北の隠れ家

 総本家「ホームページ風又長屋」・本家「風又長屋」の別館もございますのでご訪問を。 SINCE 2008.12.19

リターン サマー

2009年07月31日 10時51分55秒 | ブログ

 

昨日は 久々30度前後になる 夏が戻ってきたなり

青空に 白い入道雲がニョキニョキと これが 夏の空である

珍しく 一日この好天が続いた いつもなら崩れだすのが

日が少しずつ 短くなってきている

 

夏祭りも 昨日から始まった 昨夜は「納涼花火大会」

暑い好天に恵まれ 夜空に4千発の大輪の花が咲いた

 

 

7本の鉄砲百合の  最後の花が開花した

7本といっても 色は紅白・ピンク(赤紫)・白・黄色の四つであるが

一番背丈が有るのが 紅白 次がこの黄の鉄砲百合である

 

昨年 秋に植えたものばかりであるが

こんなにまで  大きくなる百合だとは思っても見なかった

 

 

これは 蝶なのであろうか  いまいち  よくわからないのだが

交尾の感じを受けるのだが 雨戸を開ける音にも ビクとも動かない

熱中しているのであろうか 大きいのが雄で 小さいのが雌であろうか

外壁に じっとへばりついたままである

来月いっぱいまでの 期限限定の仕事先である

室温 昨日はなんと35度 熱中症になる恐れあり プールに入たい


梅雨をツユとも知らず

2009年07月30日 09時00分34秒 | 花&庭

第91回 夏の甲子園も 今日でほぼ出場校が決まる

今年は 地元の高校が出場するので  また一段と楽しみ

しかし 今年は居間にTVがない

息子に取られてしまった ラジオで聞くことにするなり

甲子園を ラジオで聞くのは 初めてかも

向日葵も 連日の雨で こんな姿になっている

向日葵は 燦々と照りつける 太陽がもっとも似合う

少し 可愛そうな気がする 今年の向日葵である

しかも これ一本しか 咲いていない

最近ふたたび 花が咲きだした 露草

梅雨の時期に 咲くから 露草という名前なのか

そんなことは ツユとも知らない 吾なり


カルピスの味   「 最終幕 」     HP「kazemata劇場 第2幕」より

2009年07月29日 16時59分10秒 | 小説

そうこうしているうちに 月日の流れは早く 修行期間は半年を残すのみ

三郎と彼女は 次第に 喫茶店で逢っても お互いの目をみつめるだけ

会話は 次第に少なくなっていった

目で会話していたようなものであった 別れの日が近づいてきていた

 

 

12月の或る夜 いつものように 彼女の家を訪れた三郎

そこで目にした光景は なんともいえないものであった

彼女が泣きじゃくっていたのである その前には母親が厳しい顔を

三郎は 母親から告げられた あなたがこの地にとどまるのならば

一緒にさせてあげましょう  でも 北の大地に帰るのならば 一緒には出来ないと

母親は いまさら 見知らぬ土地で 暮らしていく気はなかったのである

彼女は 母一人娘一人 板挟みになって どうしようもなかったのであった

 

 

突然  雪降る中 素足のまま 外へ飛び出した彼女

三郎は あとを夢中で追った 彼女は雪の中 泣き崩れていたのだった

三郎は 彼女の名前を呼ぶのみしか 抱きしめるしか方法がなかった

どう 母親を説得しても とうとう受け入れてくれなかった

一年したら 迎えに来ると 言い残して北の大地に戻って行った三郎であった

半年後 彼女は東京のいとこの会社へ行ってしまった

想い出多き 弘前におれなかったのだという

一年後 母親を問い詰めても とうとう連絡先は教えてくれなかった

彼女は 三郎が北の大地に帰って行った時に すでに決心していたと云う

一緒には なれないと  そんなことを露知らず 三郎は懸命に仕事に精をだしていたのだった  一年後 迎えに行ったつもりが 逆に傷心を抱いて 北の大地に戻って行った三郎であった

 

