kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

“お父さん犬”ハクとの散歩

2008年05月27日 | 「想」の彩り
暑いな~・・
気温は何度有るんだろ?
こんな暑い日に、行きたくないなあ・・
犬の散歩・・。

でも娘との約束、夕方一緒にハクの散歩に行こうと・・

行かなきゃなあ・・
だいぶ前からそう言って、昨日も約束破ったしな~
娘がブーブー言うのはコワイ・・。

それにしても、今まではそれほどでも無かったのに、
最近になって急に娘がハクを可愛がりだしたのは何故だろう?
某TVコマーシャルに出て来る、あの“お父さん犬”に似てるから?
そう言えば、この間近所の小学生がウチへ来て、
ハクに向かって、「お父さん!こんな所で何をしてるのですか?」
な~んて言ってたなあ・・。



まあどうでもいいけれど、暑さに弱い、半分紀州混じりのこのハクにとっちゃ、
夕方とは言え、こんな暑い日の散歩は有り難迷惑じゃないのかなあ?
木陰の涼しい場所にいてでさえ、ハアハア言ってるほどなのに・・。
娘が寝ている朝早く、ちゃんと運動させてるのだがなあ。

けれどもなあ・・“お父さん犬”ハクよ。
今日のところは娘の要望に、つきあっておくれ。
「たまにはちゃんと約束守ってくれるんだ!」と、
今日こそはこの“お父さん”も、娘にそう思わせたいから。

「今日はダメ!」
「今はムリ!」
物事は、そう言って何でも先送りしすぎると、
あとから余計ツラクなって、帰って来るもののようです・・。

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蒔かぬことには、始まらぬ。

2008年05月26日 | 「畑」の彩り
キュウリ、ナスビ、ピーマン、トマト、大根、水菜、スナップえんどう、
ゴーヤ、チシャ、オクラ、さつま芋・・。

重たい腰を持ち上げて、仕事の合間にやっと植えることができた野菜の数々。

鹿児島の気候を考えると、ややシーズン遅れの
苗植え、タネ蒔きになってしまったのだけれど、
まあ、なんとかどの苗類も元気に根付き、
タネ類もちゃんと芽を出してくれた。





蒔いたタネが芽を出して、やがて実を結んでくれるのは、もちろん嬉しいことだけれど、蒔いた覚えの無いタネがひょっこりと芽を出し、実を結んでくれることも有ったりして楽しい。
このカボチャの苗がそう。



自家製の生ゴミ堆肥を、他の野菜を作るために畑に施した際、
その生ゴミの中にカボチャのタネが入っていたらしく、しっかり芽を出してくれたのだ。
同じようにして、キューリやゴーヤなども芽を出してくれることも有り、
見つけた時には、そりゃもう得した気分。
これぞまさしく資源のムダなき循環活用!でしょ??

この他にもう一つ、蒔いた覚えは無いのに、芽を出してくれる物が有りまして・・。
それは庭や畑にはびこる雑草!
毎度のことながら、こちらは頂けませぬ・・。

さて、これらの野菜が上手く育ち、実を結んでくれるかどうかは、
僕の場合、あとは神様しだい。

根が不精なタチなので野菜作りに関しては必要以上に手をかけない。
農薬など調合して散布なんてするのも面倒だし、
追肥も、油かす・米のとぎ汁などを1、2回与えるくらいだ。
良く言えば“無農薬自然農法有機放任栽培”。
悪く言えば“怠慢手抜き無責任栽培”・・。

が、それでも神様はしっかりと実を結んで下さるから有難い。



“世の中”という畑も同じかも・・。
どんなに小さくても、まずは良いタネを蒔かぬことには始まらない。

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桜島と錦江湾と友の鯵

2008年05月21日 | 「他」の彩り
さて、娘のための動物園行きも終わり、「やれやれ・・」とホッとしていたところ、次の日曜の午後、今度はカミさんが「桜島か何処かへドライブがてらで行って、温泉にでも入りたい」と言ってきた。

カミさんは、今月に入ってから我が家の財政難を救うためにパートに通い始めた。
慣れない職場での仕事と緊張で、気分転換が必要なのだろう。

「温泉にでも・・」と言われて、「さも有りなん!苦労をかけてスマン、スマン!
温泉でもどこでも行きたい所に連れて行ってやる!」と素直にそう思った。
と言うのはウソで、カミさんが働き始め、ここのところ何となく肩身の狭い思いをしていた僕は、「桜島に連れて行ってやることで、少しは夫の威厳を保てるだろう」という、実に卑怯な、夫とは思えない浅ましい魂胆から、そう考えたのだった。

