kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

“年中さんVS中年おじさん”!バトル開始、第1ラウンド!

2012年05月08日 | 想いの彩

Y幼稚園でのお絵かき教室、“年中さん対中年おじさん”のバトルがついに今日始まった。

試合会場は、マリア様の御像が静かに審判を務める、リズム室という広い教室。

制限時間50分、年中さん29人を相手にする楽しいタタカイだ!。

こちらが用意した今日の作戦は、とりあえず皆の今のチカラを見せてもらうためのもの。

パレットの使い方・筆の持ち方・チューブ絵具の出し方などから始めて、実技へという誘導作戦。

 

その前に、ちょっとばかり29人の可愛い敵への、意地悪な質問を。

「みんなの前に、絵の具セットがあります。でも、これだけでは絵は描けません。

さて、何が足りないかな~?」

すると、元気な子たちが「ハイ!紙がないと描けません!」

「お水がないと描けません!」の答え。

「うん、そうだね!正解です。でも、まだ他にも用意しなくちゃならない物があります。

さて、なんだろ?」

さすがに、みんながシ~ンとなったところで、

「それはね、静かな気持ち、明るい気持ち、優しい気持ちなどです。

イライラしてたり、イヤだな~とか、くら~い気持ちでいると絵を描いてても楽しくありません。」

これは、まず初めに、僕なりに年中さん達に言っておきたかった言葉だったのだけれど、

それは、僕の検討外れな思いだったのだな・・ということが、実はあとから判明。

テキは、こちらが思っていた以上に恐るべし・・だ!

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実技の方では、水と絵の具の調合、混ぜ具合で色の濃淡が変わることや、

青と黄色、赤と黄色など色を混ぜると他の色に変わることの面白さ、

でも、あんまりたくさんの色を混ぜると、どんどん黒くなっちゃうよ!などを、

用意された画用紙に好きなように目一杯試してもらった。

それらの事が上手くできてる子もいれば、「あれ~?あれ~??」と悩んでいる子もいたり・・。

けれども、上手くできる子も、できない子も、みんな実に楽しそう!

中には、こちらが言ってること以上のことをやってる子もいたりして・・。

“絵を描くことは楽しいことなんだよ。”という事を、わかってもらうことが大事とばかり

僕は思っていたけれど、小さな子供たちは、そんなことはダレにも教えてもらわなくても、

ちゃんとわかってることだったんだな・・。

「イライラしてたり、イヤだな~とか、くら~い気持ちでいると絵を描いてても楽しくありません。」

・・そんな子は、はなっから居なかったんだと気づかされ・・

「まいりました!」と、ココロの中で29人の年中さん達に脱帽!

 

お稽古のために、同じ時間、同じ要領で自由に使った画用紙なのに、

終わってから見ると、みんなそれぞれ違いが有って・・。

これはこれで、もはやアート。

 

「思ってたより、みんな結構やりましたね~!」は、今日のお絵かき教室を見守り、

お手伝いしてくれた主任の先生のお言葉。

「ええ、やられちゃいましたよ~!」の思いで、こちらは、ただ頷くのみ・・。

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片付けも終わり、年中さんたちは遊び時間に・・。

僕も先生たちに挨拶をすませ、靴を履き帰ろうとしてたら、

何人かの子供たちが駆け寄って来て、何かを差し出して来た。

「ハイ!これ、幼稚園のハッパ!」

「ハイ!これは幼稚園の石!」

「何かさ、フクロみたいなものに入れて、持って帰ってよ!」

顔を見ると、さっきまで一緒だった年中さんたちの顔。

「えっ?もらっちゃっていいの?ありがと~!!」と、受け取ったものの、

それを入れるフクロなんて無く・・。

そんな様子を見ていた一人の先生が、笑いながら「あの、これをどうぞ。」と

一枚の小さな緑色の紙を差し出してくれた。

「これに包まれたら・・。」

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 今、中2になる僕の娘も、ここの卒園生・・。今さらながら、

「ホントにいい幼稚園に、あいつは通わせてもらえてたんだな」と、

改めてそんな事も思わされ・・。

 

“年中さんVS中年おじさん”の第1ラウンドは、

なんだかテキ側の色んな攻撃を受け、ややこちら側の敗色ムードの感あり?。

 

「けれどもな、2ラウンド目は、そうはさせね~ぜ!」と、

中年おじさんは年中さんたちに向かって、

焼酎片手に次回のためへの反省と作戦を

早くも只今、練っているところなのだ。

 

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幸せの絵手紙

2012年05月02日 | 想いの彩

先日我が家に送られて来た1枚の絵手紙。

 

 

 

気取り無く書かれたその絵手紙の文面を見ながら、

「ああ、そうだな。そんなふうに毎日を過ごせたら、それこそ幸せというものかもな。」と、秘かに納得。

幸せを撒こうでは無く、撒き散らそう!というところが、なんだかいい。

 

あ~、でも・・

もっかのところ、僕には周囲に撒き散らすほどの

幸せの持ち合わせは無く・・。

それどころか、もしダレかがばら撒いた幸せとういうものが、

そのへんの道端にでも落ちているのだとしたら、

人目はばからず地べたに這ってでも見つけ出してみたいもの(苦笑)。

 

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周囲に撒き散らすほどの幸せは持っちゃいない僕だけど、

そう言えば、ささやかな実りを願って、少し前に畑にインゲン豆のタネを

撒き散らしておいたのを思い出し 「どれどれ??」と畑を覘いてみた。

 

いつの間に出たのか、かわいい芽がぽこぽこと!

 嬉しくなり、なんだか小さな幸せを一つ見つけた気分!

 

 

「撒き散らす幸せをね、一つひとつ自分で見つけていくことが大事なんだよ。」

頂いた絵手紙のホントの意味は・・もしかすると、そういうことなのかも知れないな・・。

 

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