スイ―トアリッサム
学名Lobularia maritima(L)Desv・
科名/属名:アブラナ科 ニワナズナ属
和名:ニワナズナ 別名:アリッサム アリッスム
原産地:地中海沿岸地域 花色:白 ピンク 紫など 草丈:10~20㎝

スイ―トアリッサムは地中海沿岸地域原産のアブラナ科 ニワナズナ属の多年草です。
スイ―トアリッサムとして流通するのはニワナズナの和名を持つ
ロブラリア・マルティス(Lobulara maritima)です。
ロブラリア・マルティスは地中海沿岸地域の他ビスケー湾岸地域
カナリア諸島などのマカロネシアに分布しており日当りの良い海岸の
砂浜や砂丘などでごく一般的に見られる植物です。

アリッサムの名前で呼ばれる事がありますがこれはスイ―トアッサムが
以前ミヤマナズナ属(Alyssum)に分類されていた為です。
現在はミヤマナズナ属から分離したニワナズナ属(Lobularia)に
分類されており正確な学名での呼び名は「ロブラリア」と言う事になります。
ただし一般的にはかっての属名が定着している為「アリッサム」というと
多くの場合は本種と言う事になります。
※ミヤマナズナ属の植物もアリッサムの名前で流通しています。
英名はアリッサムで花に甘い香りがある事に由来します。

本来は多年草ですが高温多湿の環境に弱い性質で日本では夏に
枯れてしまう事が多いため一般的には秋に種を蒔き春に花を楽しむ
秋蒔き一年草として扱われます。 スイ―トアッサムの花期は3~6月
※夏を越した場合には秋にも花を咲かせます。

花期になると茎の頂部に花序を出し小さな花を多数咲かせます。
花は直径5mm程度の4弁花で雄蕊は6個雌蕊は1個花色は白 ピンク 紫など
葉は長さ1・5∼2・4cm 幅1・5∼6・5mmの披針形~倒披針形で す。
茎はよく分枝させながら草丈10~20㎝程度に成長します。
株は地を這うように茂ります。
耐寒性はありますが強い霜に当たらない場所が望ましいです。
耐夏性は低く暖地では夏 の間に枯れてしまう事が多いですが
こぼれ種でよく生えます。
霜や雪に注意すれば良く花を咲かせ良く増えて手のかからない植物です。

花柄摘み
切り戻した花が終わったら花茎は切り取ってください。
花後に花姿が乱れた場合は草丈の3分の一程度の高さで切り戻します。
脇芽が伸びて再び花を咲かせます。
ガーデニングの図鑑より
2023.1.9 家の花
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