喪中はがき。

今日勤めから帰ってポストを覗いたら、喪中はがきが一枚ありました。私が市役所の市民税課に異動になった時に、右も左も何もわからない私を指導してくださった先輩が今年の五月に亡くなったことを知らせるものでした。当時の職場は職制的にかっちりしたピラミッド型で、係長以下、チーフ、ベテラン、中堅それに新人とで構成されていました。市民税の職場では四月に異動してくると、六月の課税に向けて目の回るような忙しいところです。一日、机の前に座って確定申告書を見ていても少しも事務処理がはかどりません。現在のようにオンラインではないので、期日に電算にデータを入力しないと大変なことになります。そんな中、先輩は息抜きに外へ「調査」といって連れ出してくれました。確定申告の書類の処理も取ってもらってよく助けてもらいました。約十年間市民税課にいましたが、いまは懐かしい思い出です。先輩のご冥福をお祈りします。