kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

“ブッダとイエスのマンガの本”

2009年11月07日 | 「他」の彩り
秋と言えば、スポーツの秋、芸術の秋、
食欲の秋、そして読書の秋など、
いろんな秋が有るわけだけれど、
とりあえず、読書の秋というワケなのか何なのか?
うちのカミさんと娘(小5)が、ここのところ
すっかりハマってしまってる一冊の本が有る。
(いや、正直に言えば、この僕も。)

それは、涙無しでは読むことのできない心打つ感動の名作や、
人生の機微に思わずウ〜ムと考えさせられてしまう純文学小説でも無く、
ましてや向上心を豊かに育んでくれる哲学書・啓蒙書の類いの物でも全くない。
目下、我が家が全員夢中になって読んでいる本とは・・



“聖(セイント)おにいさん”1・2巻!(講談社発行)コミック本。

内容はと言うと、
世紀末も無事に終えることのできた、
“目覚めた人ブッダ”、“神の子イエス”の2人が
現在、日本のアパートを借りて下界で休暇中で、
その2人の日常を現代の若者向けにコミカルに描いたものだ。

このコミックの凄さは、そのアイディアというか企画の凄さ。
「それって、やっちゃあ、マズイだろ〜・・」と、
されて来たであろうことを、淡々・堂々とやってしまったことだと思う。
全くのコミカル本で、荒唐無稽。
でも、一つ一つのエピソードを読んでると、
この作者が仏教・キリスト教を、とてもよく学習されてるということが直ぐにわかる。

作者の名前は中村 光。信仰する宗教は不明となっており、
(そりゃ、そうだろな〜。)年令、性別も伏されている。
(絵のタッチから、おそらくは女性だと思うのだけれど・・)

そして当然のことながら、このコミック本は、
一部の仏教徒、キリスト教徒の間で、賛否両論、
諸説紛々の的となっているらしく、かなりの仏議、
いや、物議を醸し出しているようだ。
(それもまた、そうだろよ〜。

個人的には、何も目を釣り上げるほどのことは無いように思う。
いや、むしろ、現代の若い人達にとって、このコミックは、
ほんの少しでもブッダやキリスト、信仰、宗教というものに
感心を持つ切っ掛けとなる材料になるのかも知れない。
現に、全国で「ブッダとイエスのマンガありませんか?」と
書店に尋ねて来る若者達が急増しているのだ。

“聖☆おにいさん”は、毎月22日発売の
“モーニングスーパー増刊 モーニング・ツー”にて連載中。
「面白そうだ、見てみよう。」と思う方は、コミック本を買う前に一度立ち読みされてみるといいかも。

ただし・・

おのおの読後の感想は・・

僕は責任持てません。



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桜島と錦江湾と友の鯵

2008年05月21日 | 「他」の彩り
さて、娘のための動物園行きも終わり、「やれやれ・・」とホッとしていたところ、次の日曜の午後、今度はカミさんが「桜島か何処かへドライブがてらで行って、温泉にでも入りたい」と言ってきた。

カミさんは、今月に入ってから我が家の財政難を救うためにパートに通い始めた。
慣れない職場での仕事と緊張で、気分転換が必要なのだろう。

「温泉にでも・・」と言われて、「さも有りなん!苦労をかけてスマン、スマン!
温泉でもどこでも行きたい所に連れて行ってやる!」と素直にそう思った。
と言うのはウソで、カミさんが働き始め、ここのところ何となく肩身の狭い思いをしていた僕は、「桜島に連れて行ってやることで、少しは夫の威厳を保てるだろう」という、実に卑怯な、夫とは思えない浅ましい魂胆から、そう考えたのだった。

その日は快晴で、錦江湾(きんこうわん)を滑るフェリーの上で潮風を受けていると、もうそれだけで気分が良く、僕の全身にまとわりついていた日頃の憂さというものが、どんどんと風に飛ばされて行くように思えた。
(おっと、いけね!これはカミさんのための桜島行きなわけで、
自分の事など、どうでも良いのであった)







娘も気分爽快な様子で、「フェリーに乗せてくれて、ありがとう!」などと、
周りを気にせず大きな声で言って来たので恥ずかしかったのだけれど、
夫の威厳の方はともかくも、父親としての威厳の方はこれで保つことができたワケで、しめしめなのだ。





桜島に着いてからは、何せ急なことだったので、温泉に入る以外に
他に計画してたことが有ったワケでも無く、「さあ、どうしましょ?」と言う
ことになった。

取りあえず、港近くに有る物産館や、ドライブがてらで土産物店などを冷やかし程度に見て廻ったが、県外の人ならともかく、鹿児島の人間である自分らが見ても、特別興味を引くような物など有りませんわいな。