それから 数十年 風の便りに 彼女は東京で結婚し 息子が小学3年のときに  息子を置いて 

離婚したそうな  そんな噂が耳にはいってきた三郎

甘ずっぱくも ほろ苦い三郎の 「カルピスの味」であった


カルピスの味   「 第三幕 」     HP「kazemata劇場 第2幕」より

2009年07月27日 16時37分51秒 | 小説

三郎が 弘前にきて2度目の夏がやってきた

支店経験も 早や1年半を 経過していた やるだけのことはやりつくした想いをしていた三郎であった

これは どんな原材料から出来ているのだろう ふと そんな素朴な疑問が彼の心に芽生えた

原材料もわからぬ状態で 自分は販売していたのかと 改めてそのことを思い知らされ 冷汗が流れるのを覚えた

即、機会を見つけて 社長に現場の仕事任務につかせて欲しい旨の直訴をした三郎であった

たまたま現場に欠員が生じた 彼の要望は運が良い時期であった

初めて 現場を経験し なあるほど これはこういう原材料で こういう手順で 完成していたことを 知った

彼は 現場の物を創造する喜びに のめり込んでいったのだった

その時代は まだ現在のような ベルトコンベアーで品物が出来あがっていくような 時代ではなかった いわゆる 手職技術の頃であった

ここで 三郎はこういう技術は「年期」というものが 必要であるということを身をもって 実感した

営業は営業なりに  製造現場は製造現場なりの 「年期」がいかに大事なものであることかを

つづく


カルピスの味   「 第二幕 」     HP「kazemata劇場 第2幕」より

2009年07月26日 11時15分45秒 | 小説

三郎は仕事にもようやく慣れ 余裕が出てきた

そんな夏の或る日 ふと 簿記の勉強をしたくなった彼だった

夜間の簿記学校へ  入学手続きをすませ  その初日であった

 

或る若い娘が  たまたま三郎の席の隣に腰掛けたのが きっかけであった

「すみません 筆記道具をうっかり忘れてきたのですが 鉛筆を貸してくださいますか」

「はい、遠慮なくお使いください」

これが 二人が巡り合った瞬間の会話であった

 

それから 学校ではいつも一緒の席に座るようになった二人だった

夏の 「ねぷた祭り」も浴衣で 出かけた二人

すごい人出の中 離れ離れになりそうに感じた三郎は

おもわず 彼女の手を握った 自然であった

彼女は 別になんとも感じていないのか それから手を握り合ったままであった

 

彼女の家は  母子家庭で 弘前の奥座敷 「大鰐温泉」にあった

弘前からは  電車で15分くらいであったろうか

気がつくと 学校のある夜は かならず 送っていくようになっていた彼であった

最終便の電車で  弘前の下宿先に戻るのが 日課となっていた

 

学校を仕事の都合で休むと  彼女は下宿先にその日の授業の内容を

教えにくるようになっていた  下宿のおばさんは そんな二人をあたたかく 

見守っていてくれた 

つづく


カルピスの味   「 第一幕 」     HP「kazemata劇場 第2幕」より

2009年07月25日 11時21分43秒 | 小説

 タヌ太郎さんと、ワニ五郎さんが夏休みを採ったようで それで しばらく 或る物語を

「 カルピスの味 」

北の大地から 津軽の海を渡って青森は 弘前の地に降り立った若者がいた

ときは春 或る家業の修行のため 三郎はこの地にやってきた

三年の修行期間であった なんでも石の上にも三年とか

そんなこんなで 三郎は学生生活を終え 初の社会人として生きはじめた

 

一年目は 無我夢中で 過ぎ去ってしまった

最初は営業から そのうち 或る支店を任されるようになった三郎であった

なんだかんだ売上を伸ばせねばと 四苦八苦 試行錯誤の日々が過ぎた

客の身になって どうしたら 足を止めさせることが出来るかと

まずは その基本的なことから 始めた三郎であった

 

或る日 本社の社長に呼び出しを受けた

金一封が 渡された  売上が倍増したのが理由であった

ちょうど その頃 社内報の発行問題が生まれ 

初代編集長に 抜擢された三郎であった

支社が 市内に8社もあった会社である

休日は各支店の取材で チャリンコで駆け巡った三郎であった

なかなか原稿が集まらない 三郎はその記事の穴を埋めるため

自分で 原稿をつづった 深夜遅くまで 下宿のちゃぶ台で

つづく               


冷夏?

2009年07月24日 11時16分37秒 | ブログ

眠むタイヤニャン

ワニ五郎さん この光景は 北の大地では見られないでしょうなぁ

へぇ そうでんな~ それにしても面白い写真でやんすねぇ(爆)

車が動き出したら どうなるんでしょうねぇ(笑)

