kaz'S Log

by kaz'S Metry

自己訓練マニア(*_*)

2014-12-10 19:50:29 | ・思い立ったが何とやら


そんなに高価な鉋でも有名でもない鉋で果たしてどこまでできるのだろう。。

木材質に応じて 鉋刃 の研ぎ方も 台の下端調整も変わるとはいえ、はたまた 地金 と鋼 の材質にも応じて 果ては 鉋台の仕込み寸法も変化するとはいえ…

至って 研ぎ だけで この 鉋、どこまでできるのか?
それが知りたくなって 一週間…。。

もちろん 天然砥石 を仕上げに…。。

ティッシュペーパーはスーっと、あっさり切れる。

髪の毛、すね毛、うぶ毛 を切るのは当たり前として、うぶ毛に刃先を引っ掛けて 釣り上げる、これもクリアして、いざ。。

上記の写真で 8μ。 8/1000㎜…
一応2mの長さを途切れる事なく削れるとはいえ、
何かスッキリしない…

結果に波がある…

波がある ということは、大切な事を 見落としているからだろう…。

目指すは5μ をコンスタントに安定して削れるならば、とりあえず、後は レベルUPの為に、kazの必殺技の 旅に出る。。

あと数日内で きっちり しておこう。。

今年のことは、今年の内に。。


150年以前の物…

2014-10-28 00:26:38 | ・思い立ったが何とやら
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昔々からお付き合いのある方のご自宅を一部修繕した際に 解体しましたら…

150年以上も前に 手加工で施したサネ加工。。

そして、150年前の釘??鉄??

こういうのを数百本集まれば 刀鍛冶屋さんにでも預けて 鉋 をこしらえていただけば、 切れるんですよね…

ところで、木材が まるで鉄の様な 感触。。
キンキン響きます。。


2012年9月のこと…

2012-09-07 02:36:04 | ・思い立ったが何とやら
本日は、幼少の頃から自家製の箸しか使わず(やはり、機械工作ではなく手づくり)でしか出せない微妙な感触に惚れ込み自作してきた。

この度、師匠のアーティストから、アドバイス戴いた方法論に、我が工房の手仕事で 精密かつ、手にフィットする、僕の独自の箸の太さと長さで、制作してみた。。

ちなみに、一本ずつ手で鉋をかけて、木の葉で磨き、自然オイルを塗布しマットな艶出しです。
八角形の箸。
次回は夫婦箸をつくります。

手加工には、微妙さが 感触に残るモノです。

これを、パイプドローンリードに応用し、ハンドメイドにこだわってみようかと 思っています。

photo:01




手加工で、精密さと 微妙な動き感 が 掴んだ瞬間に感じて戴けるかもしれない…
楽器も、旋盤遣わず手加工したら、動きある感触になるかもしれない…(^_^;)

photo:02


photo:03



まとめてのご注文に関しては、手加工と、師匠の機械工作 二つからお選び戴けます。


天候不良???

2012-05-18 04:19:23 | ・思い立ったが何とやら
変なお天気続くなぁ…

ブログから離れて、Facebookやらmixiやら、Twitter覗いたりしながら、やっぱり 面白そうな事は、他にありまして…

細かい仕事や雑用を過ごしてました。。

家具工房の師匠のところで、ぼんやりも過ごして参りましたよ。

シンプルながら使い勝手の良いモノを手づくりしてました。。
photo:01



ちなみに、僕が作りたいものは、どの様に使って良いものなのかわからなくなる様なモノばかりで、師匠からしても、難度が高いから やだっ、って事でしたよん(^^;;


昨夜は、明け方まで、独りカラオケBOXにて、楽器リードの仮説検証してきました。。

スッキリしました。

また、新たな気になるテーマを見つけてしまい…(^^;;
二本どうしても、試したいぃ~。

とりあえず、製作実際はこれで、お休みし、楽器制作の道具作りに出掛けます。。

では、また明日、お会いしましょう。
photo:02




工房の歴代の秘伝の話の話

2012-05-01 01:06:58 | ・思い立ったが何とやら
我が家業の工房には、伯父が遺した秘伝の話 が、自作の道具箱の蓋の内側に記してあるのだ…

以下の写真がそれ。
驚きなのは、自作の墨サシ(竹で作る付けペンで、木材に細工の印を付ける道具)で、これ程の達筆である時点で伯父らしい。
しかも、彼は、右手と左手両方に筆を持ち、左右の文字を個別に書くのである。

photo:01



親方である父の兄というのが、職人でありながら、文化人としての多才な面を持ち合わせており、その息子である従兄弟の兄ちゃんもまた奇人というか、多才な方で、現在は都内で建築家でありデザイナーをしているのだけど、どうやら、変態にイっちゃってるのは、このkazのみで、他皆さんは立派な奇人なんですかね(^_^;)

