あともう少しで立春を迎えますが、今は一年のうちで一番寒い時期です。寒稽古、寒鯉、寒さらしなど寒の付く言葉がいろいろありますが、子供のころ、夜の八時ぐらいでしょうか、よく寒行といって、我が家が檀家となっているお寺からうちわ太鼓をでんでんと打ちながら廻ってこられたものです。坊さんを先頭に十数人で玄関の前でお題目を唱えられるのですが、白い装束と音の大きさに子供心になぜか怖かったことを覚えています。今はもうまったく廻ってこなくなりましたが、今頃の寒い夜にはふっとそんなことを思い出します。
いまどきの若い人にこんな話をしても理解してもらえないのですが、私が子供の頃、町にはたまご屋さんがありました。つまり扱っている商品はにわとりのたまごです。昼間でも煌々と電気がついていて、たまごを売っているのです。白いのや肌色のこい、赤玉とかいってたような気がします。家庭で使うたまごも買いに行きましたし、母は何より病気のお見舞いにとたまごをよく持って行ってました。もみ殻を箱に詰めて、たまごが割れないようにして包装しお見舞いと書いた熨斗紙をつけて、です。烏骨鶏のたまごならいざ知らず、今日この頃、普通のたまごなど恐らくお見舞いに持っていく人などは無いでしょう。なつかしいです。
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今日、すぴかさんのブログで古田織部展の記事を拝見しました。武将でありながら利休の弟子でもあり、茶人としても有名です。私は茶の湯は先生について習ったことはありませんが興味はあります。時たま一般に公開されているお茶会にちょっと参加させていただくぐらいです。ところで、古田織部といえばへうげものです。すぴかさんもご存知かも知れませんが、コミックのへうげものを!
もう日付も変わりますが、5日は仕事始めでした。去年の暮れから土日の関係で年始も含め9日間もお休みがありました。昔は出勤しても挨拶をかわすだけで来庁する人もあまりなく、上司の指示で2,3時間で帰ってましたが、オイルショックを境にそんなこともなくなり、5時半まで通常通りの勤務となりました。当時は5時までだったと思います。私はもう定年で再任用も終わり、いまはアルバイトなので1時すぎには勤務も終了。これからまた1年間頑張ります。皆様どうか今年もよろしくお願いいたします。