フンギャ~ の猫の一声でやんしょうね

タヌ太郎さん 北の大地じゃこんなに夏空が少ない夏も珍しいんじゃないですかい 農作物は大丈夫でやんしょうかねぇ

そうですなぁ もしかすると今年は冷夏かもですな

明日から 子供たちが夏休みに入るというのにこんなに涼しいんじゃ 海にも行けねぇんじゃないですかい

短い北の大地の夏 せめて子供たちにはガングロになってほしいものですなぁ 昔は皮膚がボロボロむけたもんですがなぁ

なんだかんだ 来月のお盆くらいまでが 北の大地の夏でやんすからねぇ あっという間に過ぎ去っていく夏でござんすから

お盆が終わると すぐ秋風が忍び寄ってまいりますからねぇ


皆既日食

2009年07月22日 12時41分20秒 | ブログ

ワニ五郎さん 内地では今日の皆既日食が相当見られたようですなぁ

北の大地は厚い雲に覆われて惜しくも 見ることかなわずでやんしたね

わたしが見た 皆既日食は小学生のころでしたかなぁ 

タヌ太郎さん それじゃもう半世紀前のことじゃないですか

鹿児島県での皆既日食ですが けっこうリングになるまで時間が

左様でござんすね 丸1時間もかかっておりやすねぇ

ワニ五郎さん おいら達も見たかってでございますなぁ

へぇ あっしも内心楽しみにして 待っていたんでやんすがねぇ

本当に 良い機会を逃しましたですねぇ


「長屋」消滅

2009年07月21日 22時30分34秒 | ブログ

タヌ太郎さん、大家さんが隠居しなさったようでござんよ

そうですか。「長屋」も時代の流れには押し流されたってことでございますな。薄々は気付いておりましたが、とうとう決心なされましたか

「長屋」も、とうとうマンション化しないとやっていけなくなっちまったんでござんすな?大家さんも、もうお歳でござんすからねぇ。

昨日の大家さん、なにか寂しいお顔をなさっていたが、それが原因だったんでございますね

これからは、お年寄りの皆さんと一緒にパークゴルフでも楽しむかだなんて、おっしゃってやしたからねぇ。

なんだかんだ、「長屋」が姿を消すのが寂しいんでございましょうよ。「長屋」を、愛していなすったからねぇ~。

これからは、庭仕事やパークゴルフに精を出すと云ってやしたぜ。まぁ、大家さんのこったぁ、すぐまた元気に戻りやすよ(笑)。

そうそう、人間万事塞翁が馬でございますからな。「長屋」が無くなって、これが福を呼ぶかもわかりませんからなぁ。

まぁ、これも或る意味で大家さんの宿命でござんしょう。でも、福となりゃ良いんですがねぇ~。今度、大家さんちで、いっぱい飲みやすかぁ~(笑)。


甲子園各地区大会始まる

2009年07月20日 19時25分54秒 | ブログ

高校野球の甲子園地区大会が全国各地で行われている

北の大地の北大会は昨日は雨で順延となった

地元三校は順調に初戦を突破

今年の北の大地の南北地区大会は

大番狂わせの様相なり

全国制覇した 南大会の駒大付属苫小牧が

なんと 初戦敗退

北大会での 3年連続甲子園出場の

駒大付属岩見沢校が これまた初戦で姿を消す

波瀾万丈の 今年の夏の各地区大会なり 


どしゃ降り

2009年07月18日 21時50分50秒 | ブログ

「 猫ジャンプ 」

「タヌ太郎さん、今日の昼過ぎの夕立ちみたいなどしゃ降りは、すごかったでやんすねぇ~

「そうそう、雷もなっておりましたですなぁ。

「ようやくヒマワリの花が開花したってぇのに、パチリ出来なくて残念がっていやしたですね、大家さんが(笑)。

「まさか、あの午前中の天気からどしゃ降りの天気に一転するとは、思わなかったということですねぇ。

「けっこう長くどしゃ降りが続いておりやしたねぇ。小降りになったのは1時間半後でやんしたよ。

「その後も、また、激しく降りだしてきましたり、そう思っていたら小降りになったりで、昨日大家さんが2時間半かけて、庭の雑草抜きをしておいて良かったでございますよ(笑)。

「腰の痛みも、どうにか今朝のパークで逆療法ってぇやつで、治ったようでやんすしねぇ(笑)。

「大家さん、この隠れ家と本家の長屋を、なんとか見やすく読みやすくしようと、いろいろ試みておるようでございますね。

出来るだけ短文化したいと思っているらしいでやんすが、これがまた、けっこう難しいときたもんだ(笑)。せめて、文字サイズなり、太字など試行錯誤しているようでやんすね(笑)。

ふふ、努力したって、中身が面白くねぇんだからどうしようもありませんよ(爆)。肝心の元を面白くさせなきゃ~(笑)