いや、一つだけ思わず「う~む・・」と唸ってしまった土産物が。
それは小さな袋に入れらた桜島の灰、一袋100円なるもの。
横には、こぶし大ほどの溶岩が置かれて有り、これもまた一個100円で売られていた・・。
ここは桜島なのだ。溶岩なんて普通に石ころのようにゴロゴロ転がってるし、
足下は灰だらけ。車が走るともうもうと舞い上がるほど。
それが商品として、ちゃっかりしっかり売られている・・。
商魂逞しいというか、なんと言うか。

そうこうしている内に、目的の温泉旅館に着いた。
ホントならここに一泊でもして、ゆっくりとくつろぐことができれば
いいのだろうけど、いろんな意味で今日のところはそんな余裕は無いし、
日帰り温泉で我慢我慢。

僕は温泉に入るよりも、周りの散策がしたかったので、
一人でその界隈を車で走ってみることにした。

すると、ちょっと走った所に“林芙美子文学碑”と書いてある看板が有ったので、
とりあえずそこに寄ってみることに。

文学碑と芙美子像、そして小さな土産物店が有るだけの所だったが、
そこからの展望は中々良かった。
だだっ広い駐車場の背後には、今活動を活発にしている南岳がでんとそびえている。











「もし今、噴煙を上げたら迫力有るだろな~」と思いながら、自販機で缶コーヒーを買い、ちょうど飲み終えた時だった。
何か異様な気配を南岳の方に感じ、振り向くと・・。

南岳の噴火だ!いつの間にかモクモクと噴煙を上げていた。

















桜島が、まるでこちらの思いに応えてくれたようなタイミングだったので、それはそれで嬉しかったのだけれど、形を変える噴煙をじっと見ていると、「迫力有るだろな~」なんてものじゃなく、オソロシさみたいな物を感じて腰が引けてしまった・・。

こわごわと写真を撮り終え、しばらくすると「今、温泉から上がった」という
カミさんから連絡があったので、すぐに迎えに行った。
(桜島が噴火している最中に、その足下で温泉に入っていたというのも、
今思うと、これもオソロシイ話だな~)

その後は展望台の有る場所まで足を運び、そこで一息つき、
時間も来たので、またフェリー乗り場まで。







帰りのフェリーで、うどんを食べ(この、うどんがまたウマイのだ)
しばらくまた海を眺め、潮風にあたっているうちに、潮の香りがそう思わせたのか、突如、俄然!魚の刺身が食べたくなってしまった!(単純でスミマセン・・)
「よし、今夜の晩飯のおかずは刺身で決まりだな」と勝手に決め、
フェリーを降りた後すぐに市場に寄り、鯵を買い求め家へ帰った。

このあと、皮肉なことが起きた!

さて、そろそろ鯵を刺身に捌こうかという時、友人から携帯に電話が。
何事ぞ?と思って出てみると、多少コーフン気味の声で、
「今、家にいるのか?いるんだったら、釣れたての鯵を持ってってやるぞ!」と言ってきた。
「ナヌ~??鯵だと~~!・・実はさっき買ってきたところだったんだよ~」
「それはやめて、こっちを食え!こっちの方が新鮮だから!!」

実はこの友人、生意気にも小さな船を持っていて、シーズンになると
仕事上でのお客様の接待を兼ねて、錦江湾のど真ん中当たりまで
魚釣りに出かける。
今日の釣果は、かなりのものだったと見え、お裾分けしてやろうと、
電話をして来てくれたのだった。

しばらくして持って来てくれた鯵は、確かに新鮮そのものだった!
色鮮やかで、買って来た物とは比べようもないほど。今の時期にしては型も大きい。
写真では白っぽく見えるけど、目玉の部分もまだきれいに澄んでいた。



少しでも新鮮なうちにと、早速刺身にして食卓へ。



今日の桜島の光景を思い浮かべながら、その桜島が鎮座する錦江湾の捕れたての新鮮な鯵の刺身をいただく!
いや~、ついつい晩酌も進み、日頃の憂さをすかっり忘れ気分転換できた、実に良い一日だった。

(あれ、確かカミさんのための休日だったよな?・・ま、いいか。)

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お疲れモードの動物園

2008年05月19日 | 「他」の彩り
先日、娘にしつこくせがまれ、またしても動物園に行くことに・・
またしてもと言うのは、動物園には毎年一回は行っているような気がするからだ。

まあそれでも、元気な動物達の姿が見ることができたらと、
それなりに期待して行ってみたのだけれど、
行った時期が悪かったのか、「動物達も五月病??」と言いたくなるほど、
皆なんだか疲れているような感じだった・・。

腹ばいになったまま、つまらなそうな表情の雌ライオン・・
(雄は檻の中で昼寝をしていた・・)


「おいらだって眠て~や・・」と言った感じで、
ゴロリと横になったチンパンジー・・


高みから、達観したような表情でこちらを見下ろすナントカザル・・


レッサーパンダも爆睡中・・


4頭共、やっぱりお疲れモードの・・これ、なんて言う名前だったっけ?