その日は快晴で、錦江湾(きんこうわん)を滑るフェリーの上で潮風を受けていると、もうそれだけで気分が良く、僕の全身にまとわりついていた日頃の憂さというものが、どんどんと風に飛ばされて行くように思えた。
(おっと、いけね!これはカミさんのための桜島行きなわけで、
自分の事など、どうでも良いのであった)







娘も気分爽快な様子で、「フェリーに乗せてくれて、ありがとう!」などと、
周りを気にせず大きな声で言って来たので恥ずかしかったのだけれど、
夫の威厳の方はともかくも、父親としての威厳の方はこれで保つことができたワケで、しめしめなのだ。





桜島に着いてからは、何せ急なことだったので、温泉に入る以外に
他に計画してたことが有ったワケでも無く、「さあ、どうしましょ?」と言う
ことになった。

取りあえず、港近くに有る物産館や、ドライブがてらで土産物店などを冷やかし程度に見て廻ったが、県外の人ならともかく、鹿児島の人間である自分らが見ても、特別興味を引くような物など有りませんわいな。

いや、一つだけ思わず「う~む・・」と唸ってしまった土産物が。
それは小さな袋に入れらた桜島の灰、一袋100円なるもの。
横には、こぶし大ほどの溶岩が置かれて有り、これもまた一個100円で売られていた・・。
ここは桜島なのだ。溶岩なんて普通に石ころのようにゴロゴロ転がってるし、
足下は灰だらけ。車が走るともうもうと舞い上がるほど。
それが商品として、ちゃっかりしっかり売られている・・。
商魂逞しいというか、なんと言うか。

そうこうしている内に、目的の温泉旅館に着いた。
ホントならここに一泊でもして、ゆっくりとくつろぐことができれば
いいのだろうけど、いろんな意味で今日のところはそんな余裕は無いし、
日帰り温泉で我慢我慢。

僕は温泉に入るよりも、周りの散策がしたかったので、
一人でその界隈を車で走ってみることにした。

すると、ちょっと走った所に“林芙美子文学碑”と書いてある看板が有ったので、
とりあえずそこに寄ってみることに。

文学碑と芙美子像、そして小さな土産物店が有るだけの所だったが、
そこからの展望は中々良かった。
だだっ広い駐車場の背後には、今活動を活発にしている南岳がでんとそびえている。











「もし今、噴煙を上げたら迫力有るだろな~」と思いながら、自販機で缶コーヒーを買い、ちょうど飲み終えた時だった。
何か異様な気配を南岳の方に感じ、振り向くと・・。

南岳の噴火だ!いつの間にかモクモクと噴煙を上げていた。

















桜島が、まるでこちらの思いに応えてくれたようなタイミングだったので、それはそれで嬉しかったのだけれど、形を変える噴煙をじっと見ていると、「迫力有るだろな~」なんてものじゃなく、オソロシさみたいな物を感じて腰が引けてしまった・・。

こわごわと写真を撮り終え、しばらくすると「今、温泉から上がった」という
カミさんから連絡があったので、すぐに迎えに行った。
(桜島が噴火している最中に、その足下で温泉に入っていたというのも、
今思うと、これもオソロシイ話だな~)

その後は展望台の有る場所まで足を運び、そこで一息つき、
時間も来たので、またフェリー乗り場まで。







帰りのフェリーで、うどんを食べ(この、うどんがまたウマイのだ)
しばらくまた海を眺め、潮風にあたっているうちに、潮の香りがそう思わせたのか、突如、俄然!魚の刺身が食べたくなってしまった!(単純でスミマセン・・)
「よし、今夜の晩飯のおかずは刺身で決まりだな」と勝手に決め、
フェリーを降りた後すぐに市場に寄り、鯵を買い求め家へ帰った。

このあと、皮肉なことが起きた!