「 さぁ、どこからでもかかってきやがれ! 」


軒下工事

2009年07月17日 11時02分27秒 | ブログ

「タヌ太郎さん、今日は朝から良い天気にめぐまれましたざんすねぇ

「そうですな、朝からこんな青空を見るのは久しぶりでございますな。

「今日は、軒下の工事をしていやすねぇ。」

「あ~、なんでも冬に屋根の雪が凍ってしまって、軒下までシバレるのが原因で、捲れ上がってしまっていたそうですな。

「それで、その補修工事をしておられるんで。」

「たまたま大家さんの甥っ子が大工の仕事をしなすってるんで、頼んでやってもらっておる最中ですよ。

「じゃ、けっこう安くしてもらえるんじゃねぇですかい(笑)

まぁ、大家さんはそれを狙っているらしいですなぁ(爆)。

「甥っ子さんというと、かみさんの姉さんの息子さんで?」

「そうでございますよ。ですから、産まれた頃から知っていて可愛がってやった子でございますよ(笑)

「ですから、さっきから、叔父さん叔父さんって、大家さんのとこを呼んでいるんでやんすね(笑)


天然クーラー

2009年07月16日 11時33分22秒 | ブログ

「ワニ五郎さん、どうやら雨も上がり、かすかにお日さまが照ってきたようでござんすね

「天気予報が当たったようでございますね。これだと大家さん、昼からまたパークへ出かけること間違いなさそうですな

「なんでも昨日は、内地では今年最高の気温を記録したそうですな。35度を突破したところもけっこう有ったそうでございますなぁ

こちらは天然クーラーの効き過ぎで、風邪をひくかと心配しているというのに

「でも、今朝の新聞に載っておりやしたが、暑い日の運動はし過ぎないほうが宜しいとか

「大家さん、少し頑張りすぎるところがありますからのう。普段の倍もプレイしてくる日が出てきましたから、油断は出来ませんですなぁ

「昨日はとうとう写真ネタがなくて、開店休業しちまいやしたが、良い写真ネタが有るのを思い出しましたんでこれからは、これでどうにか開店休業を避けることが出来そうでやんすねぇ(笑)

「そうなんでございますよ。あたしとしたことがこの写真のことをすっかり忘れておりましたので助かりましたですよ

「これからは開店休業の日の更新はしないことにしたそうでござんすね?」

「はい、そういうことに致しましたでございますよ(笑)


今日は晴れ、明日は雨

2009年07月14日 18時32分14秒 | ブログ

「今日はようやく、夏の空がまた戻ってまいりましたなぁ~、ワニ五郎さん。今朝は昨日の分までパークをやってきたそうでございますよ、大家さん

「タヌ太郎さん、今年の夏はちとおかしいんじゃねぇですかい?

「そうですなぁ、この前はストーブを焚こうかと思ったくらい寒かったですしのう。実際、ストーブを焚かれた家もあったそうらしいですよ

「今日はまぁまぁ、青空でやんしたが、明日からはまた雨の天気予報が出ているようですぜ。

「安定した夏のすっきりした青空が続きませんなぁ~

「大家さんも、隠れ家をなんとか見やすく、読みやすくしたいとアチコチと試みているようでやんすねぇ~。」

「まぁ、大家さんがそれだけ暇だってことですかな(笑)


昨日晴れ、今日雨のち曇り

2009年07月13日 12時09分47秒 | 花&庭

「タヌ太郎さん、この花はなにか良い香りがしやすぜ。

「そうでございましょう、この花はミントという名前でしてね、いろんな種類のミントがあるのでございますが、これは葉の様子から見て、アップルミント・ペパーミント・スペアミントのどれかでございましょう(笑)。」

北見で有名なハッカも、このミント系のものから出来ているそうでやんすね?」

「おや、ワニ五郎さん、なかなかの物知りで。はい、そうなんでございますよ( ̄∇ ̄ノノ"パチパチパチ!!

「これは昨年秋に植えておいた鉄砲百合でございますね。

「もう、明日か明後日にゃ咲くような気配でやんすねぇ。色づいてきていやすぜ。」

「そうですな、まもなく咲きそうでございますのう。

「これが今の「雀のお宿」の様子でございますよ。

「金網が以前より少し、上がっておりやすねぇ、タヌ太郎さん。

「はい、大家さんが雀さんの出入りをもっとしやすくと、広げたのでございますよ。ポッポさんが中の食事をついばむかもと随分心配していたようでございますが、とまるところが金網で無くなっておりますので、大丈夫だったようで、ポッポさんはすっかり姿を見せなくなったようでございますよ

「でも、雀さんも昨年のようにはまだ、到来しておりやせんなぁ~。金網をはずしてやりてぇのは山々なんでしょうが、そうするとポッポさんが降り立ってめぃりやすから、大家さんも御苦労なさっておられるようで(笑)。