日本から南へ三千キロ、レイテ島の近くにこの小さな島はあります。ここで大戦末期に日本とアメリカが狂気ともいうべき悲惨な戦いを繰り広げました。アメリカの海兵隊にも多数の死傷者を出させましたが、日本軍も将兵一万のうち、生存者は三十四名という結果でした。最近、NHKでこの戦いの記録フィルムが放送されたのでご覧になった方も多いと思います。圧倒的なアメリカの武器、弾薬と補給もなく毎日多数の死傷者を出す日本。戦闘意欲をもう無くしているのが明らかなのに容赦なく殺戮するアメリカ兵たち。本当に狂気としかいいようがありません。中国、南方、沖縄、そして広島や長崎など、国内でも原爆や空襲で日本は約三百十万の尊い犠牲者を出し戦争に負けました。戦後六十九年、この平和は多くの犠牲者の命と引き換えに享受されました。私の叔父も戦死しています。もう二度とこのような悲惨な戦争はお断りします。
今日、雪月花さんのブログで地蔵菩薩さまを拝見しました。私も小さな観音さまを持っています。ほぼ毎月、父母や祖父母のお墓参りに行く寺町の仏具屋さんで頂いた観音さまです。身長は約7、5センチメートルです。優しいお顔をされています。合掌されており、かすかに微笑みを浮かべておられるように見えます。誰がいつ造られたのかも分かりません。大切にしています。