さて、この伯父は、職人と言うよりは、彼の遺した道具類や記述や武勇伝から判断すると(もちろん、子供の頃のkazの記憶を頼りに)、
彼も相当、苦労されたひとである。

が、常に恨み、コンプレックスをもちつづけた努力家であったようだ…

しかしながら、その様な人々がそうである様に、大切な事を忘れていたに違いないひとだったのだ…

当人は、半端ない苦しみに生きていたはずだ…

そのひとが、どの様な思いで、道具箱の裏 内側に 筆をとったのか…

そして、伝承昔話をしたためたのだろうか?…

それが、とてもよくわかる。

次回へつづく…


iPhoneからの投稿


研ぎものするひと

2012-04-28 02:21:01 | ・思い立ったが何とやら
雨降りまして、研ぎものをしては 道具の手入れ。。

鬼婆よろしく刃物研ぎ。

ちなみに、鉄工ドリルと木工ドリルと包丁まで研いでました。

もう、この時期になると砥石は風邪をひかないため 外に出しても大丈夫。

真冬は、必ず毛布にくるんで大切に保管しないと、割れてしまうのです。
一応、8万円の砥石でありますので。

宮大工の師匠は、数十万円の砥石を使われていました。当然ですが…

昔は、農家の御宅の仕事をすると、地流しと言われる庭先の洗い場に、砥石を持参した大工は、休憩時に研ぎものをした。
うっかり、家人が、その砥石をまたいで歩こうものなら、大工はその日は、とっととかたずけて帰宅してしまうのだ。
また、同じように、チョウナと言われる道具をまたいで歩かれた際も同じく
仕事は終わり である。

縁起が悪いから。

気難しいから。

道具を大切にしているから。

どれも、それだけではないし、その全てだし、でも、ちょっと違う様な気がする。

他人の道具には絶対に触れない。
触れるものなら、即刻クビになるか、殴り跳ばされるか、触れた者は呪い殺されるに違いない。

当然だ。

こういうのを一々語りたくもない。

という処かもしれないな…

他人の日本刀に触れた者は、呪われるに違いない。

それを研ぐ。
時代も変わったんだね。
kazは、職人さんから、信頼されているからだろうか。
度々、刃物を研いでくれと頼まれる。
彼らは、自分自身を映す鏡を持っているのだろうか?
疑問だ。
しかし、道具を預かった瞬間に、思いは変わるものだ。

刃物が、研いでくれ と呼んでいる様に感じると、邪念が消える。

刃物には、癖が出ている。
刃物の癖と、持ち主の職人の癖が。

体臭まで感じる時がある。

その刃物に、kazは、何をしているのだろうか?

我に帰ると、事は終わっている…

結果的に感じるのは、持ち主がより持ち主になった。
刃物の質感が、浮き彫りに持ち主を明らかにした。

kazは、やっぱり何もしていない。

kazが、スッキリと、そこから抜ける事ができる様になれたのは、本当にここ数年の事だ…

何もしていない…

それが、本当の処だ…


家業は苦行??

2012-02-15 11:11:12 | ・思い立ったが何とやら
さてさて、プツリと突然時間ができてしまうのが家業 の宿命…

会社員されている方々からすると あり得ない 空 の時間ですよね…

kazは、こういう時々に 複雑な心境を味わいます。

幾多かの選択肢 いくばくかの不安…

本当にやりたい事が、混沌の中に存在するというよりは、 混沌 の それ であるという事

これ が 噴き出しちゃいそうになるから 不安 を感じるのです…

こんな時々は、妻子と過ごすのです…

それから、楽器の方をいじる。

またそれから、曼荼羅リード製作実験に入る…
で、演奏家さんと交流する。

で、更に建築の探究心が深まる…

今、この瞬間、 わたしに 何が必要か?
何が 深いココロ にとって バランスを与えてくれるのか?

これは、非論理的とも言える論理 に導かれるが 腑に落ちる…

偶然 に生きてみるのも楽しいモノだよ…

うっかり小石につまずくと、自分の身体の見事なバランス感覚に助けられるし、確かなモノだと信じられるモノだよ…

散歩してなきゃ そんな出来事にも出くわしたりしない…

タイムカード も 研修 もない家業だから、知らず知らずに 本心から知りたい事やできる様になりたい事や、できる自分自身を たったひとりで 確かめにゆくしかないからと…

有り難いですね…

工夫しよう…工夫に工夫しよう…

発明創意工夫展開催中!