kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

田植えに行って、ヨロコビ満ちて。

2007年06月13日 | 「山」の彩り
カミさんの実家、大口市山野へ田植えに行ってきた。

カミさんの妹一家と、そして今年はもう一人、親戚のHくんの
飛び入りも有り、おまけに小さな子供達も一緒になっての楽しい田植えだった。

それにしても、広い田んぼに苗を規律正しくどんどんと植えて行く、
あの4条植えの田植機“さなえ”ちゃんは本当に頼もしい。
田んぼで黙々と働くその姿は、まさに大和撫子そのもので
思わず、惚れてしまいそうになりましたよ。



“さなえ”ちゃんもさる事ながら、それを自由自在に操るカミさんの妹の
旦那さん、“M”さんもまた頼もしい。
ちゃんと事前に、苗の列をどう作って行くかを計算して
“さなえ”ちゃんを力強くぐんぐんと進めて行く。
大和撫子“さなえ”ちゃんに対し、日本男児“M”さんといった感じだ。

田植機も扱えず、力もない自分は何をしてたかと言うと、
田植機ではどうしても植えることが出来ない田んぼの端に
腰を曲げ曲げ、「イテテ・・」などとつぶやきながら、
ただ昼飯だけを楽しみに、だらだらと苗を手植えで植えていった。
大和撫子“さなえ”ちゃん、日本男児“M”さんに対し、
日本の恥“kaz”さんなのだ。



田植機“さなえ”ちゃんと“M”さんのお陰で、
田植えは思ったよりも早く終わり、kazさん念願の昼飯時がやって来た。
しかもなんとBQ!

ここでも“M”さんがテキパキと準備をし、みんなのために
旨そうな肉や魚を焼いてくれた。
自分はと言うと、缶ビール飲みながら「お~、旨そうだネ~~!」と
横で見てただけ・・。
やっぱり日本の恥“kaz”さん・・。

みんなで楽しく、食べては飲み、飲んでは食べたあと、
子供達は自転車乗りに夢中。
ウチの娘(小3)は、実は自転車には乗れなかったのだが、
姪の子や、大人のみんなが手取り足取り、ああでも無い、こうでも無いと
教えてくれているうちに、いつの間にやら乗れるようになってしまった。



田舎という処は、大人も子供も無く、田植えでも自転車乗りでも、
一緒になってやれる処なのだ。

大口市山野。ここへ来るたびに娘はたくましくなり、
そして自分は(いい意味で)フヌケになる。

あっ、ちゃっかりと、梅もちぎって帰りました。



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親父様の里

2007年03月06日 | 「山」の彩り
鹿児島県大口市の山深い里に、カミさんの父(以下“親父様”)は、数年前から一人で暮らしている・・。
そんな親父様のことが、カミさんはやはり気になるようだ・・。
先日も家族三人で、往復4時間の道のりを、車を走らせ会いに行った。


親父様の里は、冬の寒さの厳しいところで、春はゆっくりゆっくりやって来る。
この時期は、田んぼや畑に何も無く、ただ春の訪れをじっと待ち、北風の冷たさに耐えている。


けれども、それでも春は確実に、親父様のこの里にも近づいている・・。
畑の木陰で椎茸が原木にその姿を見せ、その後ろに流れる川には椿の花がぽっかり浮かんでた。






親父様は、自分が生れ育ったこの里を離れない。

今は亡き、妻と暮らした里から離れようとはしない・・。

そして今はまだ、それでいいのだと自分は思う。



今年もまた、この炭焼き小屋の煙突から、黙々と立ちのぼる煙りが見られることだろう。
そんなとき、行って手助けさせてもらい、そして一緒にこの里を愛でながら酒を呑む・・。
今の親父様のために、今の自分ができる事は、そんな事ぐらいのもの・・。
今はまだ・・それでいいと思うのだ。

炭焼き小屋の傍らで、遅咲きの梅の花が、風に吹かれて舞っていた。


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夢の散歩道

2006年10月15日 | 「山」の彩り
鹿児島県大口市にあるカミさんの実家へ行ってきた。
そこで、親戚のMくんに誘われ『ヒノキ展示林』という場所を、子供を連れて散歩してみることに。

現場まで車で10分、展示林の入口で車を停め、そこから往復300メートルほどの散歩道を歩く。たったそれだけの、わずかな距離の散歩なのだが一歩足を踏み入れると驚きの連続。

いきなりアケビが木の枝にブラン、ブラン。足もとには栗がコロン、コロン。

先へ進むほどにヒノキの爽やかな香りもして来て、脇には澄んだ川が流れている。マイナスイオンばりばりの空気!

巨大な一枚岩が丸く削れていて、ちょうどゴエモン風呂のような格好に。夏はこの中に入って冷水浴したら気持ちが良さそうな。

そして更に!
なんだか分かります?なんと、自生している霊芝(猿の腰かけ)!猿が座るには小さすぎるけど、リスぐらいなら充分座れそう。この界隈の方々は、この霊芝を乾燥させ服用しているのだそうで、あとで寄らせてもらった、案内役のMくんの実家の玄関先にも、乾燥霊芝が無造作に吊り下げられていた。

ここで写したものではないけれど、この近くにはこんなキノコも自生していて、地元の方は『これは自生しているシイタケ』と言って食べたりする。まあ、毒キノコではないのだろうが、はたしてこれが本当に天然のシイタケと言えるものなのかどうなのか??ここは一つシイタケ栽培のプロフェッショナルの方に、ご鑑定をいただきたい。

この他にも、高山植物が花を咲かせていたり水晶も見つけられたりと、わあわあ、きゃあきゃあ大人も子供も一緒になっての、それはそれは楽しい夢のような散歩道だった。
アケビは高い所にあったのであきらめたけれど、栗はご覧のようにシッカリ拾ってまいりました~!


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