桜もほぼ満開の時期をすぎましたが、平安末期から鎌倉時代の歌人で西行法師という人がいます。西行はかって北面の武士でしたが、何らかの理由(諸説あり)で出家し、各地を放浪し多数の歌を詠んだことで知られています。なかでも「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月の頃」という歌がありますが、如月は旧暦で二月ですので、その頃に桜が咲いていたのかとの説もありますが、当時の気候は今と違って気温も少し高めだったらしく、歌にある「花」というのは桜であると考えてよいのが通説になっています。そして西行は本当にこの歌のとおり、二月十六日に亡くなりました。言行一致の人だったのですね。
最新の画像[もっと見る]
- 2024-06-17 13:02:35 5ヶ月前
- エラブ百合。 6ヶ月前
- 春が来ました。 9ヶ月前
- 大覚寺の姫だるま。 10ヶ月前
- 冬支度。 12ヶ月前
- アマビエさま 2023-05-04 2年前
- エラブ百合が咲きました。 3年前
- 咲きました、アマリリス。 3年前
- アマリリスのつぼみ。 4年前
- 水仙が咲きました。 4年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます