kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

花の恩返し

2006年09月28日 | 「花」の彩り

この間の台風13号接近の際に、ウチの木が一本、斜めに倒れてしまった。
倒れた木を見てうっとうしく思えたので「エ~イ、このままもう切り倒してしまおうか!」とつぶやいたら、娘(小2)が「あの木に咲く花、気にいってるのに・・・、わたしの気持ちはどうでもいいのね!」と恋愛ドラマのヒロインのような妙な抗議をしてきた。

年に一度咲くこの花を、娘はちゃんと観賞していて「きれい!」と感じていたことを始めて知って、それが嬉しくも有り、また微笑ましくも思えた。
そして、娘の“恋愛ドラマ口まね抗議”に「冗談、冗談!あの木に咲く花は父ちゃんも気に入ってるんだから」とあわてて答え、倒れたその木をすぐに起してやった。

この木は4年ほど前に道路脇に自生していた、60センチほどの苗木を抜いて持ち帰ったもので、まわりには大きな同じ木が、たくさんのきれいな花を咲かせていた。
持ち帰った苗木も今では3メートルほどに育った。

その木が昨日、見事な花を咲かせた!
まるで娘に対して“感謝”しているかのように見える。
「娘さん、ひどいお父さんから私を守ってくれて、ありがとう。私、いつまでも貴方のために咲き続けるわ!」とでも言っているのかも知れない。

早速、娘に教えてやった。
「わあ~!お花さん、ありがとう!私のために咲いてくれたのね~!」と無邪気に子供らしく喜んでくれるかと思いきや、
「あ、ホントだ。きれいだね」と意外とクールな答えで、やや拍子抜け。
子供の心理はわからんわい。

ところでこの花、なんと言う花かご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さいませんか?庭先などに植えてる方も多いようで、よく見かけることは有りますが、名前はわからないままで・・・。

おもしろ“かかし”が勢揃い!

2006年09月24日 | 「秋」の彩り
♪山田の中の一本足のかかし~♪
という歌が有るけれど、今日ご紹介するのは、その名も山田町という町の“かかし祭り”!
稲作農家の多いこの町がこの時期、毎年行っているもので、町内の色んな方々が作ったユニークな“かかし”20体ほどが県道沿いにズラッと立っていて、道行く人達やドライバーの方々の目を楽しませてくれています。独断と偏見でその中からいくつかをピックアップ。

(今回、写真撮影が夕方遅くなったことと、空が突然曇って来たために画像が暗くなってしまいました。お許しを・・・)
まずは今年のオリンピックで見事に金メダルを獲得した荒川静香選手ですね~。このかかしの荒川静香選手が獲得した賞(山田町が各かかしに授ける賞)は“今年も豊作で賞”でした

おつぎはこれ。チャングムとミン・ジョンホ・・・らしいです。

うちの娘にウケたのがこれ。娘と同じ小学2年生達の作!

中には、こんな見事な出来栄のものも有りました。一瞬、本物のおっさんが立っているんじゃないかと思ったほど。

これもユニーク!例の亀田選手ですけど、顔をヒョットコにしたところがいいですね。

ほかにも、こんなのや

やはり地元鹿児島の英雄ということで出て来たのか?西郷どんでごわす。

さて、ここで再度登場するのが荒川静香選手!そして「荒川静香と言えばイナバウア!」と皆お思いのハズ!それを見事に表現したのが、このかかし!!

すごい!すごすぎる!!この鋭角的なイナバウアぶりもすごいけど、“かかし”の概念を見事にくつ返してくれているところがニクイ!
こうなると、横からも見てみたいと思って撮ったのが次の写真!

ハハハ!やっぱりスゴすぎる!!“かかし”の概念をくつ返してはいるけれど、カラスやスズメもこれにはビックリするのでは??かかしの役目は充分果たせそう。
こちらの“荒川静香かかし”の賞の名は、どういう意味だか“さざんか賞”。個人的には1等賞をあげたい作品です。
ラストは今回のこの“かかし祭り”で大賞を取った作品。

地元の小学3年生の皆で作ったかかし。撮影していたら、近くで遊んでいた女の子達が寄って来て「これ、私たちが作ったの。こんな賞、もらっちゃってビックリしちゃった」と嬉しそうに話してくれました。
山田のかかし祭り、1年後の次回がまた楽しみです。

日記@BlogRanking

自給自足!とは言うものの・・・

2006年09月22日 | 「畑」の彩り
プロフィール欄に家庭菜園が趣味と書いたけれど、それほどマジメにやってるわけではなく・・・
ウチの畑の場合、野菜が青々と繁っている期間より草が繁っている期間の方が遥かに長い。
仕事にかまけて、ついつい播種時期を逃してしまったりするからだ。
ま、怠慢なんですね~。

この時期も冬・春の収穫に向けて、野菜づくりの忙しい(そして大事な)時期なのだけれど、まだ何にもやってないもんね~(すっかり、ひらきなおり!)。
種まきする前に雑草を処理しないとならないというのがウザイ!
きちんと日頃、畑の管理をしていれば、こんな事にはならなかったのに!(こんどは反省)

けれどもまあ、少し気を取り直してほんのちょっと草取りをして、この辺ではもう遅すぎるかもと思いながら種をまいてみました。
下の種、なんの種だかわかります?今からの時季、みんなが鍋料理の材料としてよく使う野菜の種です。
そう!白菜の種。
こんな小さな種が2ヶ月ほどもすると3~4キロの立派な結球白菜になるんですね~!
野菜がミネラル豊富で体にいいはずだ。

なんとか芽は出てくれました5日ほど経った状態でまだまだ小さいです。苗を買って来て植えれば早いのだろうけど、種まきから収穫までを自分でやるのが野菜づくりの醍醐味だと思っているので、できるだけ苗には頼るまいと。こだわりですね、自分の。


