kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

終えて始まる、新たな歩み。

2010年08月27日 | 「人」の彩り
先日25日、“世界遺産の道・サンティアゴ巡礼道800km”を出版されたグリさんの家に、スロベニアのモイツァさんとスザンナさんの二人の女性が泊まり掛けでやって来た。

モイツァさんはグリさんがサンティアゴ巡礼時に出会い、その旅の前半を共に過ごした仲間。スザンヌさんはそのお友達。



二人ともまだ25歳の美しい女性なのだが、この二人の年齢を足すと、
ちょうどこの間誕生日を迎えたばかりの僕の歳と同じで、
ちょいとばかり、軽くショック



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この二人が、グリさんのご自宅に来るまでの流れと、
当日グリさんの所で開かれた歓迎会での二人の様子や
楽しい会話などを書こうと思ったが、
そうなると、あれもこれも!と書きたい事がたくさん有り過ぎて、
どうにもうまく、まとめられそうに無い。

いや、もっと正直に言ならば、
これは外国人慣れしてない僕の、良い意味での
カルチャーショック状態のせいなのかも??

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それはそうと、グリさんのサンティアゴ巡礼は昨年5月の話。
800㎞を僅か50日間ほどで無事に歩き終え、
その物語は感謝と感動の内に終わったはずに見えた・・。

ところがどっこい、それは違った!

グリさんの中で、その旅は今も尚、続いているのだ!
モイツァとスザンナさんの二人がグリさんを訪れた事もその証。
また、近頃は鹿児島・関東方面を行ったり来たりと忙しい。
依頼が有ればサンティアゴ巡礼の体験をもとに講演も行っていて、
数日前には新聞の取材も来たのだとか・・。

もしかしたら、巡礼の道のりを歩き終えた者だけが歩むことができる、
また新たな道のりを進み初めているのかも知れない・・。
最近のグリさんを見ていると、それは何だか自然とわかる。

このごろのグリさんは、“その言動に一分の隙無し!”

オソロシク、そして深く優しき人なのだ。


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能有る鷹が見せた爪

2010年04月24日 | 「人」の彩り
さて今回も前回に引き続き、知人の創作活動のご紹介を。
ひょんな事から始まった創作家具作りが、
今では副業になってきたという方のお話。

世の中には不思議なヒトもいるもんだなあ、と思う。
能ある鷹は爪を隠すというけれど、
今日ご紹介するご主人は正にそんな感じのヒトだ。
以下は、以前にこのご主人の奥様から聞いた話。

「・・ある日、リビングにテーブルが欲しい、買いたいなあ、
と思って主人に相談したんです。そうしたら、それから数日後
突然私が思ってた通りのテーブルが、リビングにどんと置かれてあって!
びっくりして主人に、これどうしたの!?と聞いたら、『自分で作った』って
聞かされてそれでまたビックリ!!
ビックリしながらも、それならば!と、棚やその他の物もお願いしてみたら、
どんどん作ってくれちゃって。今はそれが友達などに広まって副業にまで
なっちゃいました。近頃は頼んでもいない、ウチの改築(?)までして
くれちゃって・・(笑)」



聞きながら僕も驚き、「ご主人は、どこでそんな技術を覚えたの?」と
奥さんに尋ねてみるも、「それが、私にもよくわからないんですよ〜。」との返事。
もしかするとご主人は、「フフフ!どうだ不思議だろ?俺のこと見直しただろう?
ま、当分の間は謎は明かさないよ。」と、奥さんが不思議に思うのを
楽しんでいるのかも知れない。



この話を聞いて、「うむ、そろそろ自分も長い間隠してきた爪を
カミさんに見せてやろうか!」と考えたが、もとより、自分には
そんな爪も能も無し・・。
隠している物はと言えば、カミさんにわからぬように、
時々こっそりと買う釣り道具と、そのレシート位の物・・。

このご主人が創作家具を紹介しているブログはここをクリック!
以下は、ご主人から以前にいただいたコメント。
「週末だけの手作り工房なので製作したものを置いて
販売することはしておりません。
こじんまりと問い合わせや紹介で受注をいただいたものを身近な材料を使い、
なるべく希望通りの形で製作しています。
「巧の技」とか、「高級天然木使用」の世界ではありませんが、
一品ずつ丁寧に作るように心掛けています。」



う〜む、その仕事ぶりは、あくまでもお客様本意!
その姿勢を、ちったあ僕も見習わなきゃ・・?