そんな中でも、キーキー、ギャーギャーまことにうるさいマイペースな日本ザル・・


ゾウさんは、これまたご機嫌斜めなのか、まったくこっちを向いてくれようとはせず・・


ペンギンだけは愛想よく、こっちへヨチヨチやって来た。




「ハイハイ、ちょっと前をごめんなさいよ。」


そうかと思いきや、ここには子どもに無理矢理抱かれ迷惑そうな表情をしたハムスター・・
(ん?抱いているのは、ウチの娘じゃね~か!)


誰にも抱いてもらえず、いじけた様子のウサギ・・


起きてはいるのだけれど、なんだか眠たそうな目をした白クマ・・


どうしたことか、桜島を見つめ、物思いにふけるキリン・・


細い首がなぜか悲し気に見えるダチョウ・・


シマ柄だけが取りえのように歩くシマウマ・・


そして、そして・・

どこから集まって来たのか、たくさんの人間・・


出口へ向かう人達の表情を見ていたら、
結局人間が一番疲れてるように思えたのでした。

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桜島どんの“篤姫”演出??

2008年04月12日 | 「他」の彩り
昨日、夕方。珍しく桜島が爆発。(桜島が爆発という表現は、桜島自体が粉々に砕け散ってしまうようで、おかしいのだけれど、地元ではなぜかそう言うのであります。)
買い物に出かけてた時だったので、デジカメが手元に無かったのだけれど、
それでも「おっ!」と思って携帯でパチリ。
後ろで、「あら、桜島が爆発してる!珍しいわね~!」と、主婦の方の感嘆の声も。

確かに僕らが子供だった頃に比べると、桜島がその噴煙を高々と上げることは本当に少なくなった。
(その代わり、大人になった自分がタバコの噴煙を上げまくり、女房子供に嫌われておりますけどね・・)
昔に比べると静かになった桜島。でも、この桜島が、実は今年になってから、
その活動が活発になっているのだとか。
(今月8日にも爆発、そしてなんと!今、外を見てみると、
またまた爆発しているぞ!)
まさか、篤姫ブームに合わせての、桜島どんの演出では無いのでしょうがねえ・・。

活発化しているのは、桜島の南岳東側斜面の昭和火口という部分。
2006年6月に、58年ぶりに活動を再開し、現在、気象台は噴火警戒レベルなるものを、
2から3に引き上げています。

とは言え、地元でもやはり珍しくなった桜島の噴火。
他県の方には尚更珍しかろうと思い、貼り付けました。
絵はがきなどで見る物とは違って、こうして建物越しに昇る噴煙の姿は
リアルで恐くも見えるのでは??



こんな光景を見て、
「我が胸の 燃ゆる思いに くらぶれば 煙はうすし 桜島山」
と詠んだのは、我らが薩摩の勤王の志士!と言いたいのだけれど、
実は、黒田藩(福岡)の平野国臣(ひらのくにおみ)と言うお方。
ちょっと調べたところによると、「・・勤王僧月照と西郷が薩摩湾で入水自殺をしたとき、国臣は波間より西郷をすくい上げ蘇生させた。大西郷がこのとき死んでおれば、明治維新は達成されただろうか、近代化の助っ人でもあった。・・」と有ります。

平野国臣についての詳しい事はここをクリック

う~む、そうであったのか。
僧月照と西郷さんが薩摩湾で入水自殺を図り、西郷さんだけは
なんとか息を吹き返したという話は有名だけれど、この平野国臣という人物については、
ちっとも知らなんだ・・。
地元の人間で有りながら、知らない事って意外と多いなあ。
篤姫様のことだって然り。

だからかな?
地元でも、皆しゃかりきになって、大河ドラマを見ておりますよ。

下は、南日本新聞(平成20年4月12日朝刊)に載っていた、
昨日の桜島の写真とその記事。



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眠いのだよ!

2006年12月04日 | 「他」の彩り
まだお昼だとういうのに、猛烈に眠い!
睡魔が体中にのしかかって来ております

3、4日に一度は熟睡できるのだが、
それ以外は相変わらず深夜に目が覚め、
そのままよく眠れない状態が続いている。
7、80歳のお年寄りでもここまで早起きの方は
いらっしゃらないだろう。
新聞配達員の方だって・・・。

そう言えば、以前
「眠くなった時に眠るのが、一番質のいい睡眠だ」と
いったようなコメントをもらったことが有ったっけ。
そうだよな。確かにそれが一番だ。
仕事の事はすこし忘れて、思いきってそうしてみようか??
いや、しかし・・・。
こんな時間に眠ってしまったら、
ますます夜に眠れなくなりそうな気もする。

あ!そうだ。
眠気覚ましに庭に出て、以前、印刷屋の奥さんから頂いた
例の花の苗の写真でも撮って来ようか?
(ちゃんと育てなければというプレッシャーのお陰(?)で
ぼちぼち花を咲かせてます

あ~、でもなあ・・・。
眠くて体が、今は動かねえや・・・。

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