたが、(ア然とさせてしまうので、一晩で、ブログを消してしまう事をよくやるのです)が、そこで、二十代に聴き込んでいた音響派の音楽の現象に類似性を感じ(なんでも勝ってに感じます、はい。)で、命名いたしました。長い注意書きだ~)



今は、かい摘まんで、一口メモ程度に行きます。



さて、一つ目の<削り深化レベルの変動>とは、要するに先端を切り詰めたら厚み増すよね、増したら少し手前の削る前の厚みに戻るじゃん。だから深化レベルが1ランク戻った。



次に、

<削りポイント位相のズレ>が起きた、 と言うのは、ちょっと複雑な変化を言いたいんです。



リードという振動板の長さが変化し、厚みも変化しながらフルオクターブ鳴るという事が「 そっくりそのまま切り詰めた分だけリード部を後退した」と解釈します。



この仮説を元に、幾つもの試行錯誤の結果、少なからず的を射ているような格好の結果が導き出されました。



更に言えは、鳴らない2ndオクターブA. B.トップC#が鳴り出す事や、鳴らなくなる事も この仮説(屁理屈?)を元に削りを加えると復活します。



ですが、難度が高くなる要因が隠されています。



チューニングしながら(例の<削りポイン>と、他<、削り深化レベル>をも考慮に削らなくてはなりません。



また、空気圧の加圧に変化も起きます。



更にはハードDの鳴り方調整も加わる訳です。空気圧加圧により、ハードDが裏返り、ハイAの音が出やすくなってしまったり。。



ポイント以外の余計な処を削ると、また先端を切り詰めなくてはならなくなります。



ついには、バックD,C#が揺れ動きやすくなり、ブライドルをいじくります始末。。



こういう事にならない為に、どうしても、

以上のような 手前勝手ではありますが、kaz独自の呼び名をリードメイキングに使用しながら今後、ひとつひとつ記事しながらご説明させていただきたいと思います。どうぞご了承ください。。





また、突如、ぶっ飛び意味不明ブログが出現する事もありますが、そういう変人ぶりの様子の時々には、スルーしちゃって大いに結構ですので。。





だんだん 眠くなりました。。



寝る!


刃物の研ぎ方 と 刃物について その一

2010-08-08 11:06:33 | 【kaz'S Metryについて】
kaz'S Metryでは リードメイキングの為だけではない、建築、木工という即戦力のみ活用されてきた 使える(使えなきゃ意味がない現場仕込みの 刃物と、その刃物の研ぎ方が)、楽器リードメイキングに多様される為にも 是非、参考にして戴きたく(kazのガイドで参考になるのか!?)



是非、一読くださいまし。





まず、カンナ は、ちゃんと研げれば、砥石に張り付くように立つのか??



はい。立ちます。立たなきゃ、研ぎ方が悪いのか?



ちがうなぁ… ネット上ではいろいろな説明があるようですが、フラットに研ぎ、きちんと仕上げに軟らかめの天然砥石で研ぎ上げれば、立ちます。



でも、立つのは、真空になってるから。とか言われてますが、そうかなぁ?



表面張力ですかね。ま、吸盤の様にくっついて立つんですよ。。



で、そんな事より、研ぎの角度25度30度と言われてますが、正直、何がしたいか?



その、カンナに何をしてもらいたいか?によって、角度、並びに研ぎ方、カンナの台を調整します。こちらの方が重要です。



カンナ自体を仕事内容、用途に分類するのが 職人 です。。



ちなみに、kaz の父は、6万から10万ぐらいのカンナで妥協してますが、kazの師匠の宮大工の先生は、一丁20万ぐらいのカンナはお持ちでしたが、



要するに、仕事の用途 が 問題なんです。



どんなに安価でも ちゃんと研げれば、高価な刃物も使える訳ですし、台もなおせる。

どんな仕事に使うか?これで、最後は決まる。



刃物についてなら 削ろう会 という会があります。



kazも入会するはずでしたが、忙しくて入ってないです。。

NHKのTVで、数ミクロン単位のカンナクズを競い合うあれ、皆さんその会の会員でしたか。。確か。。



あれは、劇的に差をだす結果は、「台を調整する力」にある と、kazの父は言ってますが、kazもそう思います。。





そういう情報も ここに 掲載します。





さて、100円ショップのハサミから洋裁断ちバサミ、包丁、ナイフ、彫刻刀、ノミ、カンナ、大型自動カンナ刃、プレーナー、日本刀(これは、タブーでした!。しかし、研げますが、受け付けいたしません。。法的な問題もありますが、実に、我々よりは、専門家でないと、ハガネとヂガネと言われている部分のめり張りをクッキリと表現するには、そればかりされている専門家でないと、難しいです。kazの父は、かつて、刀を研ぐ際、相当苦労したようで、木工に使用される刃研ぎの研ぎ方では、不十分で、最後の仕上げに 金針 で、研ぎ出し、相当時間が掛かったようですから。。)



あと、覚えておくと よいですね。



ハサミは、絶対に 裏 は、研ぎません。



切れなくなりますから。。



もっと、写真を沢山掲載しやすいブログにしたいですね。管理人に相談します。



実演します。。



砥石は 何を研ぐにも 仕上げ砥石は天然砥石にしてください。



kazは、8万円の砥石使ってますが、もっと 素晴らしい砥石に出会いたいです。。



堅すぎず、軟らかすぎず、素晴らしい音がする砥石。。



他人が研いでいる音で、砥石の固さ、刃物のヂガネとハガネの固さ、ちゃんと研ぎついているか、判ります。音が 語ります。。

目を閉じて研ぐ練習をすると、砥石が凸凹になってきたなぁ…

刃先が、0コンマ数ミリ長さが変わってしまいながら研ぎ上がるから、反対側に力の加減を変えればいいんだね?



そんな風に解ってきます。



で、砥石が、ビミョーに、でこぼこ になってきたら、調整します。



てっとり早く、間違いないのが、重量ブロックを買ってきます。



ブロック塀のブロック。



で、河に行き、川砂をスーパーの袋に詰めてきます。



さて、ブロックに水を浸し、砂を掛けて、砥石を研ぐんです。。



砥石の表面を見れば、平らになったのが、(如何にでこぼこだったのかが)判ります。。



これをしてから、刃物を研ぐ。。



ここからが、スタートです。。



こういう事が、本当は、職人さんなら皆、当然だったはずなのに……