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仕事はさておき、本の紹介!

2010年04月06日 | 「人」の彩り
昨日、久しぶりにブログの更新を終えたので、
しばらくの間は仕事・その他のことに集中させてもらおうと
思っていたのだけれども・・
昨夜、就寝前に、ある一冊の本を読んだのがいけなかった。
感動さめやらぬ内に、簡単では有っても、
その感想は書いておかねばならない・・。

本のタイトルは“世界遺産の道 サンティアゴ巡礼道800km スペインひとり歩き”



著者は、以前にもこのブログにご登場いただいた、
“グリとグラさん”のグリさんの方。
(ちなみにグラさんは、いつもグリさんの足腰鍛練のために、
ウォークラリーなどを共にしていたパートナーで、この本の中にも
ご登場する。)

内容はと言うと、タイトル通り、サンティアゴ巡礼道800kmを
(以下、ご本人の言葉を借りて言えば・・)
『英語もフランス語も、ましてやスペイン語もろくに話せない、
シニア世代の主婦が長年の夢を叶えるために、ひとり歩きに挑んだ記録』を、
手記を元に豊富な写真も交えながら、飾らず気取らず小気味よく綴った物だ。

それでいて道中の、色んな方との出会いと別れ、そしてふれあいを通して、
読む側に時には感動を、また時には笑いを与えてくれる。
(所々に載せられてる、仲間と一緒に写ったご本人の笑顔がまたいい!)
読んでいて、いつの間にか自分も同行しているかのような気分に
させられてしまい、すべての道のりを予定の10日も早く
歩き終えた時には、思わず「フー!」とため息が漏れてしまった。

ご本人はカトリックの信者さんだが、この本のいい所は、
必要以上にその事に固執していないところ。
宗教に関係なく、シニア世代の主婦の方々にエールを贈る内容として
きっと誰もが読めるはずだ。いや、主婦に限らない。
僕のように、ちょっとお疲れモードのお父さん方にも
きっと何かやる気を起こさせてくれる本だと確信する。
(こうして、この本を紹介させてもらってるのも、その表れ?)



ところでこの本、
どう見ても、印刷製本された一冊の立派な本としか見えないと思うのだけれど、
実はこれ、ご本人がご主人の協力の元、自費出版の前準備のために
手作りで作ったというダミー本。(これにもビックリ!)
市内の本屋さんに置かれることになるのは、5月あたりの予定とか。
全編カラーで、およそ170ページ。
価格はできるだけお安くできるように只今検討中。
部数200部の予定のようだから、これは絶対早い者勝ち!

鹿児島県内外を問わず、お問合せ・購読ご希望の方は、
ぜひ、お気軽にコメントを。

“人は何かに救われながら生きている!”
そんなことを思わせてくれる一冊です。

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さてと、これでスッキリしたので、仕事にもどらねば・・

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ブログ断ち、解禁??

2009年06月29日 | 「人」の彩り
いや、べつに意図的にブログを断っていたワケではないのだけれど・・。
でも偶然、あることに気付いた。

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僕がブログをサボリ始めたちょうどその頃、以前記事中で紹介した
“グリとグラさん”のグリさんが、サンチャゴ巡礼(巡礼の道800キロを
1日平均30キロほどのペースで歩く!)という旅に出かれられた。
そしてつい先日、元気にその距離を、文字通り踏破!近々帰国する、との
連絡をご本人からいただいたのだけれど、
それがまたちょうど、「そろそろブログ、書かねばなあ!」と
そう思っていた矢先のことだったのだ。