さて、そろそろ鯵を刺身に捌こうかという時、友人から携帯に電話が。
何事ぞ?と思って出てみると、多少コーフン気味の声で、
「今、家にいるのか?いるんだったら、釣れたての鯵を持ってってやるぞ!」と言ってきた。
「ナヌ~??鯵だと~~!・・実はさっき買ってきたところだったんだよ~」
「それはやめて、こっちを食え!こっちの方が新鮮だから!!」

実はこの友人、生意気にも小さな船を持っていて、シーズンになると
仕事上でのお客様の接待を兼ねて、錦江湾のど真ん中当たりまで
魚釣りに出かける。
今日の釣果は、かなりのものだったと見え、お裾分けしてやろうと、
電話をして来てくれたのだった。

しばらくして持って来てくれた鯵は、確かに新鮮そのものだった!
色鮮やかで、買って来た物とは比べようもないほど。今の時期にしては型も大きい。
写真では白っぽく見えるけど、目玉の部分もまだきれいに澄んでいた。



少しでも新鮮なうちにと、早速刺身にして食卓へ。



今日の桜島の光景を思い浮かべながら、その桜島が鎮座する錦江湾の捕れたての新鮮な鯵の刺身をいただく!
いや~、ついつい晩酌も進み、日頃の憂さをすかっり忘れ気分転換できた、実に良い一日だった。

(あれ、確かカミさんのための休日だったよな?・・ま、いいか。)

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お疲れモードの動物園

2008年05月19日 | 「他」の彩り
先日、娘にしつこくせがまれ、またしても動物園に行くことに・・
またしてもと言うのは、動物園には毎年一回は行っているような気がするからだ。

まあそれでも、元気な動物達の姿が見ることができたらと、
それなりに期待して行ってみたのだけれど、
行った時期が悪かったのか、「動物達も五月病??」と言いたくなるほど、
皆なんだか疲れているような感じだった・・。

腹ばいになったまま、つまらなそうな表情の雌ライオン・・
(雄は檻の中で昼寝をしていた・・)


「おいらだって眠て~や・・」と言った感じで、
ゴロリと横になったチンパンジー・・


高みから、達観したような表情でこちらを見下ろすナントカザル・・


レッサーパンダも爆睡中・・


4頭共、やっぱりお疲れモードの・・これ、なんて言う名前だったっけ?


そんな中でも、キーキー、ギャーギャーまことにうるさいマイペースな日本ザル・・


ゾウさんは、これまたご機嫌斜めなのか、まったくこっちを向いてくれようとはせず・・


ペンギンだけは愛想よく、こっちへヨチヨチやって来た。




「ハイハイ、ちょっと前をごめんなさいよ。」


そうかと思いきや、ここには子どもに無理矢理抱かれ迷惑そうな表情をしたハムスター・・
(ん?抱いているのは、ウチの娘じゃね~か!)


誰にも抱いてもらえず、いじけた様子のウサギ・・


起きてはいるのだけれど、なんだか眠たそうな目をした白クマ・・


どうしたことか、桜島を見つめ、物思いにふけるキリン・・


細い首がなぜか悲し気に見えるダチョウ・・


シマ柄だけが取りえのように歩くシマウマ・・


そして、そして・・

どこから集まって来たのか、たくさんの人間・・


出口へ向かう人達の表情を見ていたら、
結局人間が一番疲れてるように思えたのでした。

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息吹きの“風”

2008年05月05日 | 「想」の彩り
泊まり掛けでカミさんの実家、大口市へ。

近頃、何かとバタバタとしている自分なので、
カミさんの父親(以下、おやじ様)に会ったのは久しぶりのこと。
相変わらずのご様子のおやじ様を見て少しほっとした。

相変わらずなのは、おやじ様だけではなく、
周りの山々も相変わらずだった。



近くを流れる川も・・。



大きな椎木(しいのき)の姿も。



何もかも相変わらずの景色の中で、一つだけ変って見えた風景が・・
隣に住む親戚の方が今年も高く上げた鯉のぼりの泳ぐ姿だ。



風の無い時には、ダラリと尾びれを垂らしているが、
ざわざわと風がそよぎ始め、ひとたび力を得ると、本当にそのまま空を泳いで行ってしまいそうな勢いでバタバタとはためき出し、そしてまた風が止むとピタリと動きを止めていた・・。

「あ~、自分の暮らしぶりもこれと同じだなあ。
今はゆとりも何も無いけれど、待って耐えれば、
きっとまた追い風が吹いて来る・・。」

鯉のぼりと一緒に風に吹かれながら、
神様が営んで下さっている、“相変わらず”の有難い景色の中で、
自分に言い聞かせるように、ふと、そんなことを思った・・。




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