東京ではもう桜が満開だとか。今日の読売紙の編集手帳には、京都の桜守で16代目の佐野藤右衛門さんの話として、桜の開花を三分咲きとか五分咲きというのは人間が勝手にきめたことで、木には一本ごとに開花の時期が異なるので数値化するのは無理があるという。佐野さんはその代わりに「ほころびかけてきた」とか「笑いかけてるな」などと表現されている。至極もっともなことだと思います。辞書に「花笑み」という言葉があることや、「山笑う」ということも聞きます。 さまざまの事おもひ出す桜かな (芭蕉)桜前線は列島を北へ北へと北上していきます。
今日は気温も二十度近くまで上昇、もうすっかり春をとおり越して初夏の感じです。国政では、さしもの堅固な要塞を築いた「安倍城」が森友の蟻の一穴から落城も視野に入る雰囲気となってきました。要するにおぼっちやまの安倍総理とその夫人が、籠池前理事長の手玉にとられ体よく国有財産を八億円も値引きして売ってしまったのです。相手が一枚も二枚も上でした。「国破れて山河在り」ということになりました。今日は六甲連山が青く見えます。春は秋の澄んだ景色ではなく、少し霞がかった感じです。おしまいに「分け入っても 分け入らなくても 青い山」山頭火ふうでした。
3月になり暖かい日が続いています。北海道は低気圧のために大雪で大変ですが。「お母さん」(妻)が元気だった頃は毎年良く咲いていた水仙ですが、最近はすっかり咲かなくなってしまいました。それで近くの園芸店で日本水仙の球根を買ってきて鉢植えにしていたところ、今日やっと開花しました。水仙もとても良い香りがしています。「お母さん」へ少しだけ肩の荷が降りたような気がします。良い香りでしょ、「お母さん」。