こだわりと言えば、もう一つ有ります。
それは絶対に農薬・化学肥料は用いないという事!鶏糞、牛糞、油かす、堆肥などの有機肥料での野菜づくりにこだわっています。そして、どんなに虫が発生しても農薬は一切使いません!
あまりにも虫がたくさんついた野菜はあきらる事にして、そのまま放置。なのでウチの畑、モンシロチョウやてんとう虫の姿が見られます

せっかく自分で野菜を作りながら、その野菜にまた自分で農薬をかけてでは“農薬ドレッシングサラダ”みたいなもので勿体無い。
無農薬、有機栽培でシロウトが見てくれのいい、きれいで立派な野菜を作るのは難しいけれど、収穫する喜びと味だけは自慢してもいいんじゃないかと。

けどまあ、自給自足とは言うものの、畑での野菜づくりはやっぱりそれなりに大変です。
むしろベランダなどでプランターでの野菜づくりの方が簡単のように思います。大きなプランターやスチロール箱が有れば白菜だって作れます。その白菜を使った鍋料理はまた格別かも

日記@BlogRanking

台風のおきみやげ

2006年09月18日 | 「秋」の彩り

台風一過。
幸いウチは小さな木が一本とピーマンの苗が斜に倒れただけで、大した被害は無かったけれど、やはりあちこちで(それもお年寄りを中心に)被害に合われた方がいたようだ。

昨日の“敬老の日のお祝い”なるものも、あの後結局「中止」の知らせが来た。
そりゃそうだよな。そうなる事はわかっていたような気もする。
会長さんはなぜ、その判断が最初にできなかったのか。
連絡が二転三転してとまどうばかりだった。

風の影響はあまり無かったけれど、3時間ほどの停電にはまいった・・・
退屈なので焼酎を飲む^_^;カミさんはごろ寝状態。
娘だけは窓辺で一生懸命お絵書き。

夕方近くになると段々暗くなってきて、
「こういう時はローソクの灯がいいものだぞ~!」と言いながら、仏壇からローソク立てごと借りてきてテーブルの真ん中に灯してみるが感じがでない。
小学2年の娘、それを見て「しぶいね・・・」と一言。
お父さんはおまえのその発言の方がよっぽど“しぶい”と思うけどなあ

停電状態は尚も続き、おまけに唯一のココロの支え、“タバコ”を切らせてしまった!
風はもうだいぶ静まり、外はまだ少し明るかったので、娘を誘って散歩がてら自販機にタバコを買いに。
時々ド-っと吹いてくる風に娘は大喜び。風の心地よさと強さ。そして怖さを肌で感じるいいチャンスと思って誘ったのだけれど、残念ながら怖さの方は感じなかったようで、ド-っという風が吹いて来るたびに娘は体を大の字にして、風を全身で受け止めようとしていた。
「父ちゃん!今もう少しで空を飛べそうだったよ!」
「ああ、そうかい。アンタだったらホントに飛べるかもね」

自販機に着いた。
コインを入れる。
ボタンを押す・・・

タバコが出てこない!
「なんで出てこないの?」と娘に言われ、やっと事態が飲み込めた自分いわく「あったり前だ~~~!停電中じゃ~~~ん!!!」
そうなのだ・・・自販機とういうモノもデンキで動いていたのだ。
この愚かな父親は、酔った頭のせいか、そんな事も忘れ娘の手を引き、この自販機の前まで歩いて来たのだ。
娘がそんな父親に追い討ちをかけるようにまた一言。
「タバコ買いじゃなくて、ただの散歩になっちゃったね
「・・・・・帰ろう」そう言ってまた娘の手を引きとぼとぼ歩き出す。

帰り道、行く途中に気付いていた“栗”を5個拾った。
栗のイガは無防備に触ると、かなり強烈にチクリ!とくる。
娘はイガのないものをポケットに、自分はイガ栗を慎重に手にぶら下げて帰った。

持ち帰った栗を見て、カミさん大喜び。
早速鍋に栗とさつま芋1本を入れて1時間ほどじっくり煮た。
食べてみると、素朴な甘さと独特の食感が口に広がった。
カミさんと娘は栗をほおばりながら「今度どこか栗拾いに行こう!」と言っている。

今日のこの思い掛けない秋の味覚との出会いは、
停電にも関わらずのこのこ自販機にタバコを買いに行ったこの父親が見つけた台風13号の“おきみやげ”だという事をこの二人はわかってくれているのだろうか???

日記@BlogRanking

台風がもうそこに!

2006年09月17日 | 「想」の彩り
台風がもうそこまで迫っている。
この界隈は高台なので、水害の心配はないのだけれど、風は猛烈な勢いであたる!
木造2階建ての我が家は2階で寝ていると、家がしなったりするのがわかる。
今もかなりの風雨が有るのだけど、にも関わらずこの地区のお年寄りのために
“敬老の日のお祝い”というのをやるのだそうな。てっきり中止になると思っていたのに、今朝、係の方から電話が有って「予定通り行うそうです・・・」と、なんだか申し訳なさそうにそう言われた。何でも地区の会長がおっしゃるには「弁当その他、いろんなものを頼んでしまっているから中止にはできない」のだとか。
うちの娘はその席でお年寄りのみんなに作文を書いて発表することになっていたので、どうしても行かなければならないのだけれど、お年寄りたちはこの風雨の中、来られるのだろうか?
中止にならずに一番困惑しているのはお年寄りの皆さんだろう。弁当どころじゃない。もし事故でもおきたら・・・。
状況をよく見据えて適格な判断を下すことができる人間て、なかなかいそうで、いないものなんだな・・・。