つまり、結果的に見ると、グリさんのサンチャゴ巡礼の期間中、
ホントに勝手なコジツケだけど、その目的達成と旅の安全を願い、
僕は無意識の内に、ブログを断っていたことになるのではないか???
「ブログ、サボッてました~」と言うよりは、
「ブログ、あることのために断っていたのだよ。」と言った方が
周囲の人たちに対しては聞こえがいい。
だから、そういうことにしてしまおうと思うのだ。

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それはそうと、僕がブログをサボッていた間・・、あ、いや、断っていた間、
当然前回の“木に抱きつく女”の記事がずっとそのままだったワケで、
このご婦人に対しては、「いや~、長い間、木に抱きつかせたままでスマン、スマン!」と言った感じなのだけれど、実はこの木に抱きついた
ご婦人の正体は、“グリとグラさん”のグラさんのほうだったのである。
(随分前に、グラさんご本人から「私、ブログの中で木に抱きついたままで
いるんだけれど・・アハハ!」と言われたことが・・。

つまりこれも偶然とは言え、グラさんは長い間ブログの記事中で、
“相棒のグリさんのために木に抱きついたままでいてくれた!”ワケで、
そのことが、一種の“見えない力”となり、グリさんのハードな巡礼の道のりを
支えていたやも知れないなあなどと、
これまた僕は勝手にそう解釈させてもらっている。

けれども、グラさんに木に抱きついてもらってるのも
今日でおしまいにしようと思う。

このまま木に抱きついていたのでは、
やっと相棒のグリさんが帰って来られても、
“グリとグラ”の、あの名コンビでのウォーキングが、
いつまで経ってもできないだろうから・・。





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木に抱きつく女(ひと)

2009年04月16日 | 「人」の彩り
だいたい、木なんて物には、普通はよじ登るくらいのもので、
抱きついたりはしないものなのだ。
抱きついたりするのはセミくらいのものだ。

ところが、先日カミさんから“木に抱きつく女”の話を聞いた。

ある日、カミさんはひとりのご婦人と一緒に某所への道程をウオーキングで出かけた。

その途中、町中に立っていた大木に、人目もはばからず突然このご婦人は
セミのように、(そしてウレシソーに!)抱きついたというのだ。
カミさんが呆気にとられ見ていると、
「さあ!あなたも抱きつきなさい!こうやってこの木の“気”を、
エネルギーをもらうのよ!」と促してきた。

「エ~っ?」と内心思いながらも、仕方なく(?)カミさんも
同じように木に抱きついたようだが、人目が恥ずかしく“気”など
感じるどころではなかった・・。

この話を聞いて、「そのご婦人、なかなかやるなあ!」と思うと同時に、
ちょっと乱暴な言い方だけれど“吉本新喜劇”を見て、「何が可笑しいのかが、わからない。」というカミさんのような理詰めタイプの人間には、木の“気”を感じるなどは、まあ、おそらくはムズカシイことなのだろうなあとも思った。
(このご婦人が、“吉本新喜劇”を見てお笑いになるのかどうかは知りませんけど・・)

それにしても、大木に抱きつき、その“気”をいただこう!という発想と、
人目をはばからぬその行動力は素敵だなあ・・と思う。
以前、何かで知った、「ネイティブアメリカンのある部族は、
自然界におけるすべての物は、その命において分け隔てはないといった意味から、
例えば魚のことを“ヒレの人”、木のことは“木の人”と呼ぶ」という話を
思い出した・・。
このご婦人が抱きついたのも、ただの一本の大木ではなく、
堂々と命を育む“木の人”だったのだ。

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自宅裏で自営業を営む僕は、独りで仕事場に閉じこもっているのが常なので、
息抜きのために、すぐに外の空気に触れたくなる・・。
幸い仕事場の横は我が家の畑。
そこへ日に何度も足を運んでは、風に吹かれ、陽射しを浴びて、
大きく背伸びをしたりする。
もしかしたら、そうしながら気づかぬ内に、
眩しい緑の“菜の人”や、可憐に咲いた“花の人”たちから、
いつも心地よい“気”をもらっているのかも知れない。

あ、そう言えば“吉本新喜劇”、僕は結構笑えます。(